つきまといや監視によるストーカー行為に悩まされる人は多いです。
止めさせようとただ闇雲にストーカーに接触すれば、逆に被害が悪化をする可能性が高いでしょう。
効果的なストーカー対策を実施するためには、まずストーカーの嫌がることを熟知しておく必要があります。
ストーカー行為を快適に行なえないようなストレスを加えれば、被害がいずれ収まることも期待できるでしょう。
もし被害を食い止めたい場合、まずはストーカー対策専門の探偵に相談することをおすすめします。
この記事ではストーカーの嫌がることをご紹介しますので、対策にお役立てください。
ストーカーの嫌がることを理解するためには、まずどこからがストーカー行為にあてはまるのか把握する必要があります。
今ご自身が受けている被害がストーカー行為なのかわからない方もいるでしょう。
まずは現状についての認識を深める必要がありますので、ご確認ください。
ストーカーに関しては、ストーカー行為等の規制等に関する法律(ストーカー規制法)にて範囲や罰則などの規定が設けられています。
ストーカー規制法において、ストーカー行為と規定されているものを確認しておきましょう。
(引用:ストーカー規制法 警視庁)
上記の行為を同一人物に対して無承諾で繰り返し行なっている場合は、ストーカー規制法違反の犯罪です。
1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられます。
警察は、ストーカー行為の加害者に対して禁止命令を与えることが可能です。
■禁止命令
同様の行為を行なってはならないとする厳重な注意
例えば、家までつきまとう行為をした場合には、つきまとい行為に対して禁止命令が出されます。
ですが、あくまでこの禁止命令はつきまとい行為のみに適用されるため、無言電話や誹謗中傷などは禁止されていない状況です。
もし禁止命令を破って同じストーカー行為を繰り返した場合、2年以下の懲役または200万円以下の罰金と厳罰化します。
禁止命令が出された行為とは違うストーカー行為におよんだ場合も、6ヶ月以下の懲役または50万円以下の罰金が科されます。
しかし、禁止命令を破ってもなおストーカー行為を行なう例は多く、禁止命令が根本的な解決とはなりにくい部分も。
ストーカー行為を止めさせる対処として、嫌がることを実践してストーカー行為を継続させないことが効果的です。
ストーカー加害者はどのようなことを嫌がるのでしょうか。
対策となる6つの方法をご紹介しますので、ぜひお役立てください。
ストーカーの中には、家に帰るまでつきまといをかける場合があります。
だいたいの場合は家まで特定されており、帰宅時間など生活習慣が把握されていることも。
そうなれば、家を引っ越すことですべてをリセットできます。
引っ越しにより、ストーカーからすればつきまといをする手がかりがなくなるため、また一から仕切り直しとなります。
この労力が大きなストレスとなり、ストーカー行為を止めさせることにも繋がるでしょう。
ストーカーの目的には、ターゲットの気を引きたいとか注目を得たいというものも含まれます。
そのため、下手にストーカー被害に嫌悪感を示すと逆にストーカー行為に達成感を与えてしまい、被害が継続する恐れがあるでしょう。
増長を阻止するために、身体に直接危害が加わる場面以外では反応しないことをおすすめします。
これによりストーカーとしては期待していた反応がもらえず、ストーカー行為の手ごたえを無くしてしまうでしょう。
ストーカー行為による喜びは被害の反復を招く要素なので、喜びを与えないようにする対処が有効です。
通勤通学で決まった道のりを使い続けるのは、ストーカーによるつきまといを簡単にしてしまいます。
ストーカーからすれば同じ場所で待ち続ければターゲットが現れるため、これほど簡単なことはありません。
行き帰りの道を変えてみることで、ストーカーに混乱を与えることが可能です。
いつも待っていれば来るはずのターゲットが来ないとなれば、ストーカーにとっては大きな衝撃といえます。
再びターゲットがどこにいるか探す手間がかかるため、そのままストーカー行為を止める可能性もあるでしょう。
もしストーカー相手から連絡が届く場合は、連絡の拒否設定を行ないましょう。
電話帳に登録して着信拒否をするのでも大丈夫です。
もしストーカーが非通知設定で連絡してくる場合は、非通知設定にしている相手からの連絡を拒否する設定にしましょう。
いちいち非通知設定した相手からの着信を切っていると、逆に携帯に触れる時間がいつなのか推測させてしまうことにもなります。
一切の手がかりを与えずに連絡を止めるために、拒否設定は活用しましょう。
ストーカーは、SNSの投稿から行動パターンを推測していることがあります。
一見どこで撮影したのかわからない写真であっても、写り込むわずかな手がかりから場所を特定する人も中にはいます。
そのため、怪しいアカウントからのフォローは解除した上でSNSを非公開にすることで、限られた仲の良い人とのみ交流可能です。
身の安全を確保するためにも、むやみやたらな情報公開は避けましょう。
家を特定したストーカーは、灯りがついている時間帯を把握して「何時ごろに帰宅している」といった情報を得ます。
また、外に干された洗濯物や郵便ポストの投函も観察して、取り込まれる時間帯から在宅を確認しようとします。
こうした情報によって、ストーカー行為をより効率よく行おうとするのです。
対策として、遮光カーテンなので部屋の光を漏らさない、洗濯物は室内干しにする、郵便ポストは溜めないなどを徹底しましょう。
ストーカーによる被害は精神的苦痛を伴うため、すぐさま解決しようと行動を起こす人もいるでしょう。
しかし、時にはストーカーを増長させる場合もあるため、焦っての行動は逆効果です。
どのような行為をストーカーにしてはいけないのか、把握しておきましょう。
ストーカー行為による不快感を示すために、冷たい態度で対応したりすることもあるでしょう。
しかし、ストーカーは自分自身の行動を悪いと思ってはいないため「何かあったのかな」と見当違いな心配をします。
結果として余計にターゲットのことを気にかけるようになり、被害が悪化する恐れが生じるでしょう。
また、態度が変わった原因がターゲットの周囲にあると考え、知人にも危害を加え始める可能性もあるでしょう。
ストーカー行為に恐怖心を抱いて、怒鳴るなど過剰な反応を起こしてしまうと、加害行為に拍車をかけてしまいます。
ターゲットが反応があることに楽しさを感じ、もっと反応させたいから行為を増やす加害者もいます。
また、恐怖感を与えたことは意図に反するとして、誤解を解くために接触を増やそうとするパターンも。
いずれにせよ、必要以上に反応することはせず、ストーカー被害には冷静に対処しましょう。
ストーカー被害に気持ち悪さを感じ、SNSで被害状況を公開して周知しようとする方もいるでしょう。
ですが、これも加害者からすれば「自分を認知してくれた」と思う出来事の一つなので、ストーカーへの牽制とはなりません。
また、被害状況の投稿についても誤解を解きたいと考えるストーカーが更に接触を増加させる可能性もあります。
被害状況の共有は内々に留めておいて、しかるべき対処を粛々と進めるのが一番です。
友人や家族に協力してもらって、ストーカー被害に対処しようと考える方もいるでしょう。
異性の友人に恋人のふりをしてもらうなどが、よくある第三者からの協力だと思います。
しかし、引き下がらないどころか「あいつのせいで上手くいかない」など、ストーカーの怒りの矛先が協力者の方に向いてしまう可能性もあります。
もし協力者の方に被害が出れば、第三者による協力は悪手になり得ます。
被害を拡大させないためにも、ストーカーへの対処は他人から表立った協力は得ずに水面下で進めるようにしましょう。
ストーカー被害に悩まされている場合、相談先として真っ先に挙がるのは警察だと思います。
警察に相談すれば、対象の加害者に接触してもらって警告や禁止命令を出してもらえるでしょう。
しかし、初動から警察に対策を依頼しても、思ったような対策を講じてもらえない可能性があります。
もし警察が犯人と接触し、警告や禁止命令を出せれば加害者の犯行を止められる可能性があります。
しかし、警告や禁止命令はあくまで警察にマークされていると知らせるだけで、それ自体に罰則を与える効力はありません。
また、警察にマークされていると知ったことで、逆にヒートアップするストーカー加害者も中にはいます。
より加害行為が増えることも考えられるので、警察の接触が逆効果になる可能性も頭に入れておきましょう。
基本的に、警察は被害が発生していない事件に対して動くことはできません。
もしストーカー被害を通報しても、身体や器物に損害が出ていない状態ではただの勘違いと区別が難しいです。
そのため、警察はストーカー被害についてはどうしても後手に回ることが多いと言えます。
法改正によってストーカー規制法が作られ、警察側にもストーカー被害への理解が強まってはいます。
しかし、すべてのストーカー被害を完全に防げているとは言えず、ストーカー行為から殺人事件に発展する事件はいくつも存在しています。
中には禁止命令を破って起こした殺人事件もあるため、警察のストーカー対応の効力にも疑問は残ります。
ただ、ストーカーを逮捕し処罰できるのも警察だけなので、被害の実態解明から処罰までの穴埋めをする存在が必要と言えるでしょう。
ストーカー被害にお困りの場合は、探偵へのご相談をおすすめします。
探偵はご依頼者から依頼を受けた段階でストーカー被害の実態把握に乗り出し、証拠収集を行ないます。
このスピード感は警察では実現は難しく、調査範囲もご依頼者のご要望に沿って対応可能です。
また、探偵の調査結果をまとめた報告書は裁判でも証拠となるため、警察を動かすこともできます。
警察でも行き届かない範囲まで調査し、感じておられる被害が勘違いで済まされない証拠を掴み、適切な対処を促します。
探偵の調査について気になることがあれば、お気軽にお問い合わせください。
過去に当探偵事務所に寄せられたストーカー相談の中で、紹介したい相談内容をご依頼者の許可を得ていくつか掲載いたします。
実際にご依頼する前にぜひ参考としていただけますと幸いです。
ストーカーが諦めるまでにだいたいどれぐらい時間がかかりますか?
ストーカーを継続する期間は短くて1,2ヶ月ほどですが、年単位を超える場合もあります。
ケースごとに見ると、知人間でのストーカーは直接注意しやすいためか短く終わる傾向があります。
特に女性がまったく見ず知らずの男性からストーカーされる場合が、最も長期化しやすいです。
当探偵事務所は、ストーカーそれぞれのケースごとに必要な対処を行なわせていただきます。
(参考:公益財団法人 日工組社会安全研究財団 | 日工組社会安全研究財団)
ストーカーに狙われない方法には何かありますか?
ストーカーがターゲットに選ぶのは、派手な見た目の人よりも落ち着いた見た目の人が多いと言われています。
これは何かあった際の抵抗されにくさや、従わせやすそうといった印象を見た目から感じるためです。
髪色を明るくしたり、服装を派手にするのも一つの手ではあります。
また、出来る限り一人での行動は避けて複数人で動くなども対策となります。
家から駅までのルートがどうしても同じ道を行かないといけないのですが、どうすればいいでしょうか。
ルートだけでなく、行動パターンを変えるだけでも十分対策となります。
いつもと違うお店に寄ってみたり、普段行かない方面に足を伸ばすなど、それだけでもストーカーには打撃を与えられます。
ストーカーが一番理想とするのは、ターゲットの行動を含めた自らのルーティンを作り上げること。
ある種の支配欲によってストーカー行為に走るため、ルーティンを作ることで所有欲を満たすのです。
ストーカー加害者の想定を裏切ることで、ダメージを与えることが可能です。
ストーカーへの対処は、ストーカー対処を専門とする当探偵事務所にご相談ください。
長年の経験からストーカーの特徴・傾向を熟知した探偵が的確なアドバイスを行ない、ストーカーに共に対処できる体制を作り上げます。
また、ご依頼者の周辺に調査員を派遣し、異常が起きないか目を光らせることも可能です。
もし何か怪しい動きをする人物がいればその動きを撮影し、被害を示す証拠にできます。
事件が起きなければ動けない警察を動かすための、適切な証拠確保に努めます。
少しでもストーカー被害について気になることがあれば、お気軽にご連絡ください。
電話・メール・LINEから24時間365日受け付けています。
まず、現状について相談することから始めましょう。
現在お持ちのお悩み事、被害の状況、対策依頼に関する質問や要望などのご相談が可能です。
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