ホーム > GPS発見調査関連記事 > GPS発見相談サポート > GPS位置情報の無断取得が疑われるときにすべきこと|リスク回避と対策のポイント
公開日: 2024/11/26
GPS発見調査関連記事 - GPS発見相談サポート
 公開日: 2024/11/26

GPS位置情報の無断取得が疑われるときにすべきこと|リスク回避と対策のポイント

この記事の読了目安時間は約 3 分です。

スマホやGPS端末の位置情報が無断で取得されている可能性はありませんか?

この記事では、GPS位置情報の無断取得が疑われる場合のチェックポイントや適切な対策、早期解決のための行動を分かりやすく解説します。

 
この記事のみどころ!
GPS位置情報の無断取得を疑ったときのチェック方法や対策を詳しく解説!早期発見のポイントと被害を防ぐ行動がわかります。安全確保のための知識が身につきます!

GPSとは?簡単解説!

GPS(Global Positioning System)は、地球上のどこにいても自分の位置を測定できるシステムです。

アメリカが運用する人工衛星を利用した技術で、スマートフォンやカーナビ、配送サービスなどで広く使われています。

GPSの仕組み

  • 人工衛星からの信号を受信:地球を周回するGPS衛星(24基以上)が定期的に信号を送信します。
  • 距離を測定:信号が届く時間を基に、衛星と受信機(スマホなど)の距離を計算します。
  • 位置を特定:複数の衛星(通常4基以上)の情報を組み合わせて、正確な位置を割り出します。
GPS実物写真

どれくらい小型なの?

GPSは現代の技術により、非常に小型化されています。例えば、スマートフォンやウェアラブルデバイスには、GPSチップが組み込まれており、手のひらサイズの小さな装置で高精度の位置情報を提供します。

また、カーナビゲーションシステムやドローンなど、さまざまなデバイスでもコンパクトなGPSユニットが利用されています。

便利なGPSだが悪用のリスクも?

GPSのリスク

GPSは私たちの生活を便利にする一方で、以下のようなリスクが潜んでいます。

1. プライバシーの問題

GPSを利用すると、個人の位置情報が簡単に収集される可能性があります。

これが不正に利用されると、個人の追跡やプライバシーの侵害が発生する危険性があります。

2. GPS信号の干渉リスク

GPS信号は外部からのジャミング(妨害)やスプーフィング(偽装)の影響を受けることがあります。

この結果、位置情報が改ざんされ、誤った情報が提供される可能性があります。

GPSを犯罪に悪用した過去の事例

GPS技術は日本でも便利に使われる一方で、犯罪に悪用されたケースがあります。

以下は代表的な事例です。

ストーカーによる位置情報の追跡

概要:被害者の車や所持品にGPS発信機を無断で設置し、行動を監視する事件が多発。

事例

  • 大阪府(2019年): 元交際相手が被害者の車にGPS発信機を設置し、執拗に行動を追跡。ストーカー規制法違反で逮捕。
  • 名古屋市(2021年): 被害者のバッグにGPSを仕込んで、居場所を監視していた男性が警察に摘発。

夫婦や家族間での監視

概要:夫婦やパートナー間で、浮気調査や不信感から相手を追跡する目的でGPSを悪用。

事例

  • 東京都(2020年): 離婚調停中の夫が妻の車に無断でGPS発信機を取り付け、行動を監視。これがエスカレートしてストーカー行為と認定された。

サイバー犯罪との組み合わせ

概要:スマートフォンのGPS機能を不正利用し、位置情報を取得するサイバー犯罪が増加。

事例

  • 全国(2022年): 不正アプリをインストールさせ、GPSデータを収集して脅迫メールを送るケースが報告。位置情報を基にした詐欺も発生。

労働問題での悪用

概要:企業が従業員を監視するためにGPSを無断で利用。

事例

  • 兵庫県(2023年): 配送業者が従業員の車両にGPSを設置して位置情報を監視。従業員がプライバシー侵害として訴えを起こした。

GPS情報が盗み見される被害

GPSの乗っ取り『GPSスプーフィング』

GPSスプーフィングとは、偽の電波を流すことによってGPSを乗っ取ることです。

『スプーフィング』とは『なりすまし』という意味を持ち、以下のような目的で使用されることがあります。

  • UAV(無人航空機)、ドローンの乗っ取り
  • 自動車の乗っ取り
  • GPSを使った仕事の従事者(タクシー運転手や船の乗組員など)を混乱させる

携帯電話の位置情報乗っ取りとは?

携帯電話の位置情報乗っ取りとは、スマートフォンやGPS機能を悪用して、所有者の現在地や移動履歴を不正に取得・利用する行為を指します。

携帯電話の位置情報乗っ取りの手口

  • 1. 不正アプリのインストール
    手口: 悪意のあるアプリをインストールさせることで、位置情報を不正取得。
    例: 広告やメールに偽装されたリンクからアプリをダウンロードさせ、位置情報を収集。
  • 2. スマホのハッキング
    手口: スマホ自体に不正アクセスを行い、GPS機能を遠隔操作。
    例: 公共Wi-Fiを利用中に通信を傍受され、不正に位置情報が取得される。
  • 3. 位置情報共有機能の悪用
    手口: 位置情報共有機能を悪用し、許可なく第三者がリアルタイムで追跡。
    例: SNSのチェックイン機能や家族共有アプリを利用して不正に追跡。
  • 4. スマホ内の設定ミス
    手口: 本人が気づかないうちにアプリが位置情報の利用を許可。
    例: アプリの利用規約や設定で「常時位置情報を取得する」に同意。

GPSに関する法律は?

ストーカー規制法改正により規制対象に

2021年02月26日、ストーカー規制法の改正によってGPSは規制対象となりました。

GPSを法律用語では「位置情報記録・送信装置」として呼称を定め、取り付けが判明した場合、禁止命令を経ずに検挙が可能となりました。

監視行為にあたらないのか?

法改正に伴って、GPSによる位置情報の取得は明確な『監視行為』に該当します。

カップルでも許可は必要?

浮気防止や身の安全を考え、カップルの間で位置情報共有アプリを使うことは珍しいことではありません。

しかし、勝手にインストールしたり、GPSを無断で彼氏、彼女の所持品に仕込むことは、プライバシーの侵害やストーカー規制法に違反する可能性があります。

たとえ恋人同士だとしても、夫婦関係でない限りは他人です。どうしてもという場合は事前に話し合ってから決めるべきでしょう。

探偵が調査で取り付けてもいいの?

探偵がGPSを対象車両などに取り付けて尾行を行なう行為は違法です。

探偵が調査をするための法律として定められている探偵業法は、あくまで探偵業務を適正にするための法律であって、ストーカー規制法を無視した調査を認めるものではないからです。

探偵によるGPSの設置が発覚した場合は、営業停止命令処分が下るなど厳しく処罰されます。

位置がバレない対策はある?

スマートフォンの電源を切ったら大丈夫?

スマートフォンの電源を切っておけば通信が行なわれないため、位置情報は途絶えます。

スマートフォンののキャリアによっては、紛失したスマートフォンの発見のためにGPSで場所を特定してくれるサービスがあります。

また、機内モードやスマートフォンのモバイルネットワークをオフにしてもGPSを切ることができます。

位置偽装は簡単?

実は、自分の現在地を偽装するアプリが存在します。

使い方は簡単で、お使いのスマートフォンのアプリストアでインストールし、手順に従って使用するだけです。

妨害電波や遮断する装置を使ったら違法?

ジャミング装置を携帯するなどして使う場合、妨害範囲が広いジャミング装置は公共の電波を妨害する可能性があることから、電波法第108条2項『重要無線通信妨害』に違反する恐れがあります。

妨害電波の場合も同様ですが、こちらの場合は許可なく無線局を開設していることから、電波法第108条の2に加えて電波法第4条『不法無線局』に違反する恐れがあります。

違反したときの罰則は?

電波法に違反した場合、懲役や罰金が科せられます。

  • 第110条 次の各号のいずれかに該当する者は、一年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処する。
  • 一 第4条の規定による免許又は第27条の18第1項の規定による登録がないのに、無線局を開設した者

    二 第4条の規定による免許又は第27条の18第1項の規定による登録がないのに、かつ、第70条の7第1項、第70条の8第1項又は第70条の9第1項の規定によらないで、無線局を運用した者

    三 以下省略

  • 重要無線通信妨害の場合
  • 5年以下の懲役又は250万円以下の罰金

出典:総務省 電波法抜粋

GPSが付けられてないか確認したい!

自分で調べてみる

自分で取り付けが調べるには、どのような場所にGPSが付けられているのかポイントを知っておくことが大切です。

GPSが仕掛けられるポイントは以下の例があります。

  • 車の下部
  • GPSを磁石で加工することで、鉄の部分に素早く取り付けることができます。車の下部はかがまないと見ることができなことや、死角が多いことから取り付けるにはうってつけです。

  • かばん
  • 普段使っているかばんでも、あまり使わないポケットやそこの部分にGPSを仕込むことができます。

  • 服の内側
  • 少し特殊ですが、厚手のコートなどは内側にGPSを仕込むことが可能です。たいていの場合、異物感を感じにくい部分に付けれることがあります。

自分で調べても見つからないときは?

GPS位置情報の無断取得が疑われるのに、自分で調べても原因が特定できない場合は、専門家に相談することをおすすめします。

探偵事務所では、専用の機器を使った調査不審なGPS機器の発見位置情報漏えいの経路特定を行うことが可能です。

また、問題が深刻な場合は、弁護士に相談して法的措置を検討するのも有効です。一人で悩まず、専門の助けを借りて安全を守りましょう!

  「セキュリティ」の「プロフェッショナル」があなたを「ハッキング」から守ります!OSCP認定の専門家が高いスキルであなたの安心をサポート!ハッキング対策もお任せください。

GPS発見調査のご相談・依頼方法

秘密の追跡から証拠の発見まで

「探偵相談で解決の道を見つけよう」

探偵社に相談・依頼するということは、ご依頼者にとっては人生の一大事かと思います。

しっかりとお話しを聞き、打ち合わせを重ねて、ご依頼者の意向をくんだ結果に導くことを常に心がけています。

ご依頼者のなかにはどのように解決させるか決まっている方もいれば、どんな調査が望ましいのかわからないという方もいらっしゃいます。

どんなに複雑に見え、困難と思える問題でも、必ず解決の道はありますので、困ったときにはお気軽にご相談ください。

お問い合わせフォーム

    個人情報の取り扱い

    ファミリー調査事務所(以下、弊社)は、個人情報の重要性を認識し、それらの保護に関する法令などを遵守する為、プライバシーポリシーを制定して個人情報の保護を業務に従事する全ての者に対し徹底しております。

    • ○お問合せ頂いた内容に的確に対応する目的
    • ○個別説明会への対応
    • ○その他、上記に附随する目的

    ご記載いただいた情報は、当社の個人情報保護方針に従い適正に管理しています。

    個人情報の相談等については、お問い合わせ窓口までお申し出ください。

    ×

    お名前 (必須) (匿名可)
    お住まい地域
    ご連絡先 (固定電話・携帯)
    メールアドレス (必須)
    現在の被害状況
    ※出来る限り詳しくお聞かせ下さい
    現時点の情報
    ※今お持ちの情報をお聞かせ下さい
    その他質問・要望
    希望予算 円くらい
    個人情報の取り扱い
    →個人情報取り扱いについて


    ※docomo・au・softbankなどの携帯電話アドレスはドメイン指定設定により毎月10件以上の「送信エラー」が起こっているため、フリーメール(GmailやYahoo!mail)の利用をおすすめします。しばらく経っても返信が来ない方はお電話にてご確認くださいませ。

    監修者・執筆者 / 山内

    1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。監修者・執筆者一覧へ

    嫌がらせ相談ランキング

    Ranking

    一人で悩んでもなにも解決しません…是非ご相談を!

    携帯/PHS対応 24時間365日対応 0120-506-862 携帯/PHS対応 24時間365日対応 0120-506-862

    ストーカー・嫌がらせ対策専門窓口ホットラインは24時間受付ております。電話相談は何度でも無料です。
    ご相談の段階では匿名でのご相談が可能です。調査が必要かわからない方も気軽にお問合せ下さい。

    Copyright(C) ストーカー・嫌がらせ対策専門窓口. All Rights Reserved.

    (C) ストーカー・嫌がらせ対策専門窓口

    pageTop
    メール相談 LINE相談 電話相談