アパート・マンションなどの共同住宅・一戸建てを問わず、生活する以上騒音トラブルは隣り合わせです。
音は身の回りのあらゆるものから発せられるため、無音の中で生活するのは不可能です。
特に、都市部の住宅密集地や団地などに住む人にとっては身近な問題でもあります。
悩ましい騒音ですが、対策を取ることで十分軽減可能です。
今回は騒音に悩む方に向けて、1人でできる防音対策から解決が難しい騒音トラブルに遭った際の解決策について解説します。
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騒音問題は近年、暮らしに密着したトラブルになっています。
現在、国の公害等調整委員会などに寄せられた苦情のうち、騒音によるものは最多の約1万6000件で全体の3割を占めています。
この中には、工場・建設作業・飲食店の深夜営業などの騒音に対する苦情が多く、さらに、これとは別に警察が受理した騒音が起因する苦情は6万件以上に達しています。
また騒音被害を受けても我慢しているケースも合わせると、実数よりもはるかに多くの人々が騒音被害を受けていると推察できます。
ここで注目したい点が、以前の騒音トラブルは「個人対企業・事業者」であったものが、近年は「個人対個人」となっていることです。
トラブルの原因が企業や事業者であれば、「騒音規制法」によって行政が改善勧告や改善命令を出すことも可能です。
しかし相手が個人の場合は騒音規制法の対象にならず、警察に届け出ても「民事不介入」を理由に取り合ってもらえないことも。
結果、当初は些細なものであった騒音トラブルが傷害事件や殺人事件に発展することもあります。
これは必ずしも騒音の被害者が傷害や殺人の加害者とは限らず、騒音を発生させている側が加害者となるケースもあります。
その多くは、騒音を注意・警告したことへの逆ギレによるものであり、騒音の加害者に直接苦情や警告をすることは非常にリスクが高いといえるでしょう。
アパート・マンションなどの共同住宅でも、大掛かりな工事をせずに自分で防音対策が可能です。
たとえば隣人の音が気になる場合、ベッドの配置を変えるだけでも改善されることがあります。
また、自分の部屋の足音が下階に伝わっていないか心配な場合は、スリッパを履くことで足音を少しでも抑えることができるでしょう。
また、ホームセンターなどで入手できる防音グッズには、床や壁に設置する防音マットや防音シート、窓際に設置する遮音カーテンなどがあります。
防音対策には吸音・遮音・防振などの種類があるので、気になっている騒音のタイプによって使用するグッズや設置場所などを変えると効果的です。
一戸建ては集合住宅と違って、部屋同士が密接していないため、防音対策は不要と考える人も多いです。
しかし都市部など住宅密集地においては、一戸建てであっても生活音などの騒音が入ってきたり漏れ出ているといったこともあります。
一戸建てでよくある騒音は下記になります。
など
一戸建てだからといって、これらの音を放置すると、思わぬトラブルに発展する可能性もあります。
アパートから一戸建てに引っ越した人は、とかく「これで騒音問題とはオサラバ」と考えがちです。
しかし、継続して防音対策を心掛け、生活音が外に漏れ出さない工夫も必要です。
アパート・マンションなどの共同住宅や一戸建てに限らず、近隣住人の生活音や声が気になることがあるでしょう。
音を小さくする、聞こえなくする方法は3種類あります。
防音は、外から室内に入り込む音を防ぐだけではなく、自室や自宅から外に発せられる音を防ぎます。
遮音とは、空気中を伝わる音をさえぎり、音を小さくすることです。
遮音は物を使って音を跳ね返すメカニズムで、遮音性が高いものほど聞こえる音が小さくなります。
遮音にはコンクリートや鉄板などが用いられるので、重量が重い上に費用が掛かることが難点です。
また、吸音は遮音のように音を跳ね返すのではなく、音を吸収するものを用いて音を小さくします。
小さい穴が数多く空いている素材は音を取り込みやすく、音が収縮されることで音を吸収します。
素材としてはウレタンやグラスウール、ロックウールなどが挙げられます。
3種類の対策方法を頭に入れた上で、適切な対策を選びましょう。
ときとして、騒音は嫌がらせに使われることもあります。
また、エスカレートするとテクノロジー犯罪に発展することもあり、放置すれば耳鳴り・動悸・圧迫感・手腕のしびれやだるさなどの体調不良を引き起こすこともあります。
特にテクノロジー犯罪の場合は、体に針を刺したような痛みやパチパチとした音が体に当たる感覚を覚えることもあります。
テクノロジー犯罪による被害は、基本的な防音対策では防ぐのは難しいです。
アルミや鉄などの金属シートを部屋全体に施工して電磁波を反射させたり、吸収したりすることで電磁波を遮へいする「電磁波シールド」といった大掛かりな対策が必要となることも。
世のなかにはさまざまな「電磁波遮断グッズ」も販売されていますが、その原因が嫌がらせだった場合はその行為をやめさせなければ根本的な解決には至らないでしょう。
騒音の被害者がトラブルを法的に解決するには、「騒音が客観的に存在すること(騒音の存在)」「その騒音が上階や隣室などの居住者の行動が原因であること(騒音の原因)」を立証する必要があります。
まず、通知書を発送したり交渉をしたりする場合でも、相手方に拒否された場合の訴訟提起を視野に入れて、調査や証拠の保全をしておく必要があります。
行動を起こした後では、相手方が警戒して証拠の隠滅を図る恐れがあります。
過去の裁判例から、単に自分で騒音の状況を記録したメモや日記、騒音の録音だけでは立証としては不十分なため、騒音計による測定が必須といえます。
テクノロジー犯罪を証明しようとする際に最も高い壁となるものが、周囲の理解の無さといえるのではないでしょうか。
確かに、電磁波が人体に及ぼす影響は全容が解明されているとは言い難いです。
それ故に、警察に被害を訴えても相手にされずに泣き寝入りを余儀なくされ、その間にも健康被害が進行するといった悪循環に陥る被害者が多く存在しています。
騒音トラブルについても同じですが、発生させている人物の特定がトラブル解決の第一歩となります。
当事務所など探偵社に依頼することで、騒音計による測定のみならず、張り込みや聞き込みによる調査を並行して行ないます。
その騒音の原因や加害者の特定を通じて、警察・管理会社・自治体などにも被害を証明できる調査報告書を作成することが可能です。
また、その騒音が嫌がらせ目的であった場合は弁護士を通じて損害賠償請求もできます。
訴訟を検討することも、騒音トラブル解決に向けては有効です。
裁判をする場合、民放上の不法行為が根拠とする民事訴訟となります。
近年では差し止め請求が認められるだけでなく、損害賠償請求についても認められる判例も増えてきています。
法的な手段を取るには客観的な被害の証拠が必須となりますので、証拠集めは当探偵事務所にお任せください。
当事務所の嫌がらせ相談窓口では騒音に苦しむご依頼者に寄り添い、騒音計などを用いた実地での張り込み調査などで原因・加害者を特定します。
また、警察への相談や損害賠償請求を可能とする証拠の確保はもちろん、ご依頼者が平穏な生活を取り戻すまでお手伝いいたします。
さまざまな近隣トラブルに遭遇し、お一人での解決が難しく、訴訟問題に発展しそうなほどのトラブルに巻き込まれたときは、嫌がらせ証拠収集の専門家であるファミリー調査事務所にご相談ください。
まず、現状について相談することから始めましょう。
現在お持ちのお悩み事、被害の状況、対策依頼に関する質問や要望などのご相談が可能です。
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