Eavesdropping report
「恋人から束縛を受けている」という方は、実は意外と多いです。
中でも、まるで自分の行動を監視されるかのような束縛を受けている方もいるでしょう。
もしかしたら、それは「本当に恋人を監視している」ことによる束縛なのかもしれません。
時には監視の手法として、盗聴・盗撮が用いられることも。
この記事では、束縛のために恋人を監視する人の心理や、恋人による盗聴・盗撮への対処法をお伝えします。
これまで当事務所で対応した、恋人からの盗聴・盗撮に関する依頼レポートをご紹介します。
現在恋人からの監視でお悩みの方は、ぜひご参考ください。
ご依頼者様: | 30代/女性 会社員 |
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ご依頼内容: | 監視行為の特定調査 |
ご依頼理由: | ほぼ毎日監視されて困っています。最初は束縛が強い人とは思っていたのですが、愛されている充実感で満たされていました。しかし、交際期間2~3ヵ月経ったあたりから「異常な執着心」に気が付きました。以前、事前に伝えていた女子会で居酒屋で飲んでいたところ彼の後輩とたまたま会って「偶然もあるんだなぁ」と最初は気にしなかったのですが、その後も会社の同僚と打ち合わせがあり飲食店に入っていたところに彼氏が迎えにきたり、電話したら「5分以内に折り返ししろ」など仕事に影響が出るレベルの束縛が続いたので別れ話を切り出した途端、「見えないストーカー」が始まりました。どこから見ているのかわからないのですが、会社から出るとメッセージに「お疲れ、話がある」とか、自宅に帰ると「今から家に行っていい?」などの攻撃が何度も続き警察に相談に行きました。警察では、本人に電話してくれて「警告」したみたいでしばらく落ち着いていたのですが、また「見えないストーカー」が始まりました。内容は、知らない人から「彼にしかしらないこと」を仄めかされたり、私が好きなバンドのTシャツを着た2人組がナンパしてきて断ると罵声を浴びさせてきたり、意図的にやっているとしか思えません。ちなみに私はナンパされた経験は過去にも今回の1回だけで、バンドも有名ではないのでライブ以外でバンドのプリントTシャツを着た人を見たことありません。考えすぎではないのでなんとか証拠を入手して警察に逮捕してもらいたいです。 |
調査レポート: | 今回の調査では、「異常な執着心」である彼の行動パターンを色々と検討してみました。最初は、交際期間中から盗聴盗撮されている可能性を疑い室内の調査を行ないました。しかし、盗聴盗撮機器は発見されなかったのですが、ある仕掛けをしてみました。そのようなタイプは「合鍵」をこっそり作っているのではないかと思い、玄関前に誰かきたらわかる仕掛けをしたところ、来た形跡が残っていました。おそらく室内で電話した内容(探偵依頼まで)全て聞かれていて、ご依頼者が仕事中に盗聴盗撮機器を外してしまったのかと思います。すぐに管理人に鍵の交換を伝え、定期的にご依頼者の監視をわかりやすく行ったところ不審な出来事は起こらなくなりました。目的の逮捕までとはいかなかったのですが、「犯人の手の内」を暴くことでプレッシャーをかけることはできたのではないかと思います。人それぞれ解決の定義は違いますが、今回は「安心して暮らせる環境」を取り戻したことで、解決とさせていただきました。 |
気持ちの通じ合う恋人同士なのにもかかわらず、なぜ監視のために盗聴や盗撮を行うのでしょうか。
恋人の監視に至る理由や、盗聴・盗撮の目的について解説します。
恋人と会う頻度が少ないと、意思を疎通させる時間も減るため、相手が自分を好きなままでいるか不安になる人がいます。
また、自分が見ていない間にどんな行動をしているか、どうしても気になってしまう心理も監視を行う理由になります。
恋人の行動を把握して安心感を得るために、盗聴・盗撮を行う人がいるのです。
恋人と連絡する回数が少ないと、何をしているか把握できずに不安になって監視をする人もいます。
連絡ペースは個人によって異なりますが、たくさん連絡することで恋人の現状を把握して安心感を得たいと考えています。
ですが、少ない連絡では安心感を得られないため、盗聴・盗撮による監視で補おうとする心理が原因の一つです。
相手が後ろめたい行為をしていないか気になって、恋人の監視を行う方もいます。
確証もないのに相手を疑う方は、基本的に自信のなさから「相手が離れてしまうのでは」という思考に陥るパターンがほとんどです。
決定的な証拠がない限りは疑いを持たないのがベターですが、連絡の少なさから信用に至らないケースもあります。
どれくらいの連絡が必要なのかは、あらかじめ話しておいてもいいでしょう。
基本的に恋人からの監視は、相手を心配するあまり監視に至ったケースがほとんど。
ですが、中には恋人を思うままにコントロールしたいがために監視を行う人もいます。
このような相手は、相手の意見を聞き入れず自分の思うがままに物事を進めることを好みます。
誰かに色々行動を決められた方が良い人もいるかもしれませんが、ストレスを感じるなら止めるべきでしょう。
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恋人を監視したい人は、どのような手法を用いるのでしょうか。
盗聴・盗撮をはじめとした、監視で用いられがちな手口をご紹介します。
盗聴器を恋人の持ち物に仕込むことで、音声から恋人の行動パターンを読み取って監視する手法があります。
近年、盗聴器はどんどん小型化しており、仕込まれても気づけない可能性は高いです。
また、身近なものに偽装された盗聴器もあり、家の中に仕込むことで家での様子を監視することもあります。
探偵などの専門家は盗聴器の探知が可能なので、心配な場合は相談してみましょう。
近年、位置情報を共有するアプリが普及しています。
位置情報を共有することで、家族の安全確認を行うのが主な使い方です。
しかし、自分の現在地が筒抜けなので容易に監視に悪用できてしまいます。
アプリを消すのが一番ですが、現在地を特定させないモードもあるため都度切り替えて対処しましょう。
隠しカメラも小型化の一途をたどっており、仕掛けられても気づきにくくなっています。
また、ボールペンやネジに偽装したカメラも簡単に購入できてしまいます。
隠しカメラについても、探偵などの専門家が探知器を使用できるため、調査を依頼するのも一つの手です。
SNSは複数の端末からログインが可能なので、もしパスワードが漏れてしまうと自分のアカウントに簡単に入られてしまいます。
Twitterやインスタなどでの、DM履歴をやり取りを監視しようとする場合が考えられます。
また、LINEに関してはパソコンでログインされてしまうと、パソコン上からリアルタイムの連絡履歴を確認されてしまうことも。
監視が不安な場合は、恋人の目につくところにスマホを放置しないなどの対策を行ないましょう。
恋人から監視されていることがわかった場合、やめさせるにはどうすればよろしいでしょうか。
直接伝えるだけでなく、時には盗聴・盗撮などの決定的な証拠を突きつけることも必要です。
もし監視されているとわかった場合、相手に直接「監視をやめてほしい」と伝えましょう。
恋人を監視するために盗聴・盗撮している人は、悪気なく行っている人がほとんどです。
心配・不安を感じる心のままに行動して、結果的に監視になってしまった可能性が。
監視は嫌がられる行為だとハッキリ伝えることで、監視はダメな行為だと恋人に認識させられます。
もし直接監視行為を注意しても改善しない場合、意図を持って監視していることが考えられます。
関係の悪化は避けられませんが、盗聴・盗撮の証拠を集めることで監視を止めることが可能です。
証拠を集めたい場合は、自分だけでは出来ることに限りがあります。
探偵など証拠集めのプロに依頼することで、決定的な証拠を集めて監視を止められます。
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