Detective News
車両を使った嫌がらせ行為がおこなわれているという報告が全国的に相次いで上がってきています。第三者からみれば、車両が公道を走っているだけ、路肩に停車しているだけに見えるでしょう。車両の嫌がらせは対処が難しかったり個人では「何もできない」ケースがあります。しかし、「何もできないなら」嫌がらせに対する心構えを持つと外出するときの恐怖感は緩和されるはずです。
嫌がらせに車両を使う理由は、1つの車両でいろいろなアンカリングができるからです。
上記の事例は嫌がらせの問い合わせのなかで最も相談が多かった事例です。車両を頻繁に使うと、スーパーやコンビニなどで偶然同じタイミングで買い物にきた客を装ったり、高速道路のサービスエリアで偶然休憩に入ったなどを装い、ターゲットへの監視をカモフラージュすることができます。
そして、いつでもどこでも加害者が常にターゲットの周りを囲んでいるというアンカリングもできるので、ターゲットのなかには車両を見ると精神的な負担が大きく外出することさえ難しくなります。
こうやってターゲットを外に出させない。日常生活に支障をきたすまで孤立させようとする目的が達成できるというわけです。
組織的な嫌がらせのターゲットの共通として加害車両のナンバープレートにとても神経質になります。その理由としてインターネットの嫌がらせに関するサイトで「カルトカー」と呼ばれてるナンバーが存在します。
これらが毎日のようにターゲットの前を走行したりするとだんだん意識し始めるのです。これもアンカリングの一種で、「常に監視状態であること」「ターゲットに自由はない」というアピールが隠されています。
このような「カルトナンバー」と呼ばれてるゾロ目ナンバーは、スポーツ選手や暴力団が乗ってる車両のナンバープレートに使われており、日々走行してる車両が加害車両かどうか区別することは難しいでしょう。
次々と摘発されている煽り運転ができなくなった今、車両での嫌がらせはハイビームや電磁波の照射、ゾロ目ナンバーを利用したアンカリング、強いドアの開け閉めやクラクションのノイズキャンペーンに移行していて、普段意識しない車両のナンバープレートをいやでも意識してしまう傾向に陥りやすくなります。
最後に加害車両の対処の仕方ですが、加害者側も条例や法律に違反することを警戒してるため、ターゲットに対して危害を加えてくることはありません。あおり運転や危険運転の認識が少なかった時期は、急に飛び出してきたり歩道まで乗り上げるほどスピードを上げて運転したりと命の危険を脅かす行為はありましたが、今はそこまでひどい害を与えることは少なくなりました。
基本は「無視」あまり意識しないようにすることです。もし、加害車両を見かけたら車両とナンバープレートを控えて人物を映像に残すようにして、何度も続く迷惑行為であれば都道府県の迷惑行為防止条例違反になりますので警察に相談しましょう。警察も「組織的な嫌がらせ」に関して認知されていますので、親身になって対応しているという話が増えてきています。車両のアンカリング自体がターゲットの情報を共有してるということで条例で禁止されるエリアもあります。もし、車両で妨害されたら遠慮せずに警察に連絡することをおすすめします。
よく、「警察の対応に不安を感じる」「積極的に動いてもらえない」「被害届を出しても警察は捜査しない」と耳にします。ご自身の被害について警察が積極的に捜査していないと感じた場合、その警察署では「もっと重大な事件」をかかえてる可能性があります。また、警察は解決につながるような「証拠」がなければ積極的に捜査することはありません。警察を動かすだけの証拠が必要な場合、探偵に依頼することを視野に入れてみてください。
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