東京都で悪臭・異臭を解決するには？相談窓口も紹介

嫌がらせ対策専門窓口に持ち込まれる異臭・悪臭調査の大半は近隣住民により嫌がらせ等、人為的なものであることが多いです。

解決するためには、異臭・悪臭の原因特定や故意に行っている証拠が必要となるケースがほとんどです。

過去にストーカー・嫌がらせ対策専門窓口が実施した異臭・悪臭調査の事例を紹介させていただきます。

ガス臭がする場合、まずはどこから臭ってくるかが問題になります。

たとえば道を歩いている時にライターガスのような臭いが慢性的にある状況は注意が必要です。

ガスを吸ってしまうと液体ガスのブタンとプロパンの混合ガスにより、血中酸性濃度の低下を引き起こします。

室内でガスの臭いがする場合は、しっかり原因を突き止めましょう。

もし灯油のポリ袋を逆さにして、道路や排水溝に流している人を見かけたら110番しましょう。

臭いだけではなく、灯油などの化学物質を外へばら撒く行為は下記のような数々の法律に違反します。

灯油の匂いが充満しているなど異常な臭いを感じる場合、警察を呼んで近くにばら撒かれていないか調べてもらいましょう。

いつ、どこで、誰が灯油を撒いたのか分からなくても、また日を置いて同じことをする人がいるかもしれません。

東京都は、悪臭防止法と環境確保条例に基づいて悪臭・異臭で住民の生活環境が損なわれないために規制・指導を行っています。

悪臭防止法は、工場その他の事業場から発生する悪臭を規制する法律です。

東京都内では、特別区や市町村ごとに規制地域や基準を設定。

基準は臭気指数という指標で設定され、違反した事業場の責任者には懲役や罰金刑が科せられます。

環境確保条例は、工場・指定作業場以外から発生する悪臭を規制する都の条例です。

対象地域は東京都全域（島しょを含む）です。

規制基準は地域ごとに若干異なりますが、人の健康や生活環境に障害を及ぼすおそれがない程度とされています。

東京都も異臭・悪臭を規制する仕組み作りを進めており、対策は前進していると言えるでしょう。

しかし、悪臭防止法・環境確保条例ともに規制対象は工場や飲食店などの事業者のみ。

悪臭を発する個人を取り締まる内容については、記載がありません。

そのため、個人間での異臭・悪臭トラブルで行政を動かすのは難しい部分があるといえます。