ストーカー行為は、後をつける「つきまとい」や勤務先などに押し掛ける行為、行動の監視や位置情報の取得などが該当します。
これらの行為を受けた人の多くは「気持ち悪い」という感情を真っ先に抱きます。
また、第三者目線から見ても上記のようなストーカー行為は「気持ち悪い」と感じる人が多いです。
しかし、なぜこうしたストーカー行為を気持ち悪いと感じてしまうのでしょうか。
また、ストーカー実行犯ははたして自らの行ないを気持ち悪いと自覚はしているのでしょうか。
この記事では、ストーカー行為に気持ち悪さを感じる心理と加害者側の自覚の有無、ストーカーを止めさせる際のコツをご紹介します。
ストーカー加害者が行なうような行為は、常識の範疇から外れるだけでなく違法性のあるものです。
しかし、同じ行為を親しい人にされても同じような気持ち悪さは感じない人もいるかもしれません。
この差は一体どのような要素から生まれるのでしょうか。
まったく何も知らない人が、いきなり自分に声をかけてきたら違和感や恐怖感を抱く方が大多数です。
しかし、知人に声をかけられても自然に受け止める方ばかりだと思います。
このように、「知人」と「赤の他人」の間では人の心象において超えられない壁が存在するのです。
赤の他人による親切な対応にも少し身構えてしまう人が多い中で、ストーカー行為を受ければ不可解で気持ち悪い印象を受けるのは自然ともいえます。
もしストーカー加害者が見知った人であっても、気持ち悪さを感じることはあります。
人は仲の良さに応じて、心の距離をどこまで近づけていいかを自然と線引きしています。
その線引きを超えてくる相手には、気持ち悪さを感じてしまうのです。
たとえば「職場の同僚」と感じた相手には、職場の中だけの付き合いはするが家に来るのは嫌だなと感じるかもしれません。
自分が決めたその距離感を飛び越えて家にやってきた相手には、不快感を覚えることもあるでしょう。
もしストーカー行為であっても、異性として魅力を感じている相手からであれば何となく許してしまう人もいるかもしれません。
しかし、異性としての興味を感じていない人から恋愛的なアプローチをされても、興味を感じる人は少ないでしょう。
そんな中でアプローチの頻度が高くなれば、だんだんと気持ち悪さが強まっていくものです。
ストーカー加害者による接触方法が気に入らないということで気持ち悪さを感じることもあります。
やたらと目を合わせてきたり、自宅や職場の近くに姿を現したり、何か理由をつけて誘ってくるなどの行為の裏には好意が見え隠れしているでしょう。
しかし、その回りくどいアプローチに気持ち悪さを感じてしまうかもしれません。
時には遠くから撮られた自分が写った写真が送られたり、休日の動向を監視されることも。
このような場合、自分の行動を監視されているということ自体に気持ち悪さを感じるでしょう。
ストーカー行為の中には、脅迫する内容の音声やメッセージが送られたり、自宅周辺で待ち伏せしたりするものがあります。
まさに身の安全が脅かされる行為であり、危険を与えてくる相手には気持ち悪さや嫌悪感を感じるのも自然でしょう。
こうした内容はまさに常識から外れた行為といえますし、想定外の事態に至る可能性も考えられるでしょう。
得体の知れなさが、気持ち悪いという感覚につながっていくことになります。
ストーカー行為は、日常生活において受けることがほぼないものです。
いわば異常な状態ではありますので、そのような行為を受けていると自然とストレスも溜まっていきます。
こうした心理的負担をかけてくる相手には、嫌悪感と同時に気持ち悪さも芽生えるもの。
心理的な負担を解消するためにも、ストーカー行為は解決する必要があるのです。
ストーカー行為は、はたから見たら普通じゃない違和感のある行動に見えるため「気持ち悪い」と思う人も出てくるでしょう。
そんな行動を取るストーカー本人には、気持ち悪いと思われている自覚はあるのでしょうか。
ストーカーの心理を紐解いていきます。
そもそもストーカー行為は犯罪であるため、良識があれば進んで行なおうとする人はいません。
それでも実際にストーカー行為をしてしまうということは、気持ち悪い行動を取っている自覚はないといえるでしょう。
恋愛感情によるストーカーの場合だと、自分の行動を「熱烈なアプローチ」と捉えている可能性も考えられます。
また、怨恨によるストーカーであっても「悪者に反撃する機会を狙っている」と認識していることもあるでしょう。
ストーカー行為とは、基本的にその行為を受ける相手の心情を考えない独りよがりなものです。
しかし、加害者の中には自分自身が思い描いた筋書きのようなものが存在し、その通りに動いているつもりになっています。
ストーカー本人の頭の中では、自分自身を「恋愛ストーリーの主人公」であったり「悪者をこらしめるダークヒーロー」と認識しているのです。
そのため、被害者の心情どころか自分自身が客観的にどう見えているかの視点もないため、自身の行為の気持ち悪さを自覚できません。
それどころか「自分は正しい行動をしている」の一点張りで、説得を聞き入れるのも難しくなります。
ストーカーを行なう人物には、自己を客観視する意識が少ないと言わざるを得ません。
ストーカー行為を気持ち悪いと感じたら、どうしても止めさせたいと思われることでしょう。
しかし、自身の行為に非を感じていない人をどのようにしたら止められるのでしょうか。
気持ち悪いストーカー行為への対処法を紹介します。
ストーカー行為を受けて、相手に注意するつもりで「気持ち悪いから止めてほしい」といった言葉をかける人がいます。
しかし、このような注意・警告の出し方は逆効果になる可能性があります。
むしろ自分自身が善と捉えていた行動が否定されることで、逆上して被害がさらにエスカレートすることもあるでしょう。
また、ストーカー自身は自分本位な目線でのみ行動しているため、他者の客観的評価にさらされることで自尊心を傷つけられたと考えることも。
拒否反応を示したくなるものの、ストーカーの自尊心・プライドを傷つけると危険がさらに増す可能性を覚えておきましょう。
ストーカーに対して「気持ち悪い」と言ってしまいたくなる感情を抑えて、より効果的な言葉を伝えましょう。
「気持ち悪い」を「迷惑」に変換します。
「気持ち悪い」との違いは、相手の尊厳を否定するのではなく自らの心情だけを伝えている点。
相手の行為を「良い」「悪い」の基準で評価せず、ただ行為を受けた自分の感情を伝えることでストーカーの感情の逆なでを防げます。
もし即座にストーカーを止めてほしい場合は、警察に通報すると伝えてもいいでしょう。
警察の手がかかれば自らが逮捕される可能性もあるため、その時点で萎縮するストーカーも多いです。
ですが、逆上してストーカー行為を悪化させることも考えられます。
また、実際に何か実害が出るまでに警察ができることは、警告や接近禁止命令などストーカーに自制を促す対応ばかり。
警察が対応してもなお加害行為をエスカレートさせたストーカーによる事件も発生しているため、すべてのストーカーを警告や命令で食い止めることは難しいでしょう。
ストーカーをすぐに止めるには逮捕が不可欠ですが、現行法では被害者がただ被害を訴えるだけで逮捕には至りません。
警告や接近禁止命令などを積み重ねた上で逮捕となりますが、ここまでどれだけの時間がかかるかわかりません。
すぐにでもストーカーの逮捕を求めたい場合、犯行を示す決定的な証拠が必要になります。
ストーカー行為をまとめた証拠があれば、ストーカー行為以外にも他の犯罪を犯していないか捜索して、よりスピーディーな逮捕につながる可能性も。
個人での証拠集めは難しいため、探偵などの調査専門機関に依頼しましょう。
専門的な知識・技術を用いて、ストーカー被害を証明できる証拠を確保します。
過去に当探偵事務所に寄せられた、気持ち悪いストーカー被害に関する相談事例を紹介します。
ストーカー被害の相談先を探している方は、ぜひこちらの内容をご参考ください。
知人からストーカーのような行為を受けていて、辛くなってきたので本人に「やめてください」と伝えました。
それでもやめる気配がないのですが、どうしたらやめてくれるでしょうか。
基本的にストーカー加害者は自らの行動を「善」と考えており、被害を受けた相手がどのように感じているかは考慮していません。
そのため、すぐに止めたい場合は警察に通報する可能性を示しつつ、水面下で証拠集めを行なうことが効果的です。
ストーカー加害者の感情の逆なでを防ぎつつ、外部からの強制力で行為を止める方法がいいでしょう。
こちらからも何か反撃をしたいのですが、ストーカーが嫌がることは何ですか?
ストーカーとしては、自らの狙いを果たすためにターゲットの行動を把握したいと考えています。
そのため、通勤や在宅の時間・所在地などの情報が掴めずに、ターゲットの行動がわからなくなることを嫌がります。
いきなり情報を断ち切ることは犯人の逆上を招きかねないため、徐々に足取りを掴めなくしてくことが重要です。
知人にストーカー被害を相談したら「ストーカーされる方も悪いんじゃないの」と言われたのですが、本当にそうなのでしょうか?
ストーカーに限らず、一部では犯罪に巻き込まれるような隙を作る側にも原因があるような論調が存在します。
しかし、法律上では犯罪を犯した人が処罰されるのは当然のことなので、悪いのは加害者です。
もしかしたら加害に至る出来事を起こされたのかもしれませんが、それとストーカー被害は別で考えるべきでしょう。
当探偵事務所は、ストーカー被害のみに集中して解決につながる証拠集めに尽力します。
ストーカー被害は、身体的なダメージよりも精神的な不快感が先に来るものです。
そのため、嫌悪感に基づく感情的な対応をしてしまうものですが、それは逆効果になると覚えておきましょう。
的確にストーカー行為を止めるには、やはり第三者からの働きかけがもっとも有効です。
警察に相談してもすぐに動いてくれるわけではないため、確実に対応を求めるには決定的な証拠を出す必要があります。
当探偵事務所はストーカー対策を専門としており、長年の経験を活かした調査を持ち味としています。
また、調査結果をまとめた報告書は裁判でも証拠能力を有するため、ご相談者の問題解決を最後まで支えます。
ご相談は24時間365日受け付けていますので、電話・メール・LINEからお気軽にご連絡ください。
まず、現状について相談することから始めましょう。
現在お持ちのお悩み事、被害の状況、対策依頼に関する質問や要望などのご相談が可能です。
※docomo・au・softbankなどの携帯電話アドレスはドメイン指定設定により毎月10件以上の「送信エラー」が起こっているため、フリーメール(GmailやYahoo!mail)の利用をおすすめします。しばらく経っても返信が来ない方はお電話にてご確認くださいませ。
Ranking
Copyright(C) ストーカー・嫌がらせ対策専門窓口. All Rights Reserved.
(C) ストーカー・嫌がらせ対策専門窓口