Detective News
「玄関先や庭にゴミを捨てられる」「車に傷をつけられたり、落書きされている」「自宅ポストの手紙やハガキなどの郵便物が抜き取られている」…。
些細なことから、こうしたトラブルに見舞われている人は少なくありません。ご近所との小さな食い違いや、生活習慣のズレがきっかけとなることもあります。
仮に、犯人が特定できたとしても、直接、文句を言うと、トボけられたうえ、逆恨みを買い、嫌がらせ行為がエスカレートすることもあるのです。
ご依頼者様: | 50代/女性 主婦 |
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ご依頼内容: | 嫌がらせの証拠収集調査 |
ご依頼理由: |
こちらのホームページに書いてある嫌がらせ被害よりは些細な事だと思うのですが、近所に住んでいる女性の行動に煩わしさを感じています。 女性が車で外出する度に、私の自宅前でエンジンの爆音を響かせたり排ガスをまき散らしたりしてきます。一度や二度なら気にしないのですが、もう2週間近くずっと続けられているので、さすがに神経が参ってきてしまいました。 その女性は近所でも変わり者という評判があり、他の住民の方々も腫れ物に触るような態度で接しているため、私も関わらないようにしてきました。 けれどこの嫌がらせが始まる少し前に、私の趣味の楽器演奏について少し口論になった事があり…。音がうるさいという事でその場ではきちんと謝罪して、以後気をつけるように心がけてはいるのですが、恐らくそれが引き金になってしまったのだと思っています。 でも、このまま泣き寝入りするのも癪に障りますし、こちらが一方的に我慢する謂れもありません。 大ごとにしても結局は向こうが大騒ぎするのは目に見えているので、なるべく穏便に解決したいと思っています。どうするのが一番良いのでしょうか? |
調査レポート: |
近隣住民とのトラブル事は、今も昔も変わりのない、ある意味伝統的な揉め事の代表ともいえます。 何がきっかけでそのような状態になってしまったのか、その根本原因はそもそもどちらにあるのか、という問題はただの水掛け論になってしまいますが、かといって今起こっている嫌がらせ行為を見過ごして良いという話にはなりません。 今回のご依頼内容に照らし合わせ、【調査対象者の嫌がらせ行為の証拠収集調査】を実施しました。ご依頼者自宅周辺で張り込み、調査対象者が意図的に騒音や悪臭をまき散らす行為を行なっているのか、その頻度を映像と音声で収集。 複数回の調査の結果、やはり明確な意思を持って行為に及んでいると判断できたため、作成した調査報告書を基にご依頼者と今後の対応について協議を開始しました。 『なるべく穏便に』というご依頼者のご希望を汲み取り、最終的に当社調査プランナーが調査対象者と直に接触し交渉へ。 変わり者という触れ込みの通り、こちらの話がやや通じない点もありましたが、調査で取得した証拠を提示する事で観念したのか、最終的に誓約書を取り交わす事で合意に至る結果となりました。 『まさか探偵まで雇ったなんて』とかなり驚いていた調査対象者でしたが、被害者=ご依頼者からすればそれほど深刻な問題であったのだという事、誓約書を遵守すればそれ以上大ごとにはしない事を伝えると、最後にはかなり反省の念を見せているように思えました。 後日ご依頼者から『あれ以来被害はぱったりと止んでいるし、外出する姿もほとんど見かけなくなった』とのご連絡が入った点からみても、今回の調査がある程度の抑止力となって働いていると言えるのでしょう。 嫌がらせ行為の多くは、被害者側が何も抵抗をせずにいると、どんどんエスカレートする傾向が見られます。であるからこそ、今回のように些細な嫌がらせ行為の段階ですぐに手を打つ事が、被害拡大の防止と問題の早期解決に繋がるのです。 |
嫌がらせ行為にはさまざまな方法があります。『近隣であるからこそできる嫌がらせ』も存在し、ターゲットを追い詰めていきます。近隣で起きる嫌がらせの代表例に以下のようなものがあります。
自宅の周辺などに汚物や生ごみ、動物の死骸を置くことで、それから発せられる腐臭などの不快な臭いを意図的に発生させて嫌がらせを行なうものがあります。
臭いは空気中を漂うため、こういった嫌がらせは第三者でも気づきやすいのが特徴です。
ご自宅やその周辺に対して臭気測定を行い、数値化することによってその臭いが日常生活に支障をきたすものか、誰かが人工的に発生させている者なのか調べていきます。
近隣住人から村八分にされるケースの中には、ターゲットにつきまといあらゆる行動を監視することによって精神的に追い詰めようとするものがあります。
こうしたつきまとい行為は個人で行なうことはほとんどなく、大抵の場合は複数人で行なわれることが多いです。
つきまといは不特定多数で行なわれることが多いため、ご自宅周辺の監視をメインにつきまといをする人物が誰なのか調べていき、最終的につきまといを手引きした『黒幕』を突き止めることを目標に調査していきます。
ターゲットに対する根も葉もない噂を流すことにより、周囲からレッテルを貼られてしまう被害です。エスカレートしてしまうと『あそこの〇〇さんは悪者だ』と思われるようになり上述の嫌がらせ行為を日常的にされてしまう事態に発展することもあります。
噂には必ず出どころがあります。独自の聞き込みテクニックにより、その噂は誰がもたらしたものなのか、特定する調査になります。
嫌がらせ行為も犯人がある程度、特定できたとしても、身体的な暴力行為や、威嚇・脅迫行為、私有物の破壊などがない限り、警察では「住民同士の民事トラブル」として扱われ、捜査することはほぼありません。
嫌がらせ行為をしている当人は、その事実を知っているので、警察沙汰にならず、加えて、証拠をつかませないやり口で、嫌がらせしてきます。
そして、その状態を放置すれば、調子に乗って、手口がエスカレートすることも多くあります。
こうした嫌がらせを受け、そのストレスを受け続けていれば、精神的におかしくなってしまいます。
まずは、家族や実家、友人、味方になってくれそうなご近所などに話すことで、気が休まると同時に、解決へのアドバイスを受けられるかもしれません。
また、集合住宅であれば管理人や管理会社、戸建てであれば町内会長や自治会長に相談することで、抑止力になる可能性もあります。
まず、自分でできる対処法の第一歩として、嫌がらせ行為を受けたら、その詳細をメモ書きとして、記録を残しましょう。
被害に気づいた日時やその状況、その結果、どんな気分になったかなども記録しておけば、なおベターでしょう。
その記録が、後々、警察沙汰や裁判沙汰となった時、証拠になる可能性もありますので、保管しておくことが重要です。
より効果的、かつ効率的に嫌がらせ行為をやめさせたいのならば、確実な加害者の特定と嫌がらせ行為の証拠を集める必要があります。
それには、防犯カメラの設置や周辺の張り込みや聞き込み調査など、個人で行なうには困難な方法もあります。
そこで、嫌がらせ対策に対応した探偵・調査会社に依頼することで、証拠を揃え、警察への被害届の提出や示談・裁判、「法的措置を検討する」旨を伝える内容証明の送付などに持っていくことで、問題の根本的な解決に近付くことが可能となります。
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