小さいころは素直で良い子だった息子が、暴力を振るってくるようになるのは、親としては非常に複雑な心境になる問題です。
他人であれば警察に通報するようなことでも、自分の大事な息子が警察に連れていかれるのは耐え難く、「通報は避けたい、けれどどうにかして解決したい」という葛藤を抱えている親御さんは多いことかと思います。
また、息子の暴力が日常的になってしまっている場合、様子見をしているだけでは解決は難しいというのが現実です。
本記事では、息子の家庭内暴力を一時的でなく根本的に解決するために知っていただきたい情報を提供します。
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家庭内暴力とは、家庭内で発生する暴力行為を指し、特に子どもが親に対して暴力を振るうケースのものです。
反抗期と捉える方もいらっしゃいますが、家庭内暴力とは動機や性質が異なります。
家庭内暴力は時間が解決するものではなく、真剣に向き合わなければ改善されることのない深刻な問題であると言えます。
反抗期は自己主張や自立への自然な成長過程の一部であるのに対し、家庭内暴力は暴力によって相手を支配し、コントロールしたいという欲求からくるものが多いです。
反抗期の行動は通常一時的で、成長とともに収まるのに対し、家庭内暴力は継続的で反抗期と呼ばれる時期を過ぎても収まることはなく、また内容も度を超えた暴力であることが多いです。
警察庁によると、少年による家庭内暴力事件の認知件数は平成から令和にかけて増加傾向にあります。
また令和3年では息子が暴力を振るう対象者として最も多いのが母親で、2,352件。その次に多いのが父親で533件、兄弟姉妹が453件、同居の親族が161件でした。
しかし、実際には、「大切なわが子に犯罪歴をつかせたくない」などの考えから警察に通報せず家庭内で暴力に耐えているだけの家庭も多く存在することが考えられます。
確かに、他人ではなない「自分の息子」を警察に通報することは心が痛みます。
危険性が高いときはスグに110番に電話をかけるべきと言えますが、その他にも解決策はありますので、何が息子と家族にとって最善の方法なのか考えていきましょう。
暴力はいけないことですが、家族に暴力を振るってしまうほどの精神状態になっている息子本人も苦しい想いをしていることがあります。
家庭内暴力を根本的に解決するには、まずは息子がなぜ暴力を振るうのかを知る ことから始めましょう。
原因や理由は息子自身やご家庭の環境によりさまざまですが、以下に一般的に多い原因を挙げてみました。
通常の反抗期とは思えないほど激しい暴力や、長期間続く反抗期には、子どもが親に対して何かしらの不満を抱えている可能性があります。
親として「愛情を持って育ててきたのに、なぜ…」と思うこともあるでしょう。
しかし、親が過干渉であったり、いつも否定ばかりで厳しくしすぎた場合、子どもは本当はもっと甘えたいのに、それを我慢してきた可能性があります。
その結果、愛情不足を感じるようになります。
また、兄弟姉妹への接し方の違いから、自分だけが厳しく扱われた、大切にされなかったと感じていることもあります。
表には出さないものの、心の中では大きな悲しみを抱えていることがあります。
家庭内暴力のすべてが「親の育て方が悪い」「親の責任」とは限りません。
社会的な要因や心のストレス、精神面や発達面での問題が複雑に絡み合って子どもが暴力的になることもあります。
例えば、学校や社会でのプレッシャー、友人関係、将来への不安などがストレスとなり、その解消法として暴力に走ることがあります。
いじめや孤立感が原因で家庭内での暴力行動に繋がることも少なくありません。
また、精神的な疾患が背景にある場合もあり、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、うつ病、双極性障害、統合失調症などが暴力行動を引き起こすことがあると言われています。
親が息子に暴力をやめるよう言っても、状況が改善されることはほぼないと言っても過言ではありません。
なぜなら暴力を振るうほどまで憎んでいる親に言われたところで聞く耳を持てない からです。
そんな場合、警察以外にも病院や施設にお世話になるという手段もあります。
しかし現実として、病院や施設に無理やり連れていくことは不可能に近いですし、「一緒に行こう」と息子に話を持ち出したところで、逆上してしまい、暴力がエスカレートするケースが非常に多いです。
中には、深刻な事件へと発展してしまうことも珍しくはありません。
息子の人生のためにも家族のこれからのためにも、暴力をやめさせるために親が働きかけることは非常に大切です。
しかし、頭ごなしにやるのは一時的には効果があるかもしれませんが、根本的な解決にはなりません。
何故息子が家庭内暴力を振るうのか、原因や息子が抱えている悩みや心理を知り、親がしっかり理解した上で行動することが解決への近道です。
何もわかっていない人に暴力をやめろと言われても息子は自ら変わる気にはなれないでしょう。
家庭内暴力は一朝一夕で解決する問題ではありませんが、家族が協力し、専門家のサポートを受けながら適切な対策を講じることで、少しづつ改善していくことができます。
息子の家庭内暴力を解決したいけど、頼れる第三者がいないという方は探偵に相談 してみてください。
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家庭内暴力の実態を把握し、問題を客観的に理解するために探偵が行なう調査は非常に有効です。
息子が暴力を振るう背景や原因を探るための調査を行ないます。
探偵事務所は様々な専門家と連携し、総合的なサポートを提供します。
問題が解決するまで、継続的にサポートを提供します。
当事務所は、家庭内暴力の問題に対して多角的なアプローチを提供し、家族全員が安心して生活できる環境を作るために全力でサポートします。
息子の暴力問題に対して一人で悩まず、専門家の助けを借りて解決に向けた第一歩を踏み出しましょう。
息子の家庭内暴力を身内だけで抱え込むのはとても辛いものがあります。
もしかしたら、「自分の育て方が悪かったのかもしれない」と自分を責めてしまうこともあるでしょう。
また、「警察沙汰にはしたくないけれど、このままでは家庭が壊れてしまう」といった深いジレンマに苦しんでいるかもしれません。
そんな時、私たちは一緒にその問題を解決するためのお手伝いができます。
当事務所の無料相談窓口では、現在の状況や抱えている悩みを丁寧にお聞きします。
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執筆者 / 長田
嫌がらせや対人トラブルなど複雑な問題解決が得意。 持ち前の冷静な分析力と強い正義感で、これまで多数の相談者からの問題を解決してきた実績あり。監修者・執筆者一覧へ
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