
ガールズバーの従業員だった女性にGPSを持たせて、売春をさせた疑いで男女2人が逮捕されました。
GPSで立ち位置を監視し、立っている場所が悪いと、それを理由に暴行を繰り返したとされています。
位置情報を常に監視することで、精神的支配も行う非道なやり方と言えるでしょう。
本記事では、GPSで監視をされるリスクや、違法になるケースなどに焦点をあてて解説していきます。
目次 [ 閉じる ]

勤務するガールズバーの従業員だった20代女性に売春させたとして、警視庁保安課は15日までに、売春防止法違反(管理売春)の疑いで、住所不定の店長鈴木麻央耶容疑者(39)と従業員田野和彩容疑者(21)=東京都世田谷区=の男女2人を逮捕した。同課によると、衛星利用測位システム(GPS)を持たせて位置を監視し、客待ちさせたという。
(中略)
女性は約3カ月間ほぼ毎日、計約400人を相手に売春させられていたとみられる。約600万円を得たが全て鈴木容疑者に送金していたという。鈴木容疑者は生活費として女性に3千円を渡し、支払いのレシートを提出させるなどしていた。
引用元:東京新聞|GPS監視で管理売春疑い逮捕 被害者「人間として扱われず」(2025/10/15)

GPSの使用そのものに違法性はありませんが、使い方や目的によっては違法になる可能性があります。
違法になる場合と、抵触する恐れがある罪状についてくわしく解説していきます。
無断でGPSを取り付ける・位置情報を取得する行為は違法とされます。
相手との関係性が友人、恋人、配偶者であっても、本人の同意がなければ違法になります。
ただし、相手の明確な同意を得ており、位置情報を取得する目的が高齢者の見守りや、子どもの安全確保である場合は、GPSを使用する正当な理由とされます。
ストーカー規制法は、無断でGPSを仕掛け、相手の行動監視をするというような行為を規制対象としています。
ストーカー行為をはたらいた場合は、一年以下の懲役または100万円以下の罰金、禁止命令に違反した場合は2年以下の懲役または200万円以下の罰金が科されます。
特定の人物に対する妬み嫉みといった感情に基づいて行われる迷惑行為を指します。
迷惑防止条例もストーカー規制法と同様で、無断でのGPS設置・それによって位置情報を取得する行為を規制します。
ただし、迷惑防止条例違反による罰則は、各自治体によって異なります。
例えばGPSを車に取り付けられた場合、その車が被害者の所有物であれば器物損壊罪が成立する可能性があります。
GPSを仕掛けるために相手の所有物に穴を開けたり、固定したりといった行為が該当します。
ただし、器物損壊罪は損壊の故意がある場合に成立する犯罪で、故意がないケースは罪に問われません。
GPSを仕掛けるために、住居に侵入することはもちろん、ガレージや駐車場に立ち入ったりした場合も、住居侵入罪・建造物侵入罪の対象となります。
これらの罪が成立した場合は、3年以下の懲役または10万円以下の罰金が科せられます。

GPSを持たせて監視し、売春を強要したことは決して許されません。
しかし、従業員の労務管理をGPSで行うこと自体は、実は違法でない場合があります。
本章では、GPSでの監視が合法になるケースについて解説します。
社員には職務専念義務があり、この義務を果たさせることを目的として、会社が社員の位置を把握することは違法になりません。
そのため、業務時間内にGPSを使用して位置情報を取得することは、合法とされる可能性が高いです。
しかし、業務時間外にまで位置情報を取得したり、社員に無断でGPSを取り付けた場合は違法となります。
業務命令としてGPSの取り付けを義務化するには、会社の業務を目的とするものでなくてはなりません。
位置情報を取得することが可能になる正当な理由としては、以下のようなものがあげられます。
もちろん、社員に対する嫌がらせ、いじめ、ハラスメントを目的とする場合は違法になります。

GPSによる監視は、位置情報を取得されるだけでなく、精神的な拘束にもなり得ます。
「ずっと見られている」「どこにいても見つけられてしまう」というような恐怖心がどこまでもつきまとい、あなたの自由を脅かします。
誰かに相談しようにも、相手にバレてしまうのが恐ろしくて、一歩を踏み出せないこともあります。
しかし、無断でGPSを取り付けたり、ハラスメント目的での位置情報取得は違法とされます。
監視される恐ろしさから解放されるために、根本解決を目指しましょう。
探偵であれば、GPSによる監視の事実から、副次的な被害など、証拠を集めることが可能です。
当探偵事務所は24時間365日、お問合せフォーム・電話・メール・LINEにてご相談をお待ちしております。
※docomo・au・softbankなどの携帯電話アドレスはドメイン指定設定により毎月10件以上の「送信エラー」が起こっているため、 フリーメール(GmailやYahoo!mail)の利用をおすすめします。しばらく経っても返信が来ない方はお電話にてご確認くださいませ。

監修者・執筆者 / 山内
1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。 得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。 監修者・執筆者一覧へ
Ranking
不安の正体は「異常」ではなく、情報不足による思考の暴走です。
反論よりも「事実整理」が誤解を止めます。
騒音は感覚ではなく、記録で判断します。
不安は「違法か合法か」を知ることで減らせます。
感情と事実を分けないと、問題は長引きます。
証明は「感覚」ではなく「積み重ね」です。
心理を知らずに対処すると逆効果になります。
単独犯と決めつけると見誤ります。
「監視か不安か」を切り分けることが第一歩です。
状況に合わない対処は危険です。
まずは「本当に侵害されているか」を確認します。
iPhoneは「症状の見極め」が重要です。
思い込みと事実を分けることが第一歩です。
原因は一つとは限りません。
知らないと見逃します。
感情対応より「削除と証拠」が優先です。
放置せず、記録と相談が回復の第一歩です。
初動対応で被害の広がりは変わります。
調べられること・調べられないことがあります。
技術を知ることが最大の防御になります。
被害相談で多く見られる傾向や背景を整理し、「なぜ起きたのか」を考える視点を解説。
職場や日常で問題になりやすいハラスメントの種類と特徴を一覧で整理。
いじめの類型を整理し、状況に応じた相談先の考え方をまとめています。
無自覚に起こりやすい言葉のハラスメントを具体例で整理。
職場以外で起こりやすいハラスメントの特徴や考え方を解説。
Copyright(C) ストーカー・嫌がらせ対策専門窓口. All Rights Reserved.
(C) ストーカー・嫌がらせ対策専門窓口