世の中には多種多様なWebサイトがありますが、掲示板サイトは長らく存在しています。
その中でも、水商売の話題を専門にする掲示板サイトもあり、20年ほどの歴史を持ちます。
書かれることはお店の評判だけでなく、勤務するキャストに関する話題も。
時には誹謗中傷のような内容も書かれるため、心を痛めるキャストが後を絶ちません。
水商売の掲示板サイトで誹謗中傷や悪口を書かれた場合は、どうすればいいのでしょうか。
この記事では、水商売の掲示板での誹謗中傷・悪口への対処法を紹介します。
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過去に当事務所が対応した、掲示板サイトにおける誹謗中傷の調査事例をご紹介します。
このケーススタディが、同じような問題に直面している方々の参考になれば幸いです。
ご依頼者様: | 20代/女性 会社員 |
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ご依頼内容: | ネットリサーチ調査 |
ご依頼理由: | キャバクラで働いていた際にお客様とトラブルになり、退職しました。その後、元同僚から掲示板に自分に関する悪口が書かれていると知らされ、確認したところ、「〇〇はやりまん」「〇〇は彼氏がいるからアフターはいかない」などの書き込みがありました。店名も記載されていたため、間違いないと思います。すぐに削除申請を行ないましたが、他の掲示板やSNSにも書かれている可能性があると思い、不安になり相談しました。また、悪口を書いたと思われる人物の特定もお願いしたいとのことでした。 |
調査レポート: | インターネット上での誹謗中傷は、近年厳しく取り締まられるようになりました。ご依頼者様から提供された情報を基に、ネットリサーチを行ない、複数の掲示板でご依頼者様に対する悪口を発見を発見しました。さらに、盗撮されたとみられる画像がモザイク付きで公開されており、関係者であれば特定可能な状態でした。これらの証拠をもとに、弁護士と連携して情報開示請求および慰謝料請求の手続きを進めることとなりました。 |
当事務所にご依頼いただいたのは、スナック経営者の女性からのケースです。
彼女の店舗に対して、掲示板上での誹謗中傷が行なわれたため、書き込みを行なった人物を特定したいとの依頼を受けました。
ご依頼者様: | 40代/女性 スナック経営者 |
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ご依頼内容: | 掲示板上の誹謗中傷調査および、投稿者の特定 |
ご依頼理由: | 数週間前から、店舗に関する悪質な書き込みが掲示板に投稿されるようになり、「接客態度が悪い」「ぼったくり」などの誹謗中傷が相次ぎました。このままでは、店舗の評判に大きな影響が出ると考え、投稿者を特定して対策を講じたいと考えたため、当事務所に調査を依頼しました。 |
調査レポート: | 当事務所では、掲示板管理者との連携を図り、該当する書き込みに関連するIPアドレスを特定しました。そのIPアドレスからホスト名や地理的な位置を分析し、プロバイダを通じて更に詳細な情報を得ることができました。これらのデータを基に、投稿者が特定の時間帯に書き込みを行なっていたことを突き止め、悪意ある書き込みが常連客を装った競合店舗の関係者である可能性が高いことが判明しました。最終的には、この情報を弁護士に提供し、法的措置を進める準備が整いました。 |
今回のケースは、ホストクラブで働く男性からの依頼で、掲示板に書かれた虚偽の情報(がせねた)によって、名誉を傷つけられたとして調査を依頼されたものです。
ご依頼者様: | 30代/男性 ホストクラブ従業員 |
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ご依頼内容: | 掲示板に書かれた虚偽情報の解析と投稿者の特定 |
ご依頼理由: | 掲示板に「〇〇ホストは借金があり、客に対して裏で金銭を要求している」などの虚偽情報が書かれ、自分の名前が直接記載されていました。これにより、顧客からの信頼が損なわれる恐れがあり、投稿者の特定と対処が急務と考え、当事務所に相談しました。 |
調査レポート: | 掲示板に記載されたホスト名や関連情報を元に、詳細な解析を行ないました。ホスト名が記載された複数の掲示板を確認し、書き込み内容の一致やタイミングを精査したところ、特定のIPアドレスからの投稿が多数確認されました。これにより、ホスト名を利用して悪質な情報を広めた人物が特定され、同一人物による複数の掲示板への投稿が確認されました。弁護士との協力のもと、この人物に対する情報開示請求を進め、虚偽情報の削除依頼および名誉毀損に対する法的措置を取る準備を行ないました。 |
水商売について書き込みがある掲示板サイトには、どのようなものがあるのでしょうか。
サイトの種類を把握して、あらかじめ傾向を掴んでおきましょう。
掲示板サイトとして最も有名なのは2ちゃんねる(現:5ちゃんねる)があります。
2ちゃんねるでは多種多様な話題が展開されていますが、中には一つの話題に特化した掲示板サイトも存在します。
代表的なものは2001年4月に設立されたホスラブ(正式名称:ホストラブ)で、実に20年以上の歴史を持ちます。
最初はサイト名の通りホストの話題専門でしたが、今やキャバクラなど男性向けのお店や風俗店などナイトワーク系全般の掲示板サイトです。
その他にも、水商売の話題が上がる有名掲示板サイトを紹介します。
基本的にはこうした掲示板サイトを見る必要はありませんが、もしいわれのない風評を広められていた場合は対処が必要です。
SNSが発達してくると、水商売に関する書き込みはSNSでも増加していきました。
掲示板だと同じような話題は同じスレッドで展開されますが、SNSは各アカウントごとに発信するため書き込みのすべてを追うことは極めて難しいです。
しかし、その分目に入る機会も少なくなるため、自分から追わなければ気分を害する書き込みを見ることもないでしょう。
しかし、近年はコンカフェなど新しい業態の水商売も生まれているため、掲示板サイトへの書き込みは未だに継続しています。
ホストやキャバクラなどで働く人は、ただの一般人でもあります。
それなのに、なぜ掲示板サイトで誹謗中傷の槍玉に挙げられてしまうのでしょうか。
水商売の仕事特有の事情をご紹介します。
水商売は接客業なので、お客様との対面が求められます。
普通の接客業との違いとしては、お客様の心の距離を出来る限り近付ける業務内容である点です。
お客様のことを褒めたり、少し恋心をくすぐるような対応によって、お酒などの注文をたくさんもらって利益を得ます。
その際に、キャストの想定以上にお客様が好意を寄せる可能性もあるでしょう。
好意は叶わないことが多いですが、割り切れないお客様はその好意を敵意に変えます。
敵意を持った人が悪口や誹謗中傷を過激にさせる傾向があるでしょう。
水商売の掲示板で誹謗中傷をするのは、お客様だけではありません。
売上を競うような形式のお店だと、競争相手から反感を買うことも。
また、自覚もなしに勝手に競争相手にされてしまい、知らぬ間に対抗意識を燃やされる場合もあります。
その競争相手が自分を貶めようと、誹謗中傷を書き込むことが多いです。
しかも内部事情を知っているため、内容の信ぴょう性もかなり高くなりがちでしょう。
ですが、内容を細かく読み解けば犯人が誰なのか自分で突き止めることも十分可能なケースです。
水商売は、人の気持ち以外にもシステム的な部分でトラブルを生みやすいです。
お金も安くないため、料金がかさんでしまうとお客様も消耗してしまいます。
特に店内で売上を競う場合、一人のお客様が入れ込んで多額のお金を使う場合も。
しかし、相応の見返りがなかったとお客様が感じてしまうと、騙されたと感じて敵意を露わにしてしまいます。
時にはネット上のみならず、キャスト本人に危害を加えようとする可能性もありますので注意しましょう。
インターネット上で誹謗中傷を受けた際に、それを無視するかどうかは悩ましい問題です。
しかし、誹謗中傷を放置することにはさまざまなリスクが伴います。
以下に、放置することで生じる主なリスクについて解説します。
誹謗中傷が拡散されると、あなたの名誉や信用が著しく低下する可能性があります。
特に、職場や取引先、友人・家族などに誤解を与え、人間関係に悪影響を及ぼすことがあります。
信頼の損失は、取り返しがつかない事態に発展することも少なくありません。
誹謗中傷を無視していると、時間が経つにつれてその影響が蓄積し、心理的なストレスが増大します。
放置している間に、自分の評判がどのように悪化しているかを気にし続けることで、精神的な負担が大きくなる可能性があります。
インターネット上に一度書かれた情報は、削除されない限り半永久的に残る可能性があります。
これを「デジタルタトゥー」と呼び、誹謗中傷が時間を経ても検索結果に表示され続けることで、将来のキャリアや生活に影響を与えるリスクがあります。
誹謗中傷を放置することで、相手が「反応がない」と見なし、さらに攻撃をエスカレートさせる可能性があります。
無視することで、相手が調子に乗り、より悪質な書き込みや行動に出ることも考えられます。
誹謗中傷が放置されると、それを目にした他者が同じように誹謗中傷を行なう「便乗」のリスクが高まります。
これにより、被害が拡大し、状況がさらに悪化する可能性があります。
誹謗中傷に対する適切な対策としては、まずは書き込み内容の証拠を保存し、弁護士などの専門家に相談することが重要です。
また、場合によっては、掲示板の管理者に対して削除依頼を行ない、必要に応じて法的措置を検討することも必要です。
無視することは解決にはなりません。
適切な対応を取ることで、被害の拡大を防ぎ、自分の名誉や心の平穏を守ることができます。
もし掲示板を見て、自分の悪口を見つけてしまった場合はどうすればいいのでしょうか。
水商売の人が、掲示板で自分の誹謗中傷を見た場合の対処法をお伝えします。
自分の悪口が書かれていたら、つい反論したくなる気持ちもあるでしょう。
それが事実無根の内容ならなおさらです。
しかし、反論で書き込んだ言葉が誰かを傷つけると判断された場合、逆に自分が通報されてしまいます。
また、本人が反応することで逆に相手を喜ばせたり、話題をむやみに盛り上げてしまいかねません。
ネット上には書き込まないのが吉なので、粛々と下記の対応を進めていきましょう。
掲示板サイトによっては、書き込みの削除対応を受け付けています。
不愉快な書き込みを削除したい場合は、削除依頼を送りましょう。
ホスラブには削除依頼のページがありますので、そこから該当の書き込みを削除を申請しましょう。
まず、サイト下部にある「削除依頼」のページにアクセスしましょう。
次に、「削除依頼フォーム」にアクセスします。
フォーム内に記入後、「依頼する」ボタンを押せば、削除依頼は完了です。
爆サイ.comでは、削除申請するために会員登録が必要になります。
LINE、Google、Twitterのアカウントもしくはメールアドレスで登録しましょう。
登録後、該当する書き込みのあるスレッド下部の「削除申請」ボタンを押します。
すると入力フォームが表示されますので、入力して「削除依頼を送信」を押します。
爆サイ.comでの注意点としては、1回の申請では1つの書き込みしか対象にできません。
削除したい書き込みが複数ある場合は、複数回の申請が必要になると覚えておきましょう。
書き込みを削除するだけでなく、書き込んだ相手を訴えたいとまで考えている方もいるでしょう。
その場合は、該当する書き込みをスクリーンショットで記録しておきましょう。
または、ページをプリントアウトするだけでも構いません。
該当の書き込みが実際にあったと示すことができれば、訴えた際に有利に進められます。
もし訴えたくても証拠を集めるのが難しい場合は、探偵にご依頼ください。
探偵の持つネットワークにより、該当する書き込みを行なう人物の特定に加えて、裁判で証拠として使える報告書を作成します。
また、書き込みをした人物に心当たりがある上に身の危険も感じる場合は、調査員が周辺を監視して怪しい動きがないか見守ることも可能です。
ご相談は24時間365日無料で受け付けていますので、お気軽にご連絡ください。
水商売に携わる方々が誹謗中傷を受けることは、決して珍しいことではありません。
特にインターネット上での悪質な書き込みや噂話は、放置すると大きな問題に発展する可能性があります。
当事務所では、こうした誹謗中傷に対する調査や対応を専門に行なっております。
「掲示板やSNSで自分に関する悪口が書かれている」「事実無根の噂が広がっていて困っている」といったお悩みがある方は、ぜひ一度ご相談ください。
ご相談は無料で承っておりますので、まずは状況をお聞かせください。
まず、現状について相談することから始めましょう。
現在お持ちのお悩み事、誹謗中傷の内容、誹謗中傷に関する質問や要望などのご相談が可能です。
※docomo・au・softbankなどの携帯電話アドレスはドメイン指定設定により毎月10件以上の「送信エラー」が起こっているため、フリーメール(GmailやYahoo!mail)の利用をおすすめします。しばらく経っても返信が来ない方はお電話にてご確認くださいませ。
監修者・執筆者 / 山内
1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。監修者・執筆者一覧へ
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