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公開日: 2024/10/16
探偵コラム
 公開日: 2024/10/16

急増中「触らない痴漢」とは?|探偵目線で解説

Category: 探偵コラム Tag:
この記事の読了目安時間は約 2 分です。

「痴漢」と聞くと、電車内で直接身体に触れる犯罪をイメージする方が多いかもしれません。

しかし、最近では「触らない痴漢」という新たな手口が急増しています。

首筋に息を吹きかけたり、髪のにおいを嗅ぐ、他にも席が空いているのにあえて隣に座ってくる(トナラ―)など、直接的に触れない行為によって女性に不快感や恐怖を与えるこの行為は、SNS上でも多くの被害報告があり、問題となっています。

探偵として、こうした「触らない痴漢」にどう対応すべきか、また被害者にどのように力を貸せるのかを解説します。

この記事のみどころ!
  • 触らない痴漢について解説
  • 被害者が苦しむこと
  • 探偵による痴漢対策アドバイス

当該ニュースの概要


■毎朝同じ男が至近距離に

関東地方に住む20代の女性会社員は毎朝、同じ時間、同じ車両に乗車する電車内で触らない痴漢の被害に遭った。至近距離から首筋に吹きかけてくる生温かい吐息。相手はいつも同じ男で、必要以上に背後に接近してきた。

「直接、身体を触れられていないが、すごく気持ち悪い」

女性会社員は数日続いた身の毛もよだつような不快な思いに耐え切れず、最寄り駅の鉄道警察隊に被害を訴えた。だが、返ってきたのは同情の言葉ではなく、「勘違いじゃないか」の一言だった。触られていないことを理由に詳細な取り調べもなかった。

両親の反応も同じだった。「あなたに隙があるからじゃないのか」「気にしすぎ」。誰も理解してくれないことに女性会社員は混乱しつつも、普段通り電車通勤を続けたが、痴漢行為はエスカレートするばかりだった。

「ものすごく不快だけど、誰も私の言うことを理解してくれない。男は悪いことをしていないということなのか。逃げることは正しいことなのか。我慢しなければならないのか」

数カ月間、毎日のように「触らない痴漢」被害に遭い、悩み続けた女性は過呼吸とパニック障害を発症した。もう電車に乗れなくなった。会社は休職し、入院する事態となった。

■大学生の35%が被害

「Z世代」に特化したクイックリサーチサービス「サークルアップ」が2月、大学生の男女約200人を対象に実施した調査によると、女性の3人に1人に相当する35%が「触らない痴漢」被害に遭ったと回答した。

具体的な非接触被害はさまざまだ。「(電車内などで)真横に来てにおいを嗅がれた」のほか、空いている席があるのにわざわざ隣に座ってくる「トナラー」、米アップル社の通信機能「AirDrop(エアドロップ)」を悪用し、わいせつ画像や動画を送りつける「エアドロップ(エアドロ)痴漢」といった具合だ。

「触らない痴漢」急増 陰湿行為重ねられパニック障害発症も…高い犯罪可能性、難しい立証|産経新聞  https://www.sankei.com/article/20241016-PK5YV6TTHJCBJJCKRXUQQOWA3M/

触らない痴漢の特徴と立証の難しさについて

「触らない痴漢」の大きな特徴は、被害者が身体的に触られていないため、立証が難しいことです。

法律上、暴行やわいせつ行為として扱われるためには、実際の身体接触や明確な証拠が必要となることが多いです。

しかし、髪のにおいを嗅ぐ行為や、至近距離での執拗な接近といった行為は、証拠としては曖昧であり、警察に訴えても「勘違いではないか」と軽視されてしまうケースが少なくありません。

こうした状況では、被害者は非常に不安を抱え、精神的な負担を強いられます

当該ニュース記事中の事例でも、被害女性がパニック障害を発症し、電車通勤ができなくなるまで追い詰められたことがわかります。

このように、精神的な苦痛が積み重なる前に、被害者が早期に助けを求めることが重要です。

探偵目線で解説

毎朝同じ男性が至近距離に立つという行為は、継続性があるため悪質な迷惑行為と判断される可能性 があります。

このような行為は、迷惑行為防止条例に抵触することもありますが、被害者が「自意識過剰だ」と扱われて泣き寝入りするリスクがあります。

しかし、自意識過剰だと言われるリスクもありますが、泣き寝入りすることのリスクの方が、はるかに大きいことを知っておくべきです。

泣き寝入りすると、被害がエスカレートする可能性が高まり、精神的なダメージが増幅されることもあります。

探偵による解決の可能性について

こうした問題に対して証拠収集の専門家として役立ちます。

行動パターンの記録:加害者の行動を調査し、証拠として映像や写真などを収集。
証拠の積み重ね:継続的な迷惑行為を証明できる証拠を集めることで、条例違反や訴訟に必要な材料を提供。

被害を軽視せず、早期に専門家に相談することが、さらなる被害を防ぎ、精神的にも安心した生活を取り戻すための重要なステップです。

監修者・執筆者 / 山内

1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。監修者・執筆者一覧へ

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