盗撮は、プライバシー侵害の深刻な問題です。
この記事では、盗撮の手口や起こる場所、そして盗撮を見抜く方法について解説します。
自分や周囲を守るために、盗撮についての知識を身につけましょう。
盗撮被害はいつ何処でされるかわかりません。
特に女性の場合は盗撮被害を受けやすく、「気づかないうちに被害に遭っている」ケースも少なくありません。
もしも被害に遭ってしまった場合、解決はできるのでしょうか?
被害相談と専門家のアドバイスについてご紹介します。
ご依頼者様: | 48才/女性 パート勤務 |
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ご依頼内容: | 盗撮被害調査 |
ご依頼理由: |
最近、中学生の娘が学校や塾の往来中に見知らぬ男性からスマートフォンで撮影される事が増えていると言います。盗撮画像や動画が問題になっていることを知り、心配です。娘は思春期で敏感な時期です。どうすればいいのか迷っています。事実を確認し、被害の状況を知りたいです。 |
調査レポート: |
街中での盗撮行為は、もちろん違法行為に抵触しますが、昨今のインターネット(主にポルノサイトなど)を見ると、それでもそのような画像・動画が方々に流出している様子は変わらないように見受けられます。スマートフォンを始めとした撮影機器の精度が向上し、また誰でも手軽に撮影を行えるようになった現代では、むしろ盗撮行為は以前より横行してしまっているとも言えなくもありません。 今回のご依頼内容に鑑み、「インターネット上におけるご依頼者ご息女の個人情報流出調査」を実施。上記のポルノサイト群を始め、可能性のあるウェブサイトやSNSなどを総当たりして調査を行った結果、「ご息女の個人情報の流出は確認されない」という結果となりました。 盗撮行為の恐ろしい点は、撮影された画像や動画がインターネット上などにアップされ、二次被害・三次被害へと拡大してしまう点にあります。気づいたときには既に遅いという場合もあり、極論、全世界へ拡散されてしまったものを全て消去する事は事実上不可能に近いと言えるでしょう。 であるからこそ、早急な事実確認が重要となってくるのです。まずは実際にそういった被害に遭ってしまっているのか、遭っているなら誰がどのように行っているのか、と順序だてて調査を行っていけば、少なくとも被害拡大を防ぐ事は可能です。 |
盗撮の手口について知る上で、まず理解しておきたいのが盗撮が行なわれる場所です。
どんな場所で盗撮が行なわれるのか把握しておけば対策しやすくなるため、まず理解しておきましょう。
電車は他の乗客も乗り合わせていますが、最近はスマホの普及により他の乗客の様子を注意深く見なくなった人が多いです。
そのため、電車内での盗撮被害が見過ごされるケースが増えてきています。
また、車内で多くの人がスマホを操作しているため、スマホで撮影されていることに気づきにくい状況です。
電車内にいるときは、時折周辺に誰がいるかを把握して怪しげな人を避けるようにしましょう。
買い物に夢中になっていると周りの動きに注意が向かなくなり、盗撮される隙を与えてしまいます。
特に本屋で立ち読みをするなど、同じ場所に立ち続ける時間が多いと盗撮犯の餌食になる可能性が。
同じ場所にはできるだけとどまらないことが、被害を避けるコツです。
以前から更衣室やトイレは、盗撮の対象になりやすい場所でした。
最近は備品に小型カメラを仕込むだけでなく、備品そのものに似せたカメラも増加中。
今までよりも注意深い対策が必要になりました。
更衣室やトイレ内で感じた違和感は間違いでない可能性もあるため、よくよく見るとカメラが見つかるかもしれません。
階段やエスカレーターなどは、自分の視界に入らない部分まで他人に見られる可能性が上がります。
基本的に、階段やエスカレーターで下にいる人を見ることはないでしょう。
そのため、盗撮されていても気づきにくい場合が多いです。
盗撮を行うのは異性だけではありません。
男性・女性で分けられた異性が入れない場所であっても、同性から盗撮されることは十分にありえます。
同性しかいない場所だと、公共の場所では考えられないほどの隙を盗撮犯に与えてしまいます。
同性のみの空間であっても、プライバシーを守るための努力は欠かさないようにしましょう。
盗撮は、他人のプライベートの情報を盗む悪質な手口ですが、盗撮の目的とは何なのでしょうか?
盗撮犯の心理を理解することで、より入念な盗撮対策を行なうことが可能です。
盗撮を対象者の監視や、嫌がらせのために行なうことがあります。
原因は様々ですが、この場合は一人のターゲットを集団で狙うケースが多いです。
例えば、職場の一人に対して複数人で嫌がらせをする、リストラ目的での会社ぐるみの嫌がらせをするなど色々なパターンがあります。
インターネットには「盗撮映像を専門で扱っている」特殊なサイトが存在します。
盗撮映像を好む性癖を持った人間がアクセスすることで、アフィリエイトや盗撮映像の売買によって利益を得られるため、お金目的で盗撮を行なうケースもあります。
中には女性が利益を得るために、更衣室やトイレの様子を撮影することも十分に考えられます。
対象者がどんな生活をしているのかなどのプライベートを知るために、盗撮を行うケースもあります。
この場合は、相手の部屋に忍び込んで盗撮用のカメラを設置したり、近隣に移り住んで外から盗撮するような手口が考えられます。
家にいる間は外から見られないように工夫をしつつ、身に覚えのないものが室内に置かれていないか観察するなどして対策しましょう。
盗撮犯自身が欲求を満たすために盗撮をするケースです。
基本的には性的欲求を満たすために盗撮をするのがほとんど。
日々の生活によるフラストレーションの埋め合わせや、盗撮行為によってスリルを味わうことを目的に行なうケースもあります。
盗撮の手口において、どのような器具が使用されるのでしょうか。
知識としてその実態をあらかじめ知っておくことで、十分な対策を取ることが可能です。
近年、カメラはどんどん小型化してきており、便利な反面盗撮などに悪用されることも多いです。
仕掛けられたとしてもサイズの小ささ故に気づきにくく、そのまま被害を受けてしまうケースもあるでしょう。
探偵など調査のプロは、カメラを探知する専用の機械を使用して小型カメラを見つけ出します。
もしカメラが仕掛けられていないか不安な方は、探偵などの専門家に依頼するのも一つの手です。
スマホは今や多くの人が街中で使用しているため、盗撮されていても気づきにくい場合が多いです。
ですが、カメラが不自然に自分の方を向いていたり、やたら自分の下を捉える向きになっている場合は怪しいです。
また、スマホカメラの望遠機能はまだまだ画質が悪いため、どうしても至近距離で撮影する必要があります。
自分の近くに不自然な向きでスマホを使う人がいたら要注意ですので、周辺に意識を向けることで対策可能です。
品質の高いカメラは、望遠機能が発達しているため高画質での撮影が可能です。
それだけでなく、対象者の近くにいなくても撮影できるため、犯人の発見も難しいです。
しかし、違う建物に移れば一気に撮影できなくなる面も。
他にも画質や性能が良い分機材も大きくなるため、移動も難しいでしょう。
同じ場所にとどまらずに移動を頻繁に行えば、望遠カメラへの対策は可能です。
近年厄介になっているのが、日用品や備品に似せた隠しカメラ。
一見しただけではカメラだと気づかないため、見過ごしてしまうことも多いでしょう。
しかし不自然な箇所に設置されている場合もあるため、その場合は気づけることもあるはずです。
手にしたり購入した覚えのないものを周囲で見つけたら、隠しカメラの可能性があります。
多岐にわたる盗撮の手口ですが、どんな方法で対処できるのでしょうか。
盗撮の手口に有効な対処法をいくつかご紹介しますので、ぜひご参考ください。
基本的に、盗撮犯は対象者に見つからないところから撮影を行います。
それはつまり、盗撮犯は対象者に気づかれることを恐れているとも言えるでしょう。
そのため、少しでも「気づいているぞ」という素振りを見せるだけでも、盗撮犯は警戒して犯行を躊躇します。
人気のいない場所では、特に周辺を見渡して警戒しているアピールをすることで盗撮を防ぐことが可能です。
隠しカメラによる盗撮の場合、カメラを仕掛ける前後で周辺の様子が少なからず変わっていることがあります。
上記のような変化があった場合、隠しカメラが仕掛けられているかもしれません。
隠しカメラへの対処は早めに行うのが吉なので、少しでも怪しいと思ったら調べてみましょう。
階段やエスカレーターでは視界に入らない場所が増えるため、盗撮犯も狙うことが多いです。
しかし、下から見られる吹き抜け側に立たないようにするだけで、盗撮被害を受ける可能性を減らせます。
また、エスカレーターでは立ち止まらずに歩いて移動することで、撮影されるリスクの軽減が可能。
盗撮被害を防止するための工夫として、取り入れてみてはいかがでしょうか。
残念ながら、盗撮行為そのものを取り締まるための明確な法律は、現代の日本では制定されていません。
しかし、各都道府県に定められている迷惑防止条例によって取り締まりはされています。
迷惑防止条例の詳しい内容は各都道府県によって異なりますが、東京都の例を下記に挙げます。
二 次のいずれかに掲げる場所又は乗物における人の通常衣服で隠されている下着又は身体を、写真機その他の機器を用いて撮影し、又は撮影する目的で写真機その他の機器を差し向け、若しくは設置すること。
- イ 住居、便所、浴場、更衣室その他人が通常衣服の全部又は一部を着けない状態でいるような場所
- ロ 公共の場所、公共の乗物、学校、事務所、タクシーその他不特定又は多数の者が利用し、又は出入りする場所又は乗物(イに該当するものを除く。)
上記に違反した場合、1年以下の懲役または100万円の罰金という明確な罰則が科されます。
盗撮に対しては泣き寝入りすることなく、毅然と対処することが重要です。
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