セクストーションとは、性的な画像や動画を使って金銭や関係継続を脅迫するサイバー犯罪です。
SNSや出会い系アプリ、ビデオ通話などを通じて被害に遭うケースが急増しており、「拡散する」「家族や会社に送る」と脅され精神的に追い詰められる被害者も少なくありません。
本記事では、セクストーションの最新手口、被害に遭った場合の具体的な対処法、削除・特定・証拠収集までを専門調査の視点で詳しく解説します。
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セクストーションとは、性的な画像や動画を悪用して、金銭要求や追加の性的画像の送信、拡散の脅迫などを行うサイバー犯罪です。
近年はSNSやマッチングアプリ、ビデオ通話サービスの普及により被害が急増しており、10代〜30代の若年層を中心に男女問わず被害者が拡大しています。
加害者は「家族や友人、職場にばらまく」「学校や会社に通報する」などと脅し、恐怖心を利用して金銭やさらなる画像を要求します。
被害に遭った場合は要求に応じず、証拠を保存したうえで専門機関や専門家へ早急に相談することが重要です。
性的画像や動画をめぐるサイバー犯罪には複数の種類があり、混同されがちですが犯罪の性質や対処方法は大きく異なります。
セクストーションは、入手した性的画像や動画を使って金銭や追加画像の送信を要求する脅迫行為です。実際の公開よりも「公開するぞ」という恐怖を利用して被害者を支配する点が特徴です。
リベンジポルノは、元交際相手や配偶者などが復讐目的で性的画像・動画を実際に公開する行為を指します。既に拡散されている、または拡散された後の被害対応が中心となります。
ディープフェイクは、生成AIによって本人の顔を別人の裸体や性的行為の映像に合成する偽造画像・動画です。実際には存在しない行為であっても、風評被害や社会的信用の毀損につながる点が大きな問題です。
このように、脅迫なのか、拡散なのか、捏造なのかによって法的対応・証拠収集・削除手続きは大きく異なります。
誤った対応をすると証拠が消失し、加害者特定が不可能になるケースもあるため注意が必要です。

セクストーションは年々高度化しており、心理操作・IT技術・SNS拡散を組み合わせた複合犯罪として進化しています。
代表的な手口を理解しておくことで、被害を未然に防ぐことが可能です。
加害者はマッチングアプリやSNSで接触し、信頼関係を築いた後に性的な話題へ誘導します。
本人のものか不明な性的画像を送りつけ、「あなたも送って」と要求するのが典型的な流れです。
特に男性は先に画像を送られた心理的影響で判断力が低下し、自ら撮影してしまうケースが多いため注意が必要です。
画像や動画を送信した直後に態度を豹変させ、「公開されたくなければ金を払え」と脅迫します。
要求額は数万円から数百万円に及ぶ場合もあり、恐怖から支払ってしまう被害者が後を絶ちません。
しかし、支払ってもデータが削除される保証はなく、二次・三次の恐喝が続くリスクが極めて高いのが実態です。
加害者は通話アプリや外部ツールのインストールを指示し、端末内の連絡先やSNS情報を不正取得するケースがあります。
取得した情報を使って、家族・友人・職場関係者へ実際に画像を送信し、支配関係を構築します。
一度拡散されると回収は事実上不可能なため、初動対応が極めて重要です。
近年急増しているのが、生成AIを使ったディープフェイク型セクストーションです。
本人の顔写真を合成し、存在しない性的画像や動画を生成して脅迫する手口が確認されています。
この手口では実際に裸の画像を送っていなくても被害に遭うため、女性や未成年者も標的になります。
技術的には偽造でも社会的信用は現実に毀損される点が最大の危険性です。

実際に発生しているセクストーション被害は、どのような流れで進行していくのでしょうか。
ここでは、探偵業務の現場で多く確認されている典型的な相談パターンを、個人情報に配慮した形で紹介します。
具体的な被害の流れを知っておくことで、同様の手口に巻き込まれるリスクを大きく減らすことができます。
海外の人とビデオ通話できるアプリを使い始めたところ、東南アジア系の女性と知り合いました。
やり取りを重ねるうちに親しくなり、InstagramやLINEを交換して通話するようになりました。
会話が恋愛や性的な話題に変わり、相手から身体を見せてほしいと要求されました。
雰囲気に流されて応じた直後、「画像を保存した。公開されたくなければ金を払え」と脅迫されました。
期限と海外の銀行口座を指定され、その後連絡が途絶えました。
画像が拡散される恐怖が続き、どう対応すべきか分からず相談に至りました。
SNSで知り合った女性とビデオ通話をした後、別の通話アプリのインストールを勧められました。
指示通りアプリを入れた直後、スマートフォン内の連絡先情報のスクリーンショットが送られてきました。
端末への不正アクセスが行われた可能性が高い状況で、裸の映像をばらまくと脅されました。
実際に職場関係者へ画像を送付したと告げられました。
真偽を確認できず、強い心理的圧迫が続いたため相談に至りました。
Instagramで外国人女性から突然メッセージが届き、語学交流を目的に会話を始めました。
深夜に性的な話題へ誘導され、相手から先に画像が送られてきました。
心理的な引け目から自身の画像を送信したところ、翌日保存していないはずの画像を提示され、拡散を条件に金銭を要求されました。
恐怖から電子マネーで支払ったものの要求は止まらず、最終的に支払いを拒否しました。
現在も画像が流通する可能性への不安が続いています。
セクストーションは単なる詐欺ではなく、羞恥心・恐怖・孤独感などの心理を巧妙に利用する「ソーシャルエンジニアリング型犯罪」です。冷静な判断力を奪い、支払いを継続させる構造が特徴です。
セクストーション被害に遭った際、多くの方が最初に考えるのが「無視すれば自然に終わるのではないか」という判断です。
しかし結論から言えば、放置は極めて危険な選択です。
加害者はすでにあなたの画像や動画、個人情報を保有しており、どのタイミングで、どの範囲に拡散するかをコントロールできる立場にあります。
さらに、反応がない場合でも脅迫行為が止まる保証はなく、金銭要求や情報漏洩のリスクが長期間続く可能性があります。
被害に遭った場合は、まず証拠を確実に保存することが重要です。メッセージ履歴、画像・動画、送金指示内容などはスクリーンショットや画面録画で保全してください。
これらの記録は、警察への相談や法的手続き、専門機関による対応を進める際の重要な資料になります。
そのうえで、相手との無用なやり取りは避け、冷静な第三者のサポートを受けることが被害拡大を防ぐ近道です。

セクストーション被害は個人で対応しようとすると、精神的負担だけでなく、対応の選択肢そのものが極端に限られる問題です。
相手の正体が不明、海外拠点の可能性、匿名アカウント、暗号資産や海外送金の要求など、個人が追跡・特定・証拠整理を行うのは現実的に困難です。
次のような状況に該当する場合は、専門調査機関への相談を強く検討すべき段階と言えます。
探偵は、加害者の特定調査、通信履歴の整理、証拠保全の助言、弁護士や警察と連携した対応支援までを行うことができます。
被害者が一人で抱え込む必要はありません。適切な専門家の介入によって、被害の拡大を現実的に止める道が開けます。

セクストーション被害は、単なるネット詐欺ではなく、心理操作と情報収集を組み合わせた複合的な犯罪です。
そのため、被害者が一人で対応しようとしても、相手の特定や証拠整理、法的対応までを網羅することは現実的に困難です。
探偵に相談した場合、状況に応じて以下のような調査・支援が行われます。
使用されているSNSアカウント、通話アプリ、送金先口座、通信履歴などから、加害者の属性や拠点情報を分析します。匿名性が高い海外拠点の場合でも、行動パターンやネットワーク情報をもとに実態解明を進めます。
不審なアプリやリンク経由で情報が取得された疑いがある場合、端末内の挙動やログを解析し、不正アクセスやマルウェア感染の有無を確認します。必要に応じてフォレンジック調査を実施します。
脅迫メッセージ、画像・動画のやり取り、送金要求の記録などを整理し、第三者機関や弁護士が利用可能な形で報告書としてまとめます。これにより警察相談や法的措置の実効性が高まります。
必要に応じて、専門弁護士や警察への相談を前提とした資料提供や対応助言を行います。探偵が関与することで、事実関係が整理された状態で相談でき、対応が進みやすくなります。
加害者との接触方針、ブロック・通報のタイミング、個人情報の再流出防止策などを状況に合わせて設計し、再被害を防ぐための具体的な行動指針を提示します。
一般的な流れとしては、相談・状況整理 → 調査方針の策定 → 証拠収集・分析 → 報告書提出 → 法的対応支援というプロセスで進行します。
セクストーションは「放置すれば消える問題」ではありません。専門調査機関が関与することで、事態を可視化し、現実的な解決ルートを構築することが可能になります。
セクストーション被害の相談で最も多い不安が、「相談したこと自体が周囲に知られてしまうのではないか」という点です。
しかし、探偵事務所への相談は原則として匿名で行うことが可能であり、相談内容が第三者に漏れることはありません。
探偵業者は探偵業法に基づき、業務上知り得た情報を第三者に漏らしてはならない守秘義務を負っています。違反した場合は行政処分や罰則の対象となるため、情報管理は厳格に行われます。
初期相談の段階では、本名や住所などの個人情報を開示せずに状況説明のみ行うことができます。匿名で相談し、必要性を感じた段階で正式な手続きを進めることが可能です。
相談内容や調査データは、担当者以外が閲覧できない体制で管理されます。デジタルデータは暗号化、紙媒体は施錠管理など、多層的な情報管理措置が取られています。
依頼者の同意なく、警察・弁護士・第三者機関へ情報が提供されることはありません。外部連携が必要な場合も、必ず事前に説明と承諾が行われます。
セクストーション被害は非常にプライバシー性が高く、相談すること自体が大きな心理的負担になります。だからこそ、探偵事務所では秘密保持を最優先事項として運営されています。
一人で抱え込む必要はありません。匿名相談からでも構いませんので、状況を整理する第一歩として専門家へご相談ください。
※docomo・au・softbankなどの携帯電話アドレスはドメイン指定設定により毎月10件以上の「送信エラー」が起こっているため、フリーメール(GmailやYahoo!mail)の利用をおすすめします。しばらく経っても返信が来ない方はお電話にてご確認くださいませ。
監修者・執筆者 / 山内(探偵業務取扱責任者)
東京都公安委員会 探偵業届出 第30210283号(東京都)。探偵業務歴20年以上。
嫌がらせ・ストーカー・対人トラブル・浮気不倫問題の調査実務に長年従事し、延べ多数の案件を担当。
証拠収集、調査報告書作成、警察・弁護士連携案件のサポートまで実務を担当し、探偵業法および関連法令に基づいた合法的な調査・リスク管理を専門とする。
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