マンションやアパートなど、集合住宅に住んでいると、自然と音には気をつかうものです。
意識しなくても隣室の人が帰ってきたことが、音だけでわかったこともあるでしょう。
私たちは日々、たくさんの音を発して生活をしていますが、迷惑にならないように気をつけている人がほとんどです。
しかし、時には身に覚えのない騒音の苦情を受けることもあるかもしれません。
騒音はさまざまな場所から伝って響いてくるものなので、音の出どころが把握しきれない場合もあります。
そんなとき、どうすれば大きな騒音問題に発展しないか、探偵目線で徹底解説いたします!
目次 [ 閉じる ]
そもそも、どこからが騒音と呼ばれるのでしょうか。
音の大きさは「db(デシベル)」という単位で表せます。
騒音に関しての基準は地域や時間帯によって異なりますが、一般的には60db以上が騒音の基準値となっているようです。
これは普段の話し声、洗濯機の音などが当てはまります。
また、睡眠時は40db以下が望ましいと言われています。
とはいえ、どこから騒音と感じるかは人によって違うため、こちらが気をつけていたとしても騒音だと判断される場合があるのが実情です。
騒音の苦情を訴えられたとき、「自分には身に覚えがない!」と憤る気持ちもあると思います。
しかし、自分ではないと証明するには、その材料が必要です。
本当に自分ではないかどうか確かめるために、以下の内容を参考にしてください。
出来れば、苦情を訴えている人がどんな音を聞いているのか、知れると良いでしょう。
そうすると、自分が騒音の主かどうか確かめやすいです。
また、市販の測定器を購入すると、より正確な数値も出ます。
集合住宅で発生する音は、「空気伝播音」と「固体伝播音」の2種類あります。
空気を振動させて伝わる音のこと。
空気中を伝って直接聞こえてくる音と、それが窓や壁などを通ってくる音を指します。
具体的には、赤ちゃんの泣き声や、外部の交通騒音、テレビの音などがそうです。
壁や扉で仕切れば、ある程度遮断できるのが特徴になります。
物体を通して伝わる音のこと。
振動によって音がはるか遠くまで伝わっていくのが特徴です。
具体的には、洗濯機を回しているときの音や、風呂場で水を流すときの音などがあげられます。
また、大きな声が壁や天井を震わせて伝わるように、空気伝播音が固体伝播音となって騒音を発生させるパターンもあります。
住居の中で、どのようなものを伝って騒音は届いているのでしょうか。
窓のサッシには開閉するためのわずかな隙間があります。
この隙間から空気が入ることによって、音も一緒に届いてしまいます。
換気扇の換気口や、エアコンの室外機に繋がるホースなど、室内と屋外を繋ぐ「空気の通り道」から音が漏れていることも。
床に物を落とした音・足音・洗濯機の音などが、壁や床を伝って騒音になり得ます。
コンクリートであっても、こういった固体伝播音は伝わってしまうことがあります。
このように、音の出どころはたくさんあるため、騒音発生源を正確に把握することは難しいです。
そのため、あらぬ疑いをかけられてしまうケースが出てきます。
これまで、どのように騒音が発生するのか見てきましたが、実際の騒音の種類を確認して振り返ってみましょう。
洗濯機の音は60dbと高めで、人によってはとてもうるさく感じる数値です。
深夜に洗濯機を回していませんか?
深夜というのも、人によって時間帯の感覚が違うのがネックです。
居住地がにぎやかな都市であれば22時以降、静かな住宅街であれば20時以降は、洗濯機を回すのを避けたほうが良いでしょう。
また、早朝に洗濯機を回すのも要注意です。
大人の足音は45~50db。
子どもが走り回る音は65~70dbと言われてます。
お子さんがいる家は防音性のコルクマットやジョイントマットを敷くなど、工夫が必要です。
マットは音を吸収するだけでなく、身の安全も保証してくれるため、有効な手段といえるでしょう。
話し声は40~45db程度になります。
電話や、オンラインゲームでのやり取りは思いのほか響くものです。
特にイヤフォンやヘッドフォンをつけていると、声の音量がわからなくなってしまいます。
楽しくなってくるとつい笑い声も漏れてしまいますが、知らず知らずの内に周囲の迷惑になっていることも。
しかし、上記のような事柄に心当たりがない方もいらっしゃると思います。
自身の潔白を証明するためにも、早めの対応が必要です。
騒音トラブルに悩んでいる人の多くは、管理会社に相談をします。
つまり、騒音の苦情も管理会社づてに届いている場合があります。
直接相手に伝えに行くのも良いですが、管理会社の方に間に入ってもらう方が穏便に済ませられるでしょう。
そのまま放置しておくと相手が弁護士に相談してしまい、大ごとになってしまう可能性もあるため、早めに訴えるのが吉。
管理会社に訴えたあとも、引き続き苦情が寄せられる場合は、騒音元を突き止めるために動きましょう。
自力で調べるよりも、探偵に依頼することをおすすめします。
騒音元を調査するためには、深夜や早朝に動く必要があるかもしれません。
探偵であれば、専門的な技術と機材を用いて、客観的な証拠を収集することができます。
もしかしたら、「騒音を疑われたくらいで探偵に依頼するなんて……」と思うかもしれませんが、騒音問題をそのままにしておくと大ごとに発展する可能性もあります。
騒音が解決しない場合は、警察を呼ばれたり、弁護士が出てくることも。
そうなったときのために、毅然と「自らは無実である」と言えるように証拠をそろえておいた方が良いでしょう。
最悪の場合、家を退去させられることもあります。
問題が拗れてしまう前に、早めのご相談をしていただくことが効果的です。
騒音問題では、証拠集めが必要不可欠です。
しかし、騒音の発生源を見つけるのはなかなかに難しいもの。
「自分では十分な証拠集めができない……」と悩んでいる方も、探偵事務所への相談をおすすめします。
探偵は証拠集めのプロ集団です。
ご依頼者の安全と匿名性を保ちながら、以下のような方法で証拠集めを行います。
依頼者の家と隣家の境界線近くに音響測定器を設置し、騒音レベルのデータを記録します。
また、ビデオ監視も行い、騒音を発生させる具体的な行為をおさえます。
近隣住民からの証言を収集し、彼らの証言をもとに迷惑行為の影響がどの範囲にまで及んでいるのか、突き止めます。
騒音発生の日時を詳細に記録し、パターンを分析します。
いくら自分で測定器を使って、騒音を出していないことを証明しようにも、「そんなのでっちあげだ」と言われてしまうこともあります。
そこで、探偵が近隣の方に聞き込み調査を行い、身の潔白を証明します。
周囲の方の証言もあれば、苦情元も納得してくれるでしょう。
苦情を入れてきた人から、「そんなに自分がしていないことを証明したいのか!」と逆恨みされることもあります。
しかし探偵であれば、苦情元を悩ませている騒音の発生源を突き止めることができます。
依頼者の身の潔白を証明するだけでなく、アフターケアも欠かしません。
探偵は証拠集めだけでなく、騒音問題に対する法的な対応策をアドバイスしたり、証拠をもとに適切な機関への報告をサポートいたします。
騒音は根深い問題です。
疑われたままでは、日々を気持ちよく過ごすこともままなりません。
平穏な毎日を過ごすために、あらぬ疑いは早めに晴らしてしまいましょう。
当事務所ではお問い合わせフォーム・メール・電話・LINEにて、24時間365日、無料相談窓口にて相談を受け付けています。
プライバシーを厳守しており、匿名でのご相談も可能です。
また、調査費用は調査の難易度によって異なります。
難易度は、事前情報の質・調査日数・調査機関・必要な証拠の種類・海外調査の有無などによって大きく変わります。
ご契約以外の調査を事前説明なしに行い、料金を請求することはありません。
追加の調査が必要になった場合は、必ずご依頼者に内容の説明をし、ご了承をいただいたうえで調査するのでご安心ください。
お見積りも無料で承っております。
困ったことがあれば、ぜひ一度ご相談ください。
監修者・執筆者 / 山内
1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。 得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。 監修者・執筆者一覧へ
Ranking
Copyright(C) ストーカー・嫌がらせ対策専門窓口. All Rights Reserved.
(C) ストーカー・嫌がらせ対策専門窓口