「なんとなく怖い」「つきまといかも?」と感じたら、それはストーカー被害の始まりかもしれません。
早期の対処が被害拡大を防ぐカギ。初期段階での正しい行動と相談先について解説します。
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ストーカー行為は、最初は「偶然かも」「気のせいかも」と感じる小さな違和感から始まることが多くあります。
しかし、その違和感を見逃してしまうと、行動がエスカレートし、危険な状況に発展するリスクが高まります。
>「おかしい」と思ったときに行動することが、自分の身を守る第一歩です。
「誰かに見られている気がする」「同じ人に何度も会う」──そんな直感を軽く見てはいけません。
「不安を感じた時点で、日付や状況を記録する・相談窓口を調べるなど、早めの対策を始めましょう。
ストーカー行為は、最初は“気づかれないように”静かに始まります。
ターゲット本人が自覚しないまま、ストーカーの目的が達成されてしまうケースも少なくありません。
そしてその“成功体験”が、行為を徐々にエスカレートさせ、取り返しのつかない状況に…。
被害が深刻になる前に、以下のような初期サインに気づくことが大切です。
仕事中は注意が散りやすく、異変に気づきにくい環境です。
同僚・上司・取引先など、関係性によって注意すべき行動が変わってきます。
買い物や外食などの日常の中でも、見知らぬ他人からの接触が始まることがあります。
駅・バス・路上などの移動中は、誰がストーカーか分かりづらく、特に注意が必要です。
人混みに紛れて接近し、あなたの行動を観察・記録しているケースもあります。
ストーカー行為は、放置すると深刻な被害へ発展する恐れがあります。
だからこそ、初期のうちに正しく対処することが、被害を最小限に抑えるための鍵になります。
ただし、注意したいのは「誤解による冤罪」を生まないこと。
事実と異なる認定は、逆に訴訟や損害賠償を招く可能性もあるため、冷静かつ証拠に基づいた対応が重要です。
以下に、初期段階での正しい対処法をまとめました。
「これはストーカーかも?」と感じたとき、まずは法的にどのような行為が該当するのかを知っておきましょう。
ストーカー規制法では、以下のような行為が対象になります。
(出典:ストーカー行為等の規制等に関する法律 | e-Gov法令検索)
重要なのは「好意や怨恨に基づく継続的な行為」であるかどうかという点です。
交友関係がある相手の場合は該当しやすいですが、まったく面識がない場合は、動機や意図を示す証拠も重要になります。
ストーカー行為の立証には、「繰り返し・継続性のある証拠」が必要です。
次のような記録を残しておくと、対処・相談時に役立ちます。
証拠としては、メール・手紙・写真・録音・診断書など、客観的に残せるものが有効です。
感情的に反応してしまうと、ストーカーを刺激し、事態を悪化させることがあります。
以下のような行動は避けましょう。
「相手に認識されている」と感じさせることが、逆効果になり得ることを意識してください。
一番の対策は、冷静に、そして距離を置いて行動することです。
「気のせいかも」と放置してしまうと、ストーカーは「問題なし」と判断し、行為を続ける可能性があります。
行動がエスカレートすれば、接触・傷害・最悪の場合は命の危険にもつながります。
全国で実際に、ストーカー被害から殺人事件に発展したケースも報告されています。
最悪の事態を防ぐためにも、「おかしい」と思った段階で相談・記録・対策を始めましょう。
「ストーカーかもしれない」と感じたとき、状況に応じた適切な対処が被害拡大の防止につながります。
職場・外出先・自宅周辺・通勤通学中など、それぞれの場面に合わせた対策を事前に知っておきましょう。
加害者が同僚や上司の場合は、社内のハラスメント相談窓口や信頼できる上司へ報告しましょう。
業務以外の会話・接触はできる限り避け、二人きりになる状況を作らないよう注意します。
メール・メッセージ・書面などは削除せず保存し、ICレコーダーなどを用意して証拠を確保しておくと安心です。
周囲の協力を得る際は、信頼できる相手に絞って共有することも大切です。
外出先の店舗などでストーカー行為を感じた場合は、その店の利用を避けるのが基本対応です。
日用品などはネット通販の利用で代替できます。一定期間外出を控えるのも効果的です。
店舗関係者と顔見知りの場合は、店側に相談して警戒してもらう選択肢もあります。
自宅近くでつきまといがあった場合、すでに住所が知られている可能性があります。
深刻化しやすいため、早めの対処が必須です。
ゴミ出し・ポスト確認なども極力控え、姿を見せないようにしましょう。
信頼できる家族・友人宅などに一時避難することも効果的です。
自宅に届いた手紙やプレゼントは捨てずに保管し、証拠として活用してください。
不審な機器や違和感がある場合は、盗聴器やカメラの設置を疑って専門家に調査依頼をするのも一つの手段です。
通勤・通学途中でつきまといがある場合は、時間帯や路線・ルートを変えることで対策が可能です。
最寄駅の変更、乗車位置の変更、同行者をつけるなどの工夫も有効です。
できるだけ駅員や人の多い場所を利用し、犯人が近づきにくい環境を意識しましょう。
もし相手が変化に応じて移動パターンを合わせてくる場合、すでに特定の執着が始まっている可能性があります。
その場合は、早めに専門機関へ相談することが重要です。
こちらでは、当探偵事務所に実際に寄せられた初期段階のストーカーに関するご相談事例をご紹介します(※掲載許可取得済み)。
「もしかして自分も…?」と感じている方は、ぜひご参考にしてください。
通勤中、駅構内で毎日同じ人に遭遇し、必ず同じ車両に乗ってきます。もう1週間も続いていて、正直気味が悪いです…。これってストーカーでしょうか?
証明する手段ってあるんですか?
通勤時間が重なるだけの“偶然”というケースもありますが、駅の外でもつきまといがあるかどうかで判断が変わります。
当事務所では、ご依頼者の行動範囲に調査員を配置し、相手の行動を慎重に観察・記録。
映像や写真で継続的なストーカー行為が確認できれば、証拠としてご提供が可能です。
ついイライラして、その人に「もうやめてください」って直接言ってしまいました…。そのあとから視線が鋭くなった気がして、逆に怖くなってしまって。
加害者に直接声をかけるのは非常に危険です。状況によっては逆上を招き、被害が拡大するおそれがあります。
今後が不安な場合、当事務所の調査員が周囲を張り込み、行動パターンを記録。危険が迫った際は証拠を即座に確保できる体制を取ることも可能です。
上司がやたら私に接近してきたり、業務外のLINEを送ってきたり…。ただ社内だけで、外では何もされていないんです。これって私の勘違いでしょうか?
職場内の出来事でも、第三者の証言や記録があれば、十分に被害を立証できる可能性があります。
また、調査によって相手が他でも接触を試みているかどうかを確認できます。
行為の継続性が確認できれば、会社への報告・注意喚起や、必要に応じて法的措置のご案内も可能です。
ストーカー被害は、エスカレートすれば命に関わる事件につながることもある深刻な問題です。
しかし初期段階では「気のせいかも」「証拠がない」と感じてしまい、対処が遅れるケースも少なくありません。
気づいたときには、日常生活に支障が出るほどの被害になっていた…というご相談も私たちは何度も受けています。
だからこそ、「不安を感じた時点」で動き出すことが大切です。
証拠を確保することで、ストーカー行為を抑止することが可能になります。
ご自身で証拠を集めるのが難しい場合は、私たち探偵がしっかりとサポートいたします。
専門の調査員が被害状況を丁寧にヒアリングし、証拠収集から法的対応までを見据えて調査を実施。
調査結果は、弁護士・警察・裁判で使用できる報告書としてご提供いたします。
ご相談は24時間365日受付中。お電話・メール・LINEにて、いつでもご連絡をお待ちしております。
※docomo・au・softbankなどの携帯電話アドレスはドメイン指定設定により毎月10件以上の「送信エラー」が起こっているため、フリーメール(GmailやYahoo!mail)の利用をおすすめします。しばらく経っても返信が来ない方はお電話にてご確認くださいませ。
監修者・執筆者 / 山内
1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。監修者・執筆者一覧へ
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