ロリコンによるストーカー被害は、被害者やその家族に深刻な影響を与える社会問題です。
本記事では、具体的な事例や被害の実態、そして早期解決に繋がる対策方法を詳しく解説します。
被害を防ぎ、安全を守るための知識を身につけましょう!
ロリコンとは、少女やもっと幼い幼女に対して恋愛感情を抱く心理のことを意味する言葉です。
言葉自体は「ロリータ(Lolita)」と「コンプレックス(Complex)」という2つの言葉が混ざった和製英語です。
1970年代後半ごろから使われ始め、当時は現在のようなマイナスな印象はなく、より一般的な場所でも使われた言葉でした。
しかし、現在では少女を恋愛対象と見ている男性の総称となっています。
ロリコンと同じような意味の言葉として、小児性愛障害があります。
ロリコンは一般的な嗜好を指す俗語であり、小児性愛障害は医学的に認められた精神疾患です。
両者を混同せず、正しい知識を持つことが重要です。
特に、小児性愛障害は子どもや社会に重大な影響を及ぼすため、適切な対応が求められます。
ロリコンが対象とするのは、10~13歳ほどの女児です。
この年齢層を上回る女性には興味が薄いですが、逆に下回る女児も対象にはしていません。
しかし、小児性愛障害は10歳以下の幼児も対象としています。
10~13歳の女児は、ロリコンからの被害を受ける可能性があると認識しておいていいでしょう。
ロリコン指向を心の内に秘める分には構いませんが、ストーカー行為など実害を起こせば一気に世間の見る目は厳しいものに変わります。
それでもなぜロリコンがストーカーに発展してしまうのでしょうか。
ロリコンがストーカー化する理由を紹介していきます。
ロリコン指向の人が女児を性愛の対象にしていること自体は、日本国憲法で認められた内心の自由の範囲内です。
しかし、性愛の気持ちが行き過ぎるあまり、実際に女児に接触しようとする人もいます。
話しかける人もいれば、つきまといによって行動パターンを観察する人など。
接触を伴うと犯罪に発展する可能性が高まってしまいます。
ロリコン指向の人が周囲の人間関係でうまくいっていない場合、人と関わる機会を増やそうとして女児へのストーカーを行なうことがあります。
職場や友人、恋人・夫婦関係など、引き金になる状況はいくらでも考えられるでしょう。
抱える悩みによるストレス発散のために、女児へのストーカーに走るのです。
自分のストレス発散に女児を利用することは、卑劣と言えるでしょう。
ロリコン指向の人が女児を好む理由は、自らがコントロールできる対象が欲しいと考えていることも挙げられます。
そもそも、なぜ大人の女性を性愛の対象にできないかというと、成熟した女性に対してコンプレックスを持っているからです。
いわゆる女性を引っ張る男性像を追い求めたものの、自立した女性は自分で大抵のことができますので、男性の意向を反映してくれない時もあります。
そうして自らの意向を反映してくれる存在を求めた結果、まだ年端もいかない少女に行き着いたのでしょう。
子どもは親の保護下にありますが、それでもどうしても親の目が行き届かない瞬間も生まれてしまいます。
成長するにしたがって一人立ちのための時間も必要ですが、同時に外からの危険にさらされる時間も増えるものです。
子どもの日々の生活のなかで、ロリコンによるストーカーを警戒すべき状況をご紹介します。
学校や塾、習い事の帰宅時に送迎をしていない場合は、子どもだけで過ごす時間となってしまいます。
その際に、ロリコンの人からの接触を受ける可能性も考えられるでしょう。
数人の集団で帰宅する場合は安全性が増しますが、一人での帰宅となるとその危険を一身に受けてしまいます。
かといって、どうしても仕事の都合で送迎ができないご家庭もあるでしょう。
当探偵事務所ではお子様の見守りサポートも対応可能ですので、お困りの際はご相談ください。
公民館や図書館などの公共施設は誰でも利用できる反面、ロリコン指向を持つ人も利用できてしまいます。
特に子ども向けのキッズコーナーにいる大人は、一見普通の親御さんかどうか区別がつきません。
周りの油断も利用して、子どもに接触しようとすることも考えられるでしょう。
公共施設であっても、安全とは言い切れない部分はあることは認識すべきです。
大型ショッピングモールやスーパーマーケットなどの商業施設でも、不特定多数の人が出入りするためロリコンによるストーカー被害が想定されます。
特に混雑した状況では、ストーカーされていることにすら気づけないこともあるでしょう。
人通りの多い場所では、知らない内にストーカーされる可能性も頭に入れておきましょう。
子どもを一人で出かけさせることも、精神的自立や成長を促すためには必要な側面を持ちます。
しかし、ストーカー加害者にとってはつきまといにうってつけの状況です。
他に警戒する人もいないため、もしもの時に何もできなくなる可能性も。
人通りの少ないところに行かせない、防犯ブザーを持たせるなどの防犯対策を充実させておくなどの準備が必要でしょう。
今やストーカー被害は現実の生活だけにとどまりません。
子どもでも簡単にインターネット・SNSを使えるようになった現在では、子どももネットストーカーの危険に晒されることもあります。
メッセージも簡単に送れてしまうため、親の知らないところで見知らぬ大人と交流して対面までしてしまうケースも。
SNSのアカウントは仕組みさえわかれば子どもでも作れてしまうため、子どもにスマホを持たせている家庭では注意すべきです。
そもそも各SNSは13歳未満の利用を禁じているものが大多数なので、13歳未満の子どもにはSNSを利用させないようにしましょう。
ロリコン指向があると思われる人物によるストーカー事件は、過去にいくつもの事例が存在しています。
なかには被害女児が命を落とす事件も発生しており、女児向けのストーカー対策の必要性を感じさせます。
過去に起きたロリコンによるストーカー事件を紹介していきます。
2017年、千葉県我孫子市で小学3年生の女児が犠牲となった痛ましい事件が発生しました。この事件は大きな社会的衝撃を与えました。
2017年3月24日、小学3年生の女児(当時9歳)が登校途中に行方不明となり、2日後に遺体で発見されました。
犯人として逮捕されたのは、女児が通う小学校の保護者会長だった男性(当時49歳)。
彼は殺人罪などで起訴されましたが、裁判では無罪を主張。結果的に千葉地裁から無期懲役の判決を受けました。
犯人の自宅からは、小中学生が出演するイメージDVDが段ボール20箱分も押収され、いわゆるロリコン的な嗜好を持っていたことが明らかになりました。
また、犯人が被害女児の通う小学校の保護者会長だったことから、信頼を寄せられる立場にあった人間による裏切りとして、事件の恐ろしさが際立ちました。
この事件は、加害者が身近な大人であるケースの危険性を浮き彫りにしています。子どもを守るためには、地域や学校が一丸となって見守る体制を強化することが求められます。
2019年、福岡県で9歳の女児に対してストーカー行為を行った19歳の男性が逮捕される事件が発生しました。
この事件は、未成年者に対する執拗なつきまとい行為が問題視されました。
犯人の男性は、女児と知り合いではないにもかかわらず、自宅付近で待ち伏せを繰り返していました。
具体的な行為としては以下の通りです。
逮捕後、犯人は「女の子のことが好きだった」と供述しており、執着心の強さが伺えます。
この事件では、ストーカー規制法違反が適用されました。未成年者が被害者であっても、ストーカー行為は法的に厳しく対処されます。
被害を防ぐためには、周囲の協力や警察への相談が欠かせません。家族や地域が連携して子どもを守る意識を高める必要があります。
子どもへのストーカー行為も立派な犯罪なので、犯人の逮捕が十分に可能な案件です。
しかし、まず大事なのは子どもに被害を与えないこと。子どもの安全を守ることは何よりも重要です。
ロリコンによるストーカー被害を放置すると、子どもは常に危険に晒され、最悪の場合、誘拐や性的虐待など、取り返しのつかない事態に発展する可能性があります。
事件や事故に巻き込まれれば、身体的怪我だけでなく、心的外傷後ストレス障害(PTSD)や不安障害、人間不信など、長期的な後遺症やトラウマを抱える可能性も。
これにより子どもの日常生活や将来的な社会生活に深刻な影響を及ぼしかねません。
子どもの未来を守るためにも、早急な対応が必要です。
子どもの身を守った上で、犯人を確保するために必要な証拠を集めるのが重要です。
ロリコンによるストーカー行為への対策方法を覚えておきましょう。
子どもを一人にしてしまうと、その分身の危険に晒すことになります。
そのため、心配な場合は行き帰りに送迎するなど、一人の時間を極力減らすことが重要です。
また、留守番をさせるときも来客対応をさせないなどの対策も有効といえます。
子どもだけだと適切な判断や対処ができないため、トラブルの火種を起こさない対策を行ないましょう。
対策を敷いていても、不審者に声をかけられるなどの事案に巻き込まれる可能性はゼロとはいえません。
そのため、非常時の対策も普段から言い聞かせておきましょう。
子どもでも対応可能な非常時の対策
もし子どもの周辺を観察したくても時間が取れない場合、小型カメラを仕込むことも有効です。
最近は色々な持ち物に仕込める小型カメラがネットで気軽に買えるため、防犯対策として購入することもできます。
子どものカバンなど持ち物に設置することで、外出先の子ども自身や周辺の様子を撮影可能です。
カメラでなくても、ボイスレコーダーで音声を記録するのもいいでしょう。
もし何か事件に巻き込まれても、その様子を記録できていれば有効な証拠として使えます。
子どもを見守りたくても時間が取れない場合、探偵にご依頼いただくことで子どもの身辺を見守ることができます。
登下校や塾・習い事の帰り道を歩く子どもを後ろから見守ったり、逆に道を先回りして周辺に怪しい人物が待ち伏せていないかどうかも調査可能です。
また、自宅周辺に張り込んで子どもの留守番サポートも対応できます。
調査結果をまとめた報告書は、裁判でも証拠としても使用可能です。
親御さんの抱える心配に寄り添える万全の体制作りを、当探偵事務所は全力でサポートします。
まず、現状について相談することから始めましょう。
現在お持ちのお悩み事、被害の状況、対策依頼に関する質問や要望などのご相談が可能です。
※docomo・au・softbankなどの携帯電話アドレスはドメイン指定設定により毎月10件以上の「送信エラー」が起こっているため、フリーメール(GmailやYahoo!mail)の利用をおすすめします。しばらく経っても返信が来ない方はお電話にてご確認くださいませ。
監修者・執筆者 / 山内 / 2025年1月7日更新
1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。監修者・執筆者一覧へ
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