スマホやGPS端末の位置情報が無断で取得されている可能性はありませんか?
この記事では、GPS位置情報の無断取得が疑われる場合のチェックポイントや適切な対策、早期解決のための行動を分かりやすく解説します。
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GPS(Global Positioning System)は、地球上のどこにいても自分の位置を測定できるシステムです。
アメリカが運用する人工衛星を利用した技術で、スマートフォンやカーナビ、配送サービスなどで広く使われています。
GPSは現代の技術により、非常に小型化されています。例えば、スマートフォンやウェアラブルデバイスには、GPSチップが組み込まれており、手のひらサイズの小さな装置で高精度の位置情報を提供します。
また、カーナビゲーションシステムやドローンなど、さまざまなデバイスでもコンパクトなGPSユニットが利用されています。
GPSは私たちの生活を便利にする一方で、以下のようなリスクが潜んでいます。
GPSを利用すると、個人の位置情報が簡単に収集される可能性があります。
これが不正に利用されると、個人の追跡やプライバシーの侵害が発生する危険性があります。
GPS信号は外部からのジャミング(妨害)やスプーフィング(偽装)の影響を受けることがあります。
この結果、位置情報が改ざんされ、誤った情報が提供される可能性があります。
GPS技術は日本でも便利に使われる一方で、犯罪に悪用されたケースがあります。
以下は代表的な事例です。
概要:被害者の車や所持品にGPS発信機を無断で設置し、行動を監視する事件が多発。
概要:夫婦やパートナー間で、浮気調査や不信感から相手を追跡する目的でGPSを悪用。
概要:スマートフォンのGPS機能を不正利用し、位置情報を取得するサイバー犯罪が増加。
概要:企業が従業員を監視するためにGPSを無断で利用。
GPSスプーフィングとは、偽の電波を流すことによってGPSを乗っ取ることです。
『スプーフィング』とは『なりすまし』という意味を持ち、以下のような目的で使用されることがあります。
携帯電話の位置情報乗っ取りとは、スマートフォンやGPS機能を悪用して、所有者の現在地や移動履歴を不正に取得・利用する行為を指します。
携帯電話の位置情報乗っ取りの手口
2021年02月26日、ストーカー規制法の改正によってGPSは規制対象となりました。
GPSを法律用語では「位置情報記録・送信装置」として呼称を定め、取り付けが判明した場合、禁止命令を経ずに検挙が可能となりました。
法改正に伴って、GPSによる位置情報の取得は明確な『監視行為』に該当します。
浮気防止や身の安全を考え、カップルの間で位置情報共有アプリを使うことは珍しいことではありません。
しかし、勝手にインストールしたり、GPSを無断で彼氏、彼女の所持品に仕込むことは、プライバシーの侵害やストーカー規制法に違反する可能性があります。
たとえ恋人同士だとしても、夫婦関係でない限りは他人です。どうしてもという場合は事前に話し合ってから決めるべきでしょう。
探偵がGPSを対象車両などに取り付けて尾行を行なう行為は違法です。
探偵が調査をするための法律として定められている探偵業法は、あくまで探偵業務を適正にするための法律であって、ストーカー規制法を無視した調査を認めるものではないからです。
探偵によるGPSの設置が発覚した場合は、営業停止命令処分が下るなど厳しく処罰されます。
スマートフォンの電源を切っておけば通信が行なわれないため、位置情報は途絶えます。
スマートフォンののキャリアによっては、紛失したスマートフォンの発見のためにGPSで場所を特定してくれるサービスがあります。
また、機内モードやスマートフォンのモバイルネットワークをオフにしてもGPSを切ることができます。
実は、自分の現在地を偽装するアプリが存在します。
使い方は簡単で、お使いのスマートフォンのアプリストアでインストールし、手順に従って使用するだけです。
ジャミング装置を携帯するなどして使う場合、妨害範囲が広いジャミング装置は公共の電波を妨害する可能性があることから、電波法第108条2項『重要無線通信妨害』に違反する恐れがあります。
妨害電波の場合も同様ですが、こちらの場合は許可なく無線局を開設していることから、電波法第108条の2に加えて電波法第4条『不法無線局』に違反する恐れがあります。
電波法に違反した場合、懲役や罰金が科せられます。
一 第4条の規定による免許又は第27条の18第1項の規定による登録がないのに、無線局を開設した者
二 第4条の規定による免許又は第27条の18第1項の規定による登録がないのに、かつ、第70条の7第1項、第70条の8第1項又は第70条の9第1項の規定によらないで、無線局を運用した者
三 以下省略
5年以下の懲役又は250万円以下の罰金
出典:総務省 電波法抜粋
自分で取り付けが調べるには、どのような場所にGPSが付けられているのかポイントを知っておくことが大切です。
GPSが仕掛けられるポイントは以下の例があります。
GPSを磁石で加工することで、鉄の部分に素早く取り付けることができます。車の下部はかがまないと見ることができなことや、死角が多いことから取り付けるにはうってつけです。
普段使っているかばんでも、あまり使わないポケットやそこの部分にGPSを仕込むことができます。
少し特殊ですが、厚手のコートなどは内側にGPSを仕込むことが可能です。たいていの場合、異物感を感じにくい部分に付けれることがあります。
GPS位置情報の無断取得が疑われるのに、自分で調べても原因が特定できない場合は、専門家に相談することをおすすめします。
探偵事務所では、専用の機器を使った調査や不審なGPS機器の発見、位置情報漏えいの経路特定を行うことが可能です。
また、問題が深刻な場合は、弁護士に相談して法的措置を検討するのも有効です。一人で悩まず、専門の助けを借りて安全を守りましょう!
「探偵相談で解決の道を見つけよう」
探偵社に相談・依頼するということは、ご依頼者にとっては人生の一大事かと思います。
しっかりとお話しを聞き、打ち合わせを重ねて、ご依頼者の意向をくんだ結果に導くことを常に心がけています。
ご依頼者のなかにはどのように解決させるか決まっている方もいれば、どんな調査が望ましいのかわからないという方もいらっしゃいます。
どんなに複雑に見え、困難と思える問題でも、必ず解決の道はありますので、困ったときにはお気軽にご相談ください。
※docomo・au・softbankなどの携帯電話アドレスはドメイン指定設定により毎月10件以上の「送信エラー」が起こっているため、フリーメール(GmailやYahoo!mail)の利用をおすすめします。しばらく経っても返信が来ない方はお電話にてご確認くださいませ。
監修者・執筆者 / 山内
1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。監修者・執筆者一覧へ
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