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公開日: 2024/04/08 最終更新日: 2024/04/17
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 公開日: 2024/04/08 最終更新日: 2024/04/17

「プライバシー侵害」が成立する嫌がらせ

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「プライバシー侵害」が成立する嫌がらせとは、個人のプライバシーを侵害し、精神的な苦痛や不快感を引き起こす行為を指します。

この記事では、プライバシー侵害が成立する嫌がらせの具体的な行為や被害の特徴について解説し、プライバシー侵害への対処方法や法的な保護を得るための手段についても探求します。

髭を生やしたとハットを被った探偵イラスト

監修者:山内 和也2024年4月8日更新

ストーカーや嫌がらせの調査経験は15年以上。追跡や監視、証拠収集などあらゆる手法を駆使して、ご依頼者の安全と安心を保証する。どんな困難な状況にあっても、一緒に問題解決に向けて取り組んでいく覚悟に満ち溢れている。

⇒ 監修者ページ

目次

1- プライバシーについて

プライバシー侵害

プライバシーとは、個人や団体が自己の情報や私生活に関して他人から干渉されることなく、自己の領域で自由に行動し、情報の管理と保護を行う権利です。

プライバシーは、個人の尊厳、自己決定権、個人的な空間の尊重に関連しています。

プライバシーの重要性は、個人の自己表現、自己実現、自由な意思決定を保護することにあります。

個人は、家族、友人、仕事、健康、財産など、さまざまな領域でプライバシーを確保することを望んでいます。

他人に知られたくない個人情報について
  • コミュニケーション (会話・手紙・電話・メール・LINEなど)
  • 自分自身に関する情報 (住所・信条・行動・年収など)
  • 自分に関わる空間または領域(ひとりでいられる環境・習い事など)

ただし、国や地域によってプライバシーの概念や保護水準は異なるため、個別の法律や規制を確認することが重要です。

2- プライバシー侵害の判断基準

プライバシー侵害の判断基準は以下の要素が考慮されます。

非公開性の侵害
情報や行動が個人の非公開領域に関連しているかどうかが評価されます。

つまり、他人が通常知り得ない情報や活動が公開された場合にプライバシー侵害が生じます。

合理的な期待の侵害
個人が合理的な期待を持っている範囲でのプライバシーの侵害が発生した場合にも、プライバシー侵害が成立すると考えられます。

個人は、一般的な社会的な期待や法的な権利に基づいてプライバシーを期待することができます。

侵害の重大性
プライバシー侵害の重大性や被害の程度が考慮されます。

情報の公開や不正アクセスによって個人に重大な損害や不利益が生じた場合、プライバシー侵害が成立する可能性が高まります。

社会的・文化的文脈の考慮
プライバシーの理解や評価は、社会的および文化的な文脈に依存することがあります。

特定の社会や文化においては、プライバシーの概念や保護の重要性が異なる場合があります。

これらの基準は一般的なガイドラインです。

しかし、具体的な法律や規制、判例などによって異なる解釈や基準が適用される場合があります。

※プライバシーの侵害には刑法上の「刑事罰」が存在しません。ただし、プライバシーの侵害が不法行為として認められれば、「民事的責任」を負わせることができます。

3- プライバシー侵害が成立する嫌がらせ行為

プライバシー侵害が成立する嫌がらせの具体的な行為は以下のようなものがありますが、個々の事例によって異なる場合があります。

盗撮・盗聴
個人の許可なく写真やビデオの撮影、音声の録音を行う行為は、プライバシー侵害となる場合があります。
個人情報の漏洩
他人の個人情報(氏名、住所、電話番号、メールアドレスなど)を不正に入手し、流布したり悪用したりする行為は、プライバシー侵害になります。
嫌がらせの情報拡散
嘘や中傷、プライベートな情報を故意に広め、他人の評判や信用を損なう行為は、プライバシー侵害になります。
オンラインストーキング
インターネットやソーシャルメディアを通じて他人のプライベートな情報を追跡し、つきまといや嫌がらせを行う行為は、プライバシー侵害となります。
プライバシーに関する侵略的な質問や調査
他人の私生活や個人情報に関する質問や調査を行い、個人のプライバシーを侵害する行為は、プライバシー侵害となります。

これらは一般的な例ですが、プライバシー侵害の行為は多岐にわたるため、具体的な事例に応じて個別の評価が必要です。

また、法的な規制や判例によっても具体的な判断が異なる場合があります。

プライバシー侵害の疑いがある場合は、弁護士や専門家に相談することも重要です。

4- プライバシー侵害への対処方法

プライバシー侵害への対処方法は以下のような手段があります。

被害の把握と証拠の収集

プライバシー侵害が起きた場合、まずは被害の範囲を把握し、証拠を収集しましょう。メッセージや写真、記録など、侵害の証拠を集めることは重要です。

対話や警告

侵害を行なった相手との対話を試み、侵害行為の停止や削除を要求することがあります。

また、警告を行い、再発を防止するよう警告することも有効です。

オンラインプライバシー設定の確認

ソーシャルメディアやオンラインアカウントのプライバシー設定を確認し、必要に応じて公開範囲を制限することが重要です。

また、セキュリティ対策として強固なパスワードの使用や二要素認証の設定を行ないましょう。

削除要求や報道機関への連絡

プライバシー侵害のコンテンツや情報を公開しているウェブサイトやSNSプラットフォームに対して、削除要求を行なうことがあります。

また、報道機関に連絡し、不正な公開や報道の是正を求めることもできます。

弁護士や法的手段の検討

重大なプライバシー侵害の場合、弁護士に相談し法的な手段を検討することがあります。

法的措置や損害賠償の請求など、個別の状況に応じた法的なアドバイスを受けることが重要です。

プライバシー侵害への対処方法は個別のケースによって異なります。

具体的な対処方法を選ぶ際には、状況をよく把握し、法的アドバイスや専門家の支援を受けることをおすすめします。

5- プライバシー侵害に関連するQ&A

Q

事実無根の悪口をネットに書かれた場合、プライバシーの侵害になる?

A

事実無根の悪口がネット上に書かれる場合、それはプライバシーの侵害とは言えませんが、名誉毀損や誹謗中傷として法的な問題になる可能性があります。プライバシーの侵害は、個人の情報や私生活に対する不当な干渉を指すため、具体的な個人情報が公開される場合などに関連する場合があります。
ただし、悪口や誹謗中傷によって心理的な苦痛や社会的な影響がある場合は、法的措置を検討することができます。

Q

探偵の尾行調査はプライバシーの侵害にならないのでしょうか?

A

プライバシーの侵害として探偵を訴える事は難しいでしょう。嫌がらせ問題の場合、探偵の役割は「民事訴訟に関する証拠収集作業」となります。嫌がらせをして探偵の証拠を取られた姿を写真に撮られ、これらをもってプライバシーの侵害として探偵を訴える事は無理があります。
探偵が法律で許される範囲を超える調査は民事上違法になったり、場合によってはプライバシーの侵害と見なされることがあります。

Q

プライバシー侵害された場合、被害を証明するためにどのような証拠が必要ですか?

A

プライバシー侵害を証明するためには、以下のような証拠が役立ちます。「侵害行為の具体的な記録やメッセージ、写真、ビデオなどの証拠物件」「目撃者の証言や証言可能な情報」「被害の日時や場所に関する記録や証拠」「関連する電子メールや文書の保存」「ソーシャルメディア上の投稿やメッセージのスクリーンショット」これらの証拠は、侵害行為の具体的な内容や被害の程度を裏付けるものとなります。

Q

プライバシー侵害に対して賠償を請求することは可能ですか?

A

プライバシー侵害によって生じた損害に対して、法的な賠償を請求することは一般的に可能です。賠償の金額や具体的な要件は地域や国の法律によって異なります。
被害の程度や法的な要件を考慮しながら、弁護士に相談することで適切な賠償請求を行うことが重要です。

まず、現状について相談することから始めましょう。

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