昨今では、小型の盗聴器・盗撮器が市販され、インターネットでも簡単に入手できるようになっています。

その盗聴器や盗撮器を使って撮影された映像や録音された音声がインターネット上で拡散されたり、リベンジポルノなどに悪用される事例も。

更には、コンクリートマイク（厚い壁を隔てても隣室の音声を集音できるマイク）を利用して盗聴をする手口もあります。

分譲マンションやアパートに転居の際はもちろんですが、盗撮器・盗聴器はさまざまな場所に仕込まれている可能性があるので注意が必要です。

など、どんなところに盗聴器や盗撮器が仕込まれているのかを確認してみましょう。

最近ではコンクリートマイクを利用して、電波を発しない巧妙な手口を行なう隣人などが増えつつあります。

分譲マンション・アパートに引っ越しの際は注意が必要です。

盗聴器には「半永久発信(電池不要)タイプ」と「時限（電池の交換が必要）タイプ」の2種類があります。

ここでは、それぞれの盗聴器がどのような場所に仕掛けられるのか説明します。

半永久発信タイプの盗聴器は、主に電源を利用します。

コンセント型は盗聴器の代表的と言っても過言ではありません。

　　

コンセントの裏側に仕掛けたり、延長コードを擬装したケースが市販されていたりするほどポピュラーな盗聴器です。

屋外に設置しやすいのが保安器（落雷の影響で電話機やケーブルテレビなどの破損を防ぐ装置）に取りつけるタイプの盗聴器です。

盗聴器を設置するときは室内に侵入しなければなりませんが、このタイプは保安器が屋外の手の届く場所にあれば簡単に仕掛けることができます。

全国的に見ても、保安器に盗聴器が仕込まれた事案はよくあります。

室内灯の裏側に仕掛けられることが多く、室内灯の電源を利用するため半永久的に盗聴を続けることが可能です。

時限タイプの盗聴器は電池を使うので稼働時間に限りがあります。

花瓶の裏側や中に仕掛けます。

見た目は置き時計そのものです。これを改良して仕掛けます。

プレゼントで贈られた絵画にあらかじめ仕掛けられていることがあります。

これもプレゼントや贈り物にあらかじめ仕掛けられていることがあります。

会社の記念品などで贈られやすく、短期間の盗聴によく利用されます。

引き出しの内部、奥、裏側など、気づきにくい場所に仕掛けられます。

アパートやマンションなどの集合住宅に仕掛けられます。

まれに盗撮目的でカメラが仕掛けられることもあるので注意が必要です。

夏場か冬にしか利用しない場合、他の季節は無防備になるので、エアコンは盗聴器やカメラを仕掛けやすい場所の１つです。

室外機も同様に設置されやすい場所といえます。

盗聴と盗撮の両方で設置しやすい場所の１つです。

新聞受けの裏側に小型カメラが仕掛けられた事案も発生しています。