「なんで私ばっかり、こんな目にあうんだろう」
相手を怒らせるようなこともしていないのに、しつこく連絡されたり、思いがけず何度も偶然に出会ったり……。
なんだか変だなと思っても「私の気にしすぎかも」とやり過ごしてしまう人も少なくありません。
ですが、そうしたちょっとした違和感の中に、ストーカー被害の前兆が潜んでいることがあります。
この記事では、ストーカーになりやすい人・されやすい人の特徴や傾向をわかりやすく紹介するとともに、 被害に発展させないための具体的な対策についても解説していきます。
誰にでも起こりうることだからこそ、自分を責めずに「守る行動」を一緒に考えてみましょう。
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「ちょっと違和感あるな」「この距離感、大丈夫なのかな」そう思ったときに限って、周りに相談できる人がいなかったり、「自意識過剰かも」と自分を納得させてしまったり…。
でも実は、そうした小さな違和感の裏側に「ストーカーになりやすい人」の特徴や傾向が隠れていることがあります。
実際、ストーカー行為をする人には共通する心理的な傾向があると言われています。
ここでは、相手の言動に「ちょっと怖いかも」と感じ始めた方が、これ以上踏み込まれる前に気づけるよう、加害者側に多く見られる傾向をわかりやすく整理していきます。
ストーカーになりやすい人には、いくつか共通した傾向があるので、ここでは特にトラブルにつながりやすいタイプを整理してご紹介します。
「誰にも渡したくない」「自分だけを見てほしい」といった強い欲求を持っている人は、恋愛感情が芽生えると相手を「支配」したいと感じやすくなります。
たとえば、次のような言動が挙げられます。
最初は「心配してくれてるのかな」と思っても、次第にそれが「監視」や「束縛」のように変わっていくケースもあります。
このタイプは、相手の自由や尊厳を尊重するという感覚が薄いことが特徴です。
まだそこまで親しくない段階でも「運命だ」「両想いだ」と思い込んでしまう人もいます。
これは、恋愛経験が少なかったり、過去の孤独や喪失体験が影響している場合もあります。
このような人は、相手の気持ちや距離感を尊重することが苦手です。
その結果、急に踏み込んだ行動をとってしまい、相手に怖さを与えてしまうこともあります。
恋愛には断られることもあるが、それを自然なこととして受け入れられない人も存在します。
たとえば、こんな人たちです。
このタイプは、自分が拒絶されたことに強いショックや怒りを抱くことがあります。
相手の気持ちよりも「自分の想いの正しさ」だけを信じてしまう傾向があり、拒絶や別れを終わりと認識できず、執着の形で関係を続けようとする危険性があるのです。
一度は恋人だった相手が、別れたあとにストーカー行為に及ぶケースも少なくありません。
これは、恋愛感情の延長線で「まだ終わっていない」「復縁できるはず」と思い込んでしまう心理から起きることがあります。
とくに以下のような状況は、注意が必要です。
元交際相手という立場は、相手に「特別な関係だった」という強い思い込みを与えやすく、
その分、執着や支配欲が強くなりがちです。
「もう終わった関係」であることを何度伝えても伝わらない場合は、早めに距離をとり、記録や相談などの対策を考えておくことが大切です。
これらの特徴を持つ人すべてがストーカーやその予備軍になるわけではありません。
ですが、これらの傾向を「もし相手に見られるようなら注意したほうがいいサイン」として、冷静に見ておくことが、被害を防ぐ大きな力になります。
ストーカー行為に発展しやすい人は、性格だけでなく「これまでの経験」や「心の背景」が関係していることも多くあります。
どこかで満たされなかった思いや、自信のなさ、恋愛への強い理想といった背景が、相手への執着や支配欲となって表れるケースもあるのです。
ここでは、ストーカー行為につながりやすい人に見られる内面の傾向を解説します。
恋愛経験が少ない人のなかには「理想の恋愛像」だけが先行しやすい傾向があります。
たとえば、少し優しくされたことで「運命かもしれない」と思い込んでしまったり、まだ関係が浅いうちから「自分だけを見てほしい」と望んでしまったりするのです。
実際にはまだ親しくなっていない段階でも、頭の中では特別な関係が出来上がってしまい、「一方的な思い込み」が、相手との温度差を生み、拒絶されたときに過剰な反応へつながります。
自分に自信が持てない人ほど、「誰かに必要とされたい」「特別な存在でいたい」といった願いが強くなりがちです。
こうした思いが極端に強まると愛されたい欲求が、相手の自由を奪ってでも叶えたい願望に変わってしまうことがあります。
たとえば、頻繁な連絡や過剰なアプローチ、断られても引き下がらない行動などが、それにあたります。
相手が応じてくれないと、「自分を否定された」と感じてしまい、感情が暴走してしまうこともあるのです。
一見すると自信にあふれているように見えても、実は「拒絶されることへの恐怖」を強く抱えている人もいます。
プライドが高い人は、断られたことを拒絶ではなく侮辱として受け止めてしまい、「どうしてわかってくれないんだ」と相手を責めるような態度をとることがあります。
このタイプの人は、自分の感情を優先しがちで、相手の気持ちを受け止めたり、距離をとる選択が難しい傾向があります。
結果として、「離れないでほしい」という願いが、相手への執着や攻撃的な言動につながってしまうのです。
ストーカー行為はあくまでも加害者の問題で、被害に遭った側に責任があるわけではありません。
ただ、それでも相手の思い込みや依存が膨らんでいく中で、気づかないうちに巻き込まれてしまう構図が生まれることがあります。
優しさや気づかいから境界線があいまいになったり関係を断ち切れずに続けてしまったり。
ここでは、そうした「巻き込まれやすい人の傾向」を紹介します。
頼られたときや相談されたとき、断るのは申し訳ないと感じてしまう方は少なくありません。
あなたの優しさや思いやりが、相手のなかで「好意がある」「自分だけに特別に接してくれている」といった誤解を生んでしまうことがあるのです。
悪気はないやさしさが、相手にとっては脈ありサインのように見えてしまうこともあります。
やさしくすること自体は悪いことではありませんが「どこまで踏み込まれても受け入れる」ことと「やさしさを持ちつつ、自分を守る線を引く」ことは別です。
たとえば、相手に嫌な思いをさせたくない、トラブルにしたくない、という気づかいから、返事を返したり、誘いに応じたりしたことはありませんか?
そのつもりがなくても、相手の話に丁寧に答えていたり、返信を欠かさずしていたりすると「これは特別な関係だ」と思い込まれてしまうケースがあります。
特に、依存傾向のある相手や境界線を認識できない相手にとっては、「ちょっとやさしくされた」だけでも、強い勘違いや期待を抱いてしまうことがあるのです。
自分ではただ気を使っただけでも、相手のなかでは確信に変わってしまっていることもあるので、そういったすれ違いが起こる可能性があることを知っておいてください。
相手が傷つくかもと思って、関係を続けてしまったり、最初は軽いやりとりだったのに、気がつけば長文のメッセージが毎日届くようになっていたりしてしまう。
本当は距離を置きたくても、相手が弱っていたり、感情的になっていたりすると、強く言えずにずるずる関係が続いてしまうこともあるかもしれません。
しかし、その間にも相手の気持ちが膨らんで、「自分たちは特別な関係なんだ」と思い込まれてしまう危険があります。
やさしい人ほど、「自分が我慢すればいい」と思ってしまうかもしれません。
けれど、自分の心を犠牲にし続ける関係は、あなたの安全や安心を脅かすものに変わっていく可能性もあります。
「ストーカーまではいかないかもしれないけど、なんとなく怖い」「距離が近すぎる気がする」そんな違和感は、被害の前兆であることが少なくありません。
ここでは、日常のなかに潜むストーカーまがいのサインを見逃さないために、よくあるパターンを紹介します。
最初は「気のせいかな」「悪気はないのかも」と流してしまいがちな、ささいな違和感ですが、その違和感こそが、危険の入り口になっていることもあります。
たとえば、こんなサインがあったら注意が必要です。
こうした行動は、まだ表立った被害でなくても、相手が一方的な親しさを感じている兆候かもしれません。
距離を詰めようとする相手が、あなたの反応に敏感すぎたり、怒りや不満をあらわにしてくるようになったら要注意です。
以下のような言動が見られる場合は、早めに線を引く判断が必要かもしれません。
どれも優しさにつけこむ形で徐々に強まっていくことがあるので、「変だな」と感じた時点で、自分を守る行動を取ってください。
最初のうちは、駅や帰り道での偶然の再会を「タイミングが合っただけかな」と思うかもしれません。
ですが、そうした偶然が何度も続くようであれば、それは相手が意図的にあなたの行動パターンを把握し、接触しようとしているサインかもしれません。
たとえば、あなたがSNSを投稿した直後にその場所でばったり会ったり、仕事終わりに毎日のように同じ場所で出くわすといった状況が続くと、「本当に偶然なのかな」と不安がよぎるのは当然です。
さらに、職場や自宅の近くでの目撃が重なるようになると、相手があなたの生活圏を意識的にうろついている可能性もあります。
たとえ直接的な被害がないとしても「なんとなく怖い」「気持ち悪い」と感じるのであれば、違和感を軽く見ず、早めに距離をとることが、自分を守る第一歩になります。
「なんか変かも…」という感覚を持ったまま過ごしていると、気づかないうちに相手の行動がエスカレートし、日常が脅かされてしまうケースもあります。
ストーカー被害を未然に防ぐために、日常で意識したい自分を守る行動を具体的にご紹介します。
違和感を覚えたとき、「気のせいかも」「まだ大丈夫」と自分に言い聞かせてしまう方も多いですが、それが相手にもっと近づいていいという誤解を与えてしまうこともあります。
「連絡の頻度が多すぎて疲れる」「距離の詰め方が早すぎる」と感じたら、それは自分を守るための立派なサインです。
返事のペースを変える、返信を控える、会う機会を減らすなど、少しずつでも線を引く行動をとることが大切です。
相手が本当にあなたを思いやる存在であれば、その変化に理解を示してくれるはず。
逆に、怒りや不安をぶつけてくるようなら、それは今すぐ距離を置くべき関係かもしれません。
違和感を気のせいにせず、できるだけ早い段階から記録を残すようにしましょう。
たとえば以下のような記録が、のちのち自分を守る証拠になります。
こうした記録は、あとから振り返ることで「やっぱりあのときの感覚は正しかった」と確信につながることもあります。
また、万が一警察や専門家に相談する際にも、非常に大きな助けになります。
ファミリー調査事務所では、こうした記録をもとに事実確認や調査のご提案をさせていただくことが可能です。
「こんな小さなことでもいいのかな…」という内容でも、あなたにしか気づけない大切なサインです。
未来の自分を守るためにも、感じたことは残しておいてください。
一人で抱えこまず、早い段階で誰かに相談することが、被害の深刻化を防ぐ大きな一歩になります。
たとえば、信頼できる友人や家族、職場の人に話してみるのもいいでしょう。
身近な人や専門家に気持ちを打ち明けるだけでも、冷静に状況を整理しやすくなります。
また、探偵事務所や警察、地域の女性相談窓口など、専門的なサポートをしてくれる機関に頼るのも有効な選択肢です。
専門家に相談することで、より具体的な対策がとれるようになります。
当調査事務所では、ストーカーや嫌がらせに特化した【専門対策室】を設けており、以下のようなサポートをご提供しています。
一人で悩まず、専門家の力を借りることで自分を守ることができます。
「話すこと=弱さ」ではなく、「自分を守る力」になるので、少しでも不安を感じたら、早めに相談することが鍵になります。
ストーカー被害においては「なんとなく怖い」から「身の危険を感じる」まで、状況に応じた柔軟な対策が必要です。
当調査事務所では、ご依頼者様のご状況を丁寧にヒアリングしたうえで、以下のような具体的なストーカー対策を実施しています。
誰にも相談できず、ひとりで悩み続けてしまう前に、専門の対策チームがあなたの力になります。
最初は「ちょっとしつこいだけかな」「気にしすぎかもしれない」と思っていた相手の言動がエスカレートしていくケースは少なくありません。
たとえば、こんな風に進んでいくことがあります。
このように、最初は言葉や連絡での接触だったものが、次第に行動へと変わっていくのです。
相手の妄想や執着が強まることで、自分の日常が脅かされる危険もあります。
「まだ大丈夫」「まさか自分が」と思っているその時こそが、動き出すタイミングです。
「私が悪いのかもしれない」と自分を責めてしまう人ほど、深刻な事態になる前に手を打てる可能性を持っています。
この記事でご紹介したように、ストーカーには「なりやすい人」の特徴や心理的傾向があり、被害に遭いやすい人にも共通するパターンがあります。
少しでも「なんか変だな」と感じたなら、違和感を見逃さず、距離を取ること、相談すること、記録を残すことが大切です。
ひとつずつ行動に移すことで、被害を未然に防ぐことができます。
あなたは悪くありません。
守るべきなのは、あなた自身の安心と安全です。
「これってストーカーなのかな?」と不安を感じたら、ファミリー調査事務所にもぜひご相談ください。
※docomo・au・softbankなどの携帯電話アドレスはドメイン指定設定により毎月10件以上の「送信エラー」が起こっているため、 フリーメール(GmailやYahoo!mail)の利用をおすすめします。しばらく経っても返信が来ない方はお電話にてご確認くださいませ。
監修者・執筆者 / 山内
1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。 得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。 監修者・執筆者一覧へ
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