SNSアカウントのハッキングは、個人情報の漏洩や不正アクセスなど、深刻な問題を引き起こす可能性があります。
しかし、SNSアカウントを守る方法を知っていれば、セキュリティの脆弱性を減らすことが可能です。
この記事では、SNSハッキングのリスクと対策について説明します。
SNSで起こるトラブルとは、一体どのようなものなのでしょうか。
その内容について知っておくことで、SNSを安全に利用することができます。
ここからは、各SNSにおけるトラブルの詳細についてご紹介します。
近年増加しているSNSにおけるトラブル事例について、より詳細に解説していきます。
下記のグラフは、総務省が平成27年時点で集計した年齢別のSNSのトラブルの比率についてです。
こちらを見ると20代以下がいちばん多くなっていることがわかります。
その内訳としては、Twitterで言い合いなどの喧嘩・口論に発展してしまったケースが20%中4.4%を占めています。
その他、自分の発言が他人に意図しない趣旨で伝わってしまったケースが20%中7.4%と高い数値に。
また、自分の個人情報が他人に無断で公開されてしまったケースが20%中の4.2%です。
最も多かったのが、発言が他人に意図しない趣旨で伝わったことによる誤解からトラブルに発展した事例でした。
今やさまざまなSNSが利用されていますが、SNSごとに利用者層も異なるため、トラブルの種類も微妙に変わってきます。
主要なSNSでのトラブル事例をまとめましたので、対策にお役立てください。
SNSをハッキングされることは、どのようなリスクを抱えているのでしょうか。
場合によってはプライバシーポリシーを大きく侵害される可能性もあるため、警戒を強めるためにもリスクについて学んでおくべきです。
ここからは、SNSをハッキングされることによるリスクをご紹介します。
SNSのアカウントを乗っ取られることで、他の人に隠しておきたい情報が漏れてしまいます。
もし内密な連絡をDM経由で行なっていた場合、秘密にしておきたい内容が世に知れ渡ってしまう可能性が。
それによって、信用が大きく傷ついたり周囲からの印象がガラッと変わってしまうことも。
秘密の連絡も、アカウント乗っ取りによってすべて白日の下にさらされてしまいます。
SNSのアカウント乗っ取りによって、自分のアカウントがフィッシング詐欺のスパムメールの発信源になる可能性があります。
フィッシング詐欺とは、送信者を詐称した電子メールを送りつけたり、偽の電子メールから偽のホームページに接続させたりするなどの方法で、クレジットカード番号、アカウント情報(ユーザID、パスワードなど)といった重要な個人情報を盗み出す行為のことを言います。
引用:フィッシング詐欺に注意|基本的な対策|一般利用者の対策|国民のための情報セキュリティサイト(総務省)
スパムメールに掲載されたリンクを踏んでしまうと、個人情報を盗まれる危険性が高いです。
そのきっかけが自分になってしまわないように、SNSのハッキング対策は急務といえます。
もし非公開アカウントがハッキング被害に遭ってしまった場合、非公開にしていた投稿内容が知られてしまいます。
隠しておきたい投稿内容が知られてしまうことは、紛れもないプライバシー侵害といえるでしょう。
また、自分になりすまして他のユーザーに連絡を取られてしまう可能性も。
自分や他人に都合の悪い情報を取得されないためにも、ハッキング対策は徹底しておきましょう。
SNSをハッキングされたことによる被害は、度々ニュースでも報じられています。
その被害事例をいくつかご紹介します。
(引用元:女性9人のインスタ乗っ取り男「充実生活の人に嫌がらせ」「少なくとも60人以上」 : 読売新聞)他人のインスタグラムのアカウントを乗っ取ったとして、警視庁葛西署は18日、茨城県牛久市の派遣社員の男(28)を不正アクセス禁止法違反容疑などで逮捕したと発表した。
逮捕は16日。
発表によると、男は2020年8月~21年10月、自身のスマートフォンなどを使い、東京や神奈川などに住む20歳代の女性9人のインスタグラムのアカウントに不正にログインし、本人になりすましてメッセージを送信するなどした疑い。
被害女性の投稿から誕生日を割り出すなどし、アカウントのパスワードを探り当てたとみられる。
(引用元:カジサック、SNS乗っ取り被害を回顧「ライン晒されて何百件も…」「セクシーな画像を投稿された」 | ORICON NEWS)お笑いコンビ・キングコングの梶原雄太こと、YouTuber・カジサックが13日、都内で行われた『ノートン ID アドバイザー』の発表会に出席。
2019年10月に発生した自身の公式ツイッターの“乗っ取り騒動”を振り返った。
当時の被害について「本当に思い出したくもないんですが、散々な目に遭いましたよ!」と切り出したカジサックは、「プロフィールを変えられたり、セクシーな画像を投稿されたり…」と回顧。その中でも特に悩んだのが「ダイレクトメッセージでYouTuberさんとやり取りをしているんです。
そのやり取りの中で自分のラインIDを貼ってたんですが、それも乗っ取られて晒されて、1・2分の間に何百件のラインが来たんです…」という。
SNSのハッキングを防止するためには、アカウントのセキュリティを強化する必要があります。
アカウントのセキュリティ対策を強化することは、個人情報を守ることに直結します。
プライバシーを保護するためにも、セキュリティ強化の方法を把握しておきましょう。
SNSのハッキング対策でまず行なうべきは、パスワードを強固なものに変えることです。
多くのSNSは6文字程度のパスワードでも登録可能ですが、これだと脆弱性が高く、解析ソフトによってすぐに特定されてしまいます。
強固なパスワードを作るには、下記のポイントを意識しましょう。
パスワードを自動で生成してくれる無料Webサイトもありますので、迷ったらこちらを利用するのもおすすめです。
多くのSNSでは、2段階認証を採用しています。
パスワードの入力だけでなく、メールやSMSでの通知による認証ステップを取り入れているのが2段階認証です。
もし万が一パスワードを突破されても、通知を受信できる機器を持っていないとログインできないため、セキュリティの強度が上がります。
まだ2段階認証を設定していない場合は、設定しておくのがおすすめです。
強固なパスワードを用意したとしても、時間が経てば文字の配列を解明されてしまう可能性があります。
そうならないように、定期的にパスワードを変更しておきましょう。
同じような強度で違うパスワードを作ることで、ハッキングの危険性をさらに遠ざけることが可能です。
しかし、面倒だからと単純なパスワードに変えてしまっては意味がありません。
強度もしっかり担保できるパスワードに変更するようにしましょう。
SNSアカウントと連携することで機能が利用できるようになる外部アプリも存在しています。
しかし、出所不明のアプリの場合、連携時にアカウント情報を抜き取られる危険が。
特定のアプリ連携後に、フォロワーの人たちにスパムURLを記載したDMが勝手に送られてしまう被害は後を絶ちません。
第二第三の被害が波及しないように、少しでも怪しさのあるアプリとは連携しないようにしましょう。
もしSNSアカウントのハッキングが明らかになった場合、どのような対処が必要になるのでしょうか。
ハッキングされたとしても、焦らずに対応することで被害を最小限に防げます。
アカウント乗っ取り時の対処方法を把握しておきましょう。
SNSのハッキングが明らかになった時点で、パスワードを変更して再度アクセスされないようにしましょう。
このタイミングで2段階認証を併せて設定すれば、セキュリティをより強化することが可能です。
もしハッキングの犯人が先にパスワードを変更してしまえば、もうアカウントを取り返すことはできません。
そのため、パスワードの変更は時間との勝負といえるでしょう。
パスワードが変更できたら、アカウントのセキュリティ設定を再度確認しましょう。
もしまだ設定できていないセキュリティ機能があれば、起動しておくことでより強固な防御ができます。
もしハッキング被害を受けた場合は、SNSのサポートセンターに連絡しましょう。
アカウントに登録されているメールアドレスで連絡を取れば、対処方法を運営側が教えてくれます。
これは先にハッキングの犯人にパスワードを変更されて、ログインできなくなった場合でも有効です。
適切な対処ができればアカウントを取り返せる確率も上がりますので、あきらめずにサポートセンターと連携を取りましょう。
SNSをハッキングされてから対処するよりも、それ以前から対策を敷いておく方が、余計な負担をかけずに済みます。
常にSNSアカウントのセキュリティを意識しておくことで、何かあっても落ち着いて対応可能です。
SNSのセキュリティを向上するための方法をご紹介します。
SNSアカウントにログインする際のセキュリティ設定については、定期的に見直しましょう。
パスワードの変更だけでなく、ログイン時の認証方法なども再設定するのが望ましいです。
時間がある時でも見直しておくことで、何か起きてしまう前の対処を徹底できます。
もしSNSアカウントと連携する形式のアプリがある場合、アカウント情報のどの範囲まで参照するのか確認しておきましょう。
通常リリースが認可されているアプリだと、使用するアカウント情報は必要最低限なものになっている場合がほとんど。
しかし、中にはいささか必要性に欠ける重要情報まで要求するアプリもあります。
もし下記のような情報まで連携するアプリがあった場合は注意しましょう。
SNSアカウントと連携しているアプリで、使っていないアプリが出てきたら定期的に削除しておきましょう。
使用していないアプリに、アカウント情報を余計に渡す必要はありません。
セキュリティ強度を高めるためにも、連携先アプリで不要になったものがないかはこまめに確認するのがおすすめです。
また、管理できる範囲をまとめておくことでハッキングの経路を狭めることにもつながります。
まず、現状について相談することから始めましょう。
現在お持ちのお悩み事、被害の状況、対策依頼に関する質問や要望などのご相談が可能です。
※docomo・au・softbankなどの携帯電話アドレスはドメイン指定設定により毎月10件以上の「送信エラー」が起こっているため、フリーメール(GmailやYahoo!mail)の利用をおすすめします。しばらく経っても返信が来ない方はお電話にてご確認くださいませ。
Ranking
Copyright(C) ストーカー・嫌がらせ対策専門窓口. All Rights Reserved.
(C) ストーカー・嫌がらせ対策専門窓口