Detective News
ごみの不法投棄は、ごみがどこにあっても人を不快にさせるだけでなく撤去作業など負担がかかり迷惑行為となります。ごみを不法投棄するとどのような罰則を受けるのか、不法されないために予防策はあるのかご紹介いたします。
ご依頼者様: | 40代/女性 会社員 |
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ご依頼内容: | 不法投棄調査 |
ご依頼理由: | この度、不自然なことが続いたのでご相談させて頂きました。自宅の玄関前に「落ち葉」「枝」「スーパーの袋」などが定期的に捨てられていることがあります。最初は、風で飛んできた程度にしか考えていなかったのですが、先日落ち葉で「矢印」のようにきれいに並べられていました。他にも不自然なことが起きていて、家の前で立ち止まる不審者を見かけたり、買い物中にゴミに関する仄めかしをされたりすることがあります。旦那に相談したら「考えすぎ」「たまたまじゃない」といわれ、真剣に話を聞いてもらえません。考えすぎなのかはっきりさせたいです。 |
調査レポート: | ご相談の内容を確認いたしました。偶然が続けばそれは意図的な「不法投棄による嫌がらせ」の可能性があります。他にも起きていることを整理すると「アンカリング」のように見えます。意識させて、ゴミに敏感になるように仕向けることも可能ですが、まずは真実をはっきりさせる必要があります。対策としては「隠しカメラ」と張込みを並行して行ないます。玄関が見える場所に、自転車を置き、サドルに隠しカメラを設置して様子を見た結果、自転車が倒されていていました。おそらくカメラまではわからなくても怪しいと感じて行なった可能性があります。望遠カメラと近くにスタッフを配置して「現行犯」で取り押さえることにしました。何日か空振りが続きましたが、意図的にゴミを捨てている老人を確認、すぐにかけつけ証拠映像を突き付けたら「すみません、もうしません」とのことですぐに認めました。謝罪文を書いてもらい、住所を確認したらすぐ近くに住んでいる老人でした。理由については明かされなかったのですが、「考えすぎ」ではなかったことがご主人にも理解を得られてよかったとのことです。 |
不法投棄にはさまざまな種類のゴミがあります。法律や区や市の条例に従っていない、すなわちゴミ収集場など決められた場所以外に置いてあるゴミはすべて不法投棄とされます。
人によっては隣家から風で流れてきた落ち葉なども不快に思う人もいるでしょう。また、嫌がらせでゴミを他人宅の前や中に不法投棄なども該当します。
自分以外の他人が置いて行ったゴミが自宅や庭にあることを人はかなり不快な気持ちになります。公道や国有あるいは県有の河川敷や道路にタバコや缶、コンビニの袋だけでなく、故障した自転車や冷蔵庫などが捨てられているのは誰でも見ていて嫌な気持ちになります。
人によっては橋の上でタバコを吸い終わったら川にタバコを投げ捨てる者すらいます。一つひとつの些細な行動も不法投棄としてカウントされるのです。
不法投棄には個人に課せられるのと法人に課せられるので違いがあります。いずれにせよ、重い罰となります。廃棄物処理法第25条1項14号により刑罰と罰金はいずれかではなく両方となる可能性があります。故意ではなく未遂であっても刑に問われることがあります。
偶然に一度だけゴミを置き逃げされるのも困りますが、場合によっては嫌がらせでゴミを自宅前などに置いていく常習犯もいます。繰り返しゴミを置き逃げされないように、また犯行が酷くならないうちに予防策をとっておくことをお勧めします。
特に特定のゴミを捨てられやすい場所に防犯カメラを設置するのがお勧めです。また建物と建物の間の隙間にも定期的にゴミが捨ててあるなど人の目が届かない箇所にも、防犯カメラを設置するといいでしょう。カメラが廻っていることで「見られている」という自制心と抑制力が犯人に働くからです。
また録画してあれば、警察へ通報して相手を逮捕起訴できるからです。「防犯カメラ作動中」、「ゴミ置き不可」など分かりやすい掲示物を貼ると更に効果があるでしょう。大抵、ここまですればゴミ捨てが再発することは通常ありません。また自分がゴミを置き逃げした相手を見た場合には、すぐに警察へ通報することも大切です。
よくあるのが、最初はただのゴミ不法投棄の常習犯と思っていたが、注意したら今度は別の嫌がらせにすり替わったなどという話を聴きます。これは、犯人が貴方を最初からターゲットにすることで嫌がらせのひとつがゴミの不法投棄にすぎなかったということです。
つまり、ゴミ不法投棄が目的ではなく、貴方への嫌がらせが諸々の目的だった、これが非常に問題となります。
相手は頭を使ってあの手この手で嫌がらせを考えてきますから、執拗に何らかの嫌がらせをされている、しかもひとりだけでなく知人あるいは見知らぬ人を問わず多くの人数が関わっている場合、厄介になってきます。
主犯を捕まえるのに、被害者の貴方自身がひとりで立ち向かうのは危険ですし、本人が撮った証拠には改ざんの疑いを公的機関からかけられて話が進まなくなることが多いです。
そのためにも私ども第三者機関が間に入ることで初めて解決へ向かうことができるのです。
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