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ストーカーの初期段階で行なう「監視・つきまとい」についてまとめました。ストーカーのつきまといや監視の手法は多種多様なので、参考になさってください。
ストーカーがターゲットにした相手を監視するときには、プロ顔負けのスキルを使うこともあります。初期段階では、長い時間をかけ、ターゲットに気づかれないように監視します。
心理的虐待を目的に行なうストーカーの監視やつきまといは、「お前の動向をずっと見ているぞ」「監視してるぞ」と気づかせ、不安に陥れるのが目的ですが、ターゲットが監視に気づくまでは目立ったアプローチはしてきません。
しかし、ターゲットが何かしら異変に気づいた途端にストーカーは態度を一変させ、目立つような監視行動を始めます。
ストーカーで気をつけなければならないのは、ある時点でつきまといや監視がぱったりと止まり、ターゲットを監視していたストーカーもいなくなり、以前と変わらない生活に戻ることです。
しかし、ストーカーはそうやってターゲットの様子を窺い、これまでの監視で精神的にどのくらいのダメージを与えたのかを分析して、次の段階に移っていきます。
この無風のような状態が訪れたときにも注意と警戒が必要になります。
ストーカー規制法(2000年制定)では、「つきまとい」を「恋愛感情その他の好意の気持ちなどが満たされなかったときに起こる恨みや怨恨の情」を背景に、つきまとい、待ち伏せ、監視、面会の要求、粗野(もしくは乱暴)な言動、無言電話などの行為(8項目に分類)に及ぶことと定めています。
組織的なストーカーの場合、「恋愛感情などが満たされない場合」という前提はありませんが、個人を複数の人間でつきまとう、監視することで恐怖心を与え、精神的な苦痛をもたらした場合はストーカー規制法違反とみなされることがあります。
ターゲットにした相手が通勤や通学に自転車を利用している場合は、ストーカーも同じように自転車に乗り、ごく自然に同じルートを走行する人を装ったり、仲間と数人で井戸端会議をするふりをしながら、ターゲットがどのルートを使うのかを監視したりします。
ストーカーはあらかじめターゲットの生活スタイルや行動パターンを調べ、分析・把握しています。
複数人で行動し、それぞれに役割分担があるので、会社周辺をはじめターゲットが出かけるありとあらゆる場所にメンバーを配置したり、先回りをしたりして執拗にターゲットにつきまといます。
どこに行っても監視の目が光り、つきまとわれるので被害に遭った方は安らぐ間もないかもしれません。
つきまといが続くと精神的に不安定になり、疑心暗鬼にもなって「全ての人が怪しく見える」かもしれませんが、それこそがストーカーの狙いだと思ってください。
極端な言い方をすれば、ストーカーは四六時中監視したり、執拗につきまとってきますが、それ以上のことはできません。
嫌がらせがエスカレートして、ブレーキが利かなくなるのは「恋愛感情型のストーカー」がほとんどです。
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