
1999年10月26日、埼玉県のJR桶川駅前で起きた悲劇は、日本のストーカー対策の転換点となりました。
当時21歳だった猪野詩織さんが、元交際相手によるストーカー行為の末に命を奪われたこの事件は、ストーカー規制法制定のきっかけとなったことで知られています。
あれから26年が経過した2025年現在。
被害者のご両親である猪野憲一さん・京子さんご夫妻が、専修大学で開かれたシンポジウムで語られた言葉は、私たちストーカー対策の最前線に立つ探偵事務所としても、重く受け止めるべきものでした。
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1999年10月26日に埼玉県のJR桶川駅前で起きた桶川ストーカー殺人事件の被害者、猪野詩織さん(当時21)の両親、憲一さんと京子さん(いずれも75)が25日、東京都内の専修大学で開かれたシンポジウム「遺族の思い 取材者の思い」に参加した。夫妻は26年前を振り返り、①いまも減らないストーカー被害②警察側の対応の問題③被害者遺族の報道のあり方、について改めて問題提起した。
(中略)
憲一さんは、過去10年余りのストーカー相談件数が全く減っていない統計を示し、「被害者がいたら1人にせず悩みを聴いてあげてほしい。地域、行政、弁護士らで『安全の壁』を張り巡らす必要がある」と指摘。そのうえで「詩織が『お父さん、お母さん、ありがとう。もういいよ、頑張らなくて』と笑顔でいう姿が現れるまで、今後も前を見て進んでいこうと思う」。京子さんは事件後のメディアスクラムや事実に反した報道の具体例などを挙げたほか、「娘の遺品の片付けを最近始めた。涙が止まらないが、これも母親の役目」と語った。
引用元:朝日新聞|桶川ストーカー殺人事件から26年 詩織さんの両親ら参加しシンポ(2025年10月28日)

私たちの事務所には、毎日のようにストーカー被害に関するご相談が寄せられます。
警察庁が令和7年6月5日が発表した「ストーカー事案への対応状況」によれば、ストーカー事案の相談件数は毎年、年間約2万件前後で推移しています。
しかし、実際には、相談に至らない潜在的な被害者が数多く存在していることが考えられます。
デジタル化が進んだ現代では、ストーカー行為の手口も桶川ストーカー殺人事件が発生した当時とは比較にならないほど多様化・巧妙化しています。
従来の物理的なつきまといに加え、これらのデジタル手段により、加害者は24時間365日、被害者を追い詰めることが可能になってしまいました。
さらに深刻なのは、これらのデジタル痕跡が残りにくい手口も増えており、被害を証明することが困難になっているケースも少なくないということです。

ストーカー被害が減らない背景には、3つの構造的な問題が存在します。
ここでは、構造的な問題について解説します。
ストーカー行為は、最初は「好意の表現」や「偶然の遭遇」と区別がつきにくいケースも多くあります。
偶然の遭遇も、頻繁に送られてくるメッセージも、熱心なアプローチと受け取られるかもしれません。
そのため、被害者自身が「考えすぎかもしれない」と我慢してしまう傾向があります。
しかし、ストーカー行為がエスカレートしてからでは、対処が極めて困難になります。
この初期段階での対応の遅れが、後に深刻な事態を招くでしょう。
警察への相談に対する心理的・実務的なハードルの問題があります。
桶川事件では警察の対応が大きな問題となり、その後改善が図られてきました。
しかし現場では依然として、証拠が不十分であるとして被害届の受理に至らないケース、具体的な被害が発生するまで積極的な対応が得られないケースが存在します。
実際、今年川崎でストーカー被害を訴えていた女性が、神奈川県警に「事件性なし」と門前払いにあい、その後遺体となって発見された事件が発生しました。
現場では依然として、「証拠が不十分」「民事不介入」といった理由で、被害届の受理や積極的な対応に至らないケースが存在します。
桶川ストーカー事件の被害者の父猪野憲一さんが指摘した「被害者がいたら1人にせず悩みを聴いてあげてほしい」という点は重要な点です。
家族や友人に相談しても「気にしすぎじゃない?」と軽く受け流されたり、「あなたにも問題があったのでは?」と責められたりすれば、被害者はますます声を上げられなくなります。
ストーカー被害者は、恐怖と不安により社会的に孤立しやすく、その孤立がさらに被害を深刻化させる悪循環に陥りがちです。

私たちストーカー対策に特化した探偵事務所は、法的な対応が難しい初期段階から、被害者の方々をサポート可能です。
ストーカー規制法に基づく警告や禁止命令を警察に申し出るためには、客観的な証拠が不可欠です。
私たちは以下のような証拠収集を行います。
上記の客観的な証拠があれば、警察が動きやすくなるでしょう。
単なる証拠収集だけでなく、以下のようなストーカー被害に対する安全対策をご提案します。

ストーカー被害は決して被害者の責任ではありません。
「相手を怒らせたかもしれない」「自分の対応が悪かったのでは」と自分を責める必要は全くありません。
拒否しているのに繰り返される連絡、自宅や職場での待ち伏せ、尾行やつきまとい、監視していることをほのめかす発言など、少しでも「おかしい」と感じたら、それはストーカー被害の始まりかもしれません。
一人で抱え込まず、警察、弁護士、探偵事務所、各自治体の相談窓口など、複数の専門機関に相談し、多層的な「安全の壁」を築くことが重要です。
些細なことでも構いません。
不安を感じたら、すぐにご相談ください。
早期の相談が、あなたの命を守ります。
私たちストーカー対策専門の探偵は、一人でも多くの方を被害から守り、悲劇を二度と繰り返さないために、日々活動を続けています。
あなたの安全と平穏な日常を取り戻すために、私たちは全力でサポートいたします。
※docomo・au・softbankなどの携帯電話アドレスはドメイン指定設定により毎月10件以上の「送信エラー」が起こっているため、 フリーメール(GmailやYahoo!mail)の利用をおすすめします。しばらく経っても返信が来ない方はお電話にてご確認くださいませ。

監修者・執筆者 / 山内
1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。 得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。 監修者・執筆者一覧へ
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