Bullying report
同僚が会話をしてくれない、あいさつしても無視される、仕事の連絡事項が自分だけ通知されない、自分だけ別室で仕事させられる、職場の食事会や飲み会に自分だけ声をかけられない…こうした職場における「大人のいじめ」は、一見、パワハラにはあたらず、独りで悩みを抱え込みがちになりますが、実は、こうした行為も全て、改正労働施策総合推進法(パワハラ防止法)による「ハラスメント行為」に該当します。
会社側が必要な防止措置を取らない場合、是正指導の対象にもありえる事象です。
社内いじめに遭ってしまうと、その当人は自らにいじめられる原因を探し、悩みを深める傾向にあります。もちろん、思い当たる節があり、改善すべきことがあれば直す努力は必要ですが、それでいじめが収まるかといえば、残念ながらそうなることは多くありません。
リストラの嵐が吹き荒れているような企業ならまだしも、警察や自衛隊・市役所などの自治体、さらには、教育者たる学校の教諭に至るまで、苛烈で陰湿ないじめ事件が報じられるなど、どんな職場でも「大人のいじめ」が行なわれている事態となっています。
職場でのいじめをしようとする原因は自分より仕事ができる相手に対するコンプレックスだったり、あるいはその逆として仕事ができない相手をいじめることによってストレスの発散をする目的だったりと、稚拙な内容のことばかりです。
ご依頼者様: | 31才/女性 会社員 |
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ご依頼内容: | ハラスメント調査 |
ご依頼理由: |
異業種交流会のサイトで応募した「朝活」をしてから会社に行っているのですが、それが気に食わないと思っているような同期の社員がいます。「朝活やっても仕事の役に立たない」「私なら早く行って仕事の準備をする」などと上司が私に聞こえるように話してきたり、やたらと仕事を押し付けてきたり、「あいつうざいわ」と陰で言われ続けていたのも、朝活の交流会で学んだコツでいろいろやり過ごしてきました。でも最近、それだけでは済まない事が起きてしまい…。その同期があるプロジェクトでミスをしたのですが、そのミスを「私のせい」と取引先に話したらしく、その責任と後始末が私に回ってきたのです。 上司や先輩社員はフォローに回ってくれましたが、取引先が「この社員がいるなら取引はしない」とまで言ってきました。確かに私はそのプロジェクトに携わっていますが、担当者は同期ですし、あまりに理不尽過ぎます。その同期と取引先の人間の一人が大学時代の先輩後輩関係だという事を後に聞いてしまい、2人がグルで私を解雇させようとしているようにしか思えなくなりました。ずっと上司に相談しているのですが曖昧な答えしか返って来ないので、もう社内の人間は誰も信用できません。同期と取引先との交流関係から、何かいじめに関する癒着のようなものがあるのか調べてほしいのです。それと、パワハラ防止法で処罰できるなら、彼女を訴える事は可能でしょうか。よろしくお願いいたします。 |
調査レポート: |
『大人のいじめ』というワードがあります。なまじ知識と経験が豊富な分、その卑劣さやあくどさ、陰湿ぶりは子供のそれとの比にならず、深刻な事態を引き起こす事もしばしば見受けられます。その表面的な目的意識は子供のいじめと比べると明確に見えるようにも思えますが、結局は『あいつが気に入らない』『あいつが邪魔だ』といった、非常に稚拙な理由が根幹にあったりするものです。果たして、何を以て『大人』と言えるのやら。 今回のご依頼内容で当事務所が行なうべき調査は、当初から明確でした。同期の女性=調査対象者へ【身辺調査】を行い、その時の行動・接触した人物・その発言を逐一収集し、今回のいじめ問題に繋がる証拠となるものを掴む。幸い、ご依頼者は調査対象者と同じ会社の同じ部署に所属していた事から、調査前における当社調査員との連絡・連携はかなり密に行なう事ができました。(ex.彼女は何時に何処に行きます、今日の彼女の予定は何々です、等。)ご予算の関係からピンポイントの日時で身辺調査を行った結果、予測通り、退社後に取引先の一人、大学時代の先輩後輩関係である男性と密会している姿を入手。 さらに、2人で飲食中にご依頼者に関する話題が上り、明らかに作為的ないじめを計画しているやり取りも音声にて収集。全3回の調査のうち最後の1回はラブホテルへ消えていった2人の姿までを調査報告書にまとめ、音声データと共にご依頼者に提出し、今後の方針をアドバイスして今回の調査は終了となりました。『なんだか安っぽいドラマみたいですね』とこぼしたご依頼者は、現在、会社の人事部を通し調査対象者と取引先男性に対し、然るべき措置を講じる手立てを行っているとの事です。 終身雇用が崩壊しつつあると騒がれている昨今ですが、それでもまだまだ『会社』という存在は、人生においてかなりの時間的ウエイトを占めています。仲良しグループではない為、その中での人間関係に軋轢が生じる事は致し方ないとは思いますが、だからといってそれが『陰湿ないじめ』を肯定する事にはなり得ません。圧力に屈する事無く自身の立場や権利をはっきりと主張する為にも、明確な証拠を収集する必要がある場合も大いにあると言えるでしょう。 |
こうした「大人のいじめ」に遭ってしまった時、社内の人間関係で解決しようとすることは簡単ではなく、いじめでなやんでいること、それを他人に話していることが筒抜けになり、余計に事態を複雑化させてしまう結果になりかねません。
会社の上司や相談窓口、労働組合もまた然りで、「この会社にいじめっ子がいる」ことを声高に叫ぶことが、社内の敵を増やすことにもつながりかねないので注意が必要です。
もちろん、転職先を見つけて、環境を変え、人間関係もリセットすることが可能であれば一番ですが、現在、そうしたことが容易な状況ではありません。
公的な相談先も数多く存在します(法テラス、人権110番、かいけつサポートなど)が、これらはあくまで第三者の意見を聞くための窓口であり、いじめを解決するための機関ではありません。
その場合、探偵・調査会社に依頼することで、いじめの実態やいじめを主導する者、周辺の人間の調査を通して、問題の原因を突き止め、証拠を確保した上で、法制度などを確認し、労働局や弁護士などに相談することで解決に近付くことが可能となります。
探偵との契約は「本当にここに頼んでも大丈夫なのか?」「解決しなかったらどうしよう」という不安を持ったまま依頼される方がいます。過去に探偵が引き起こした悪徳な運営方針によって起きたトラブルがありました。
そうならないためにも、下記の5つのポイントを参考にして、依頼される探偵事務所の指標にしてみると良いでしょう。
探偵社に相談・依頼するということは、ご依頼者にとっては人生の一大事かと思います。しっかりとお話しを聞き、打ち合わせを重ねて、ご依頼者の意向をくんだ結果に導くことを常に心がけています。
ご依頼者のなかにはどのように解決させるか決まっている方もいれば、どんな調査が望ましいのかわからないという方もいらっしゃいます。
どんなに複雑に見え、困難と思える問題でも、必ず解決の道はありますので、困った時にはお気軽にご相談ください。
まず、現状について相談することから始めましょう。
現在お持ちのお悩み事、職場のいじめの内容、職場のいじめに関する質問や要望などのご相談が可能です。
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