Smell
ターゲットを定めた上での嫌がらせ行為の一つとして、自宅やその近辺への異臭・悪臭などの臭いによる攻撃が挙げられます。被害に遭えば、精神面でのストレスはもちろん、有害物質などが含まれていれば、人体への悪影響も否定できません。
また、特定の範囲のみに攻撃が限定されることにより、目に見えない被害を周囲に訴えてもなかなか実態を知らせることができず、解決が困難な問題となります。
⇒ 2022年12月15日更新 / 執筆者 / 監修者ページ
「スメルハラスメント」はハラスメントの中でも臭いに関するもので、主に体臭・口臭、タバコ臭、香水臭などを指し、基本的には職場内で起こると考えられていますが、集合住宅の隣近所間でも起こり得る問題です。
その原因が、飲食店などからの排気であると分かれば、対応策も明快ですが、原因不明の場合は、それが外的要因によるものなのか、嫌がらせ行為によるものなのかも分からないまま、不快な気持ちで生活しなければならず、精神的にも健康面でも害をもたらしてしまいます。
この目に見えない「臭い」による個人宅への攻撃は、トラブルのあった近隣住民によるものである可能性が高いといえます。異臭・悪臭の被害は、「公害」とは異なり、直接的な健康被害というよりは人の感覚に関わるものということで「感覚公害」と呼ばれます。
これを規制する「改正悪臭防止法」は、工場や事業者を、その対象としており、一般の住宅や個人は、その対象外とされています。
よって、近隣の個人宅からの臭いや、嫌がらせを目的とした異臭・悪臭による攻撃について、この法律では対処できません。
ここでは一般的な換気扇の臭い(換気扇を掃除しても取れない臭い)ではなく、換気扇を通して外から匂う悪臭について解説していきます。
換気扇は回してなくても、強風の日には自然と回っているのを見たことがあるかと思います。これは、外気が簡単に逆流できる室内で唯一の場所ということでもあります。
一軒家ですと、換気扇の役割はそこまで依存するものでもありません。窓を自由に開閉できるかどうかによって、換気扇の依存率が高くなると言えるでしょう。
この考え方は次の章で非常に大切な視点になってきます。
たとえば、マンションなどで台所の換気扇をつけている場合、換気扇周りに関係なく外からタバコの臭いが漂ってくることは少なくありません。
室内の空気を外に排出することが換気扇の機能です。しかし、自宅で唯一外気が自由に交流・対流できる場所ですので、換気扇が回っているとき以外で外気が中に入ってくる可能性は高いです。
しかし、外からの異臭が長時間にわたり室内へ入っているというのは問題があります。
部屋を開けたことがないのに、換気扇の外から悪臭が室内へ入っている場合、それはあまり自然なことではないかもしれません。
一時的な悪臭ならまだしも、長時間による外気的な室内への悪臭が日常茶飯事である場合、注意した方が良いでしょう。
特に、自宅の窓を開けて何度も換気しているにもかかわらず、臭いがしょっちゅう入ってくるなどの場合です。
こういったケースは、悪臭を「嫌がらせ」として利用しているケースが実際にあるのです。
何度も窓を開けて換気しているいるにもかかわらず、ずっと外からの臭いが入ってくるのは通常あり得ません。
そこには、人の手を介して悪臭を入れる工作をしている可能性があります。
工作をされているのか、それともされていないかの目安になるのは悪臭がどれくらいの頻度であるのかということです。
一時的な悪臭であり、その後長期にわたって悪臭が室内に入ってくることがないのであれば問題ありません。
そうではなく、数日おき、または毎日一時間は悪臭を室内で嗅いでいるなど頻度として高い場合、意図的に臭いを発生させ、室内へ悪臭が送り込まれていることもあります。
見た目だけではわからないこともあるので、一度専門家に相談した方がよいでしょう。
異臭・悪臭を利用した嫌がらせは主に「ターゲットの自宅およびその周辺で動物にフンや尿をさせる」「餌づけをして野良猫が集まるようにする」「生ごみや動物の死体などを放置する」「化学薬品を撒く」などが考えられます。
これらはいずれも悪臭を発し、ターゲットを苦しめますが、仕掛けるのは「人」であることに変わりありません。
「故意」による嫌がらせの場合、トラブルのあった、あるいは折り合いの悪い近隣住民や元交際相手、トラブル相手によるものである可能性が高いといえます。
嫌がらせを証明するには、その行為を行っている「証拠」を押さえなければなりません。
当事務所などの探偵・調査会社に依頼することで、異臭・悪臭を利用した嫌がらせ行為を確認するまで徹底的に調査を行います。アパート・マンションなどの集合住宅でも、一戸建てでも、台所やトイレ、風呂などの水回りから悪臭がする場合、排水管や、その先の下水が原因であるケースが多く、また、漏水している場合は、その周辺の床下が腐敗していることも考えられます。
その他では、下駄箱やクローゼット、冷蔵庫、換気扇、コンロ、ペットなども異臭・悪臭の原因となっていることもあります。
これらをチェックすることによって、異臭・悪臭の原因を突き止めることに寄与するだけではなく、自宅は臭いの発生源になっていないかも知ることができます。
原因が自宅内の設備などだと分かれば、自分で対策を施すことになります。賃貸の共同住宅であれば、大家や管理会社に修繕を依頼することも可能ですが、一戸建て住宅などの所有物件では、自己負担となります。
消臭剤を置くという手もありますが、一時しのぎに過ぎず、根本的解決にはなりません。思いもよらず“加害者”とならないために、定期的なチェックと修繕は必須です。
異臭・悪臭の原因が外的要因によるものであれば、その臭いの原因を特定し、それが工場や事業者であれば、悪臭防止法に基づき、是正措置を求め、個人であれば、証拠を提示した上で、警察や行政による対応や、損害賠償請求へ向け提訴も視野に入れることも必要になります。
ましてや、それが「嫌がらせ行為」だった場合は、追い出し目的の可能性もあるため、慎重な調査を迫られます。
外的要因による異臭・悪臭トラブルは、一時的に収まったとしても、時を置いて再発するケースが非常に多い事象です。
よって、一旦、トラブルが解決しても、継続的に監視していないと、再度、悪臭攻撃を仕掛けてくる可能性も高いといえます。
当事務所では、二次被害を防ぐために、調査担当者に対し、監視の目を光らせることで、ご依頼者の生活は平穏を取り戻すまでサポートいたします。
Q
ゴミがばら撒かれて悪臭がする場合はどうすればいいですか?
A
被害状況の把握が必要です。原因がカラスの場合は、カラス対策を取る必要があります。カラス以外の人為的な要素がある場合、人物の特定とゴミをばら撒まいてる証拠が必要です。
Q
臭い対策する時期とかありますか?
A
暖かくなる前が良いです。暖かくなる前が良いです。冬の時期は窓を開ける機会が少ないのか、臭いに対するクレームも少ない傾向があります。臭い対策をするなら、冬の時期に行なうほうが良いでしょう。壁や水まわりにこびりついた臭いについてであれば時期によって一時的な効果はあるかもしれません。根本的な解決が必要な場合があります。
Q
異臭・悪臭被害がいつ起きたのかわかりません。
A
私ども「対策専門窓口」に相談しましょう。知らないうちに被害が始まっているのが異臭・悪臭被害の特徴です。数値や臭いの成分の分析を行い、悪臭の原因物質といった状況証拠を揃えられる「対策専門窓口」に相談するのが最も効果的です。
まず、異臭・悪臭について相談することから始めましょう。
現在お持ちのお悩み事、異臭・悪臭被害に関する質問や要望などのご相談が可能です。
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