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公開日: 2026/02/21 最終更新日: 2026/03/21
ハラスメント調査関連記事 - ハラスメント相談サポート
 公開日: 2026/02/21 最終更新日: 2026/03/21

ハラスメントの種類一覧と特徴をわかりやすく解説

この記事の読了目安時間は約 13 分です。

「これってハラスメントなのだろうか」「自分が我慢しすぎているだけではないか」――

日常生活や職場で違和感を覚えながらも、明確な判断ができずに悩んでいる方は少なくありません。

ハラスメントは、パワハラやセクハラだけでなく、言葉の使い方や態度、無視や過度な干渉など、一見すると分かりにくい形で行われるケースも多く、職場以外の場面でも発生します。

本記事では、ハラスメントの主な種類を一覧で整理し、それぞれの特徴や注意点を分かりやすく解説します。

あわせて、トラブルを未然に防ぐための考え方や、職場以外で相談できる窓口についても紹介します。

まずは状況を整理し、必要以上に一人で抱え込まないための判断材料としてご活用ください。

よくある10種類のハラスメント

ハラスメントは、相手の意思に反して精神的・肉体的苦痛を与える行為を広く指します。

行為者に悪意がなくても、受け手が苦痛や不利益を感じる状況で問題化する点が特徴です。

まずは一覧で全体像をつかみ、気になる項目だけを確認してください。

  • セクハラ
  • パワハラ
  • モラハラ
  • マタハラ
  • カスハラ
  • アルハラ
  • スモハラ
  • ジェンハラ
  • エイハラ
  • デジハラ

 

セクハラ(セクシャルハラスメント)

職場や学校などで、性的な言動・発言により相手を不快にさせる行為です。拒否の意思があるのに継続する場合は特に問題となります。

 

パワハラ(パワーハラスメント)

上司や先輩などが、立場や権限を利用して暴言・威圧・不当な要求を行うことです。業務環境の悪化や孤立につながりやすい傾向があります。

 

モラハラ(モラルハラスメント)

無視・皮肉・否定的な言動などで相手を精神的に追い詰める行為です。外から見えにくく、長期化しやすい点に注意が必要です。

 

マタハラ(マタニティハラスメント)

妊娠・出産・育児を理由に、不当な異動・評価の引き下げ・退職の示唆などを行うことです。

 

カスハラ(カスタマーハラスメント)

顧客や取引先からの不当な要求・暴言・脅迫など、業務に支障を与える行為です。対応の線引きが重要になります。

 

アルハラ(アルコールハラスメント)

飲酒の強要や、酔った状態での暴言・迷惑行為などが該当します。飲み会等で起こりやすいトラブルです。

 

スモハラ(スモークハラスメント)

たばこの煙や匂いに関して、周囲への配慮を欠いた行為が問題となるケースです。

 

ジェンハラ(ジェンダーハラスメント)

性別や性自認に基づく差別的な発言・固定観念の押し付けなどが該当します。

 

エイハラ(エイジハラスメント)

年齢を理由に軽視・差別・不当な扱いをする行為です。若年層・高齢層どちらにも起こり得ます。

 

デジハラ(デジタルハラスメント)

LINEやSNSなどでの誹謗中傷・個人情報の拡散など、デジタル手段を悪用した嫌がらせです。

 

上記が、特に相談が多い10種類のハラスメントです。状況に心当たりがある場合は、早めに整理・相談することが大切です。

本記事では、相談件数が多く、一般の方でも状況を整理しやすいハラスメントを中心に10種類を紹介しています。

ハラスメントには他にも多様な呼び方や分類がありますが、内容が重複するものや、専門的な判断が必要となるケース、また個別事情によって評価が大きく分かれるものについては、ここでは一覧から除外しています。

重要なのは名称そのものではなく、どのような行為が、どのような影響を及ぼしているかを整理することです。

気になるケースについては、個別の記事で詳しく解説しています。

ハラスメントはなぜ人権侵害になるのか?

ハラスメントは「尊厳」を傷つける行為

ハラスメントは、個人の尊厳を傷つけ、精神的・肉体的な苦痛を与える行為です。

そのため国際的にも、重大な人権侵害のひとつとして位置づけられています。

人権はすべての場面で守られるもの

人権とは、生まれながらにして誰もが持つ「安全に生活する権利」「差別されずに扱われる権利」を指します。

これらは、職場・学校・地域社会など、あらゆる場面で守られるべきものです。

ハラスメントが奪う「安全な環境」

たとえばパワハラやセクハラは、相手の意思に反して威圧や屈辱を与え、健康で安心して働く環境を奪う点が問題となります。

組織内で見過ごされやすい構造

さらに深刻なのは、ハラスメントが組織内で黙認・隠蔽されやすいという構造です。

上司や周囲が見て見ぬふりをすることで、被害者が声を上げにくくなり、泣き寝入りに追い込まれるケースも少なくありません。

「辞めるしかない」は本来あってはならない

本来、被害者が「辞めるしかない」という選択を迫られる状況は、人権侵害が放置されている状態といえます。

組織の常識が社会の非常識になる危険性

閉鎖的な環境では、「組織の常識」が「社会の非常識」にすり替わるリスクが高まります。

感情論ではなく「証拠」が必要な理由

だからこそ、感情論ではなく、客観的な証拠をもとに状況を整理することが重要になります。

証拠があれば、行政機関や法的手続きを含めた対応が可能になります。

ハラスメント被害の実態

正当化されやすいハラスメントの現実

近年、職場でのハラスメントは
「指導の一環」「本人の受け止め方の問題」などとして
正当化されてしまうケースが少なくありません。

環境悪化とともに表面化しやすい問題

企業の業績悪化や人手不足といった状況下では、
ハラスメントが顕在化しやすくなる傾向があります。

増加し続ける深刻な被害

厚生労働省が公表しているデータによると、
職場のいじめ・パワハラによる精神障害の認定件数は、
この11年間で約10倍に増加しています。

法整備が進んでも残る課題

2020年には大企業を対象にパワハラ防止法が施行され、
2022年からは中小企業にも義務化されましたが、
現場では十分に機能していないケースも見受けられます。

被害が放置されるリスク

調査では、被害を訴えても
企業側が何もしなかったケースが約半数
にのぼることが明らかになっています。

  • 特に何もしなかった:約47%
  • 相談に乗り、問題解決を検討した:約28%
  • 事実確認のヒアリングを行った:約21%
  • 行為者に直接確認した:約9%

次章では、こうした実態を踏まえ、被害に遭った場合の対処方法や相談先の考え方について解説します。

ハラスメント被害の実態と起こりやすい場面

ハラスメントは職場だけでなく、学校・家庭・プライベート・オンライン空間など、あらゆる場面で発生します。

被害を受けた人ほど「自分が悪いのではないか」と感じやすく、声を上げづらい傾向があります。

ここでは、特に相談が多い代表的な場面と、ハラスメント被害の実態を整理します。

職場でのハラスメント

立場や評価が絡むため表に出にくい

上司からのパワハラや、同僚間のモラハラが多く見られます。
人事評価・昇進・配置転換・退職勧奨など、立場を利用した圧力がかかるケースも少なくありません。

密室で行われることが多く、周囲に気づかれにくいため、被害が長期化しやすい点が特徴です。

学校・教育現場でのハラスメント

指導と嫌がらせの境界が曖昧になりやすい

学生同士のいじめに加え、教員から生徒へのパワハラ・セクハラが問題になることもあります。

また、SNSやチャットツールを通じた誹謗中傷など、見えにくい嫌がらせが水面下で続くケースも増えています。

家庭内・プライベートでのハラスメント

身近な関係だからこそ相談しづらい

パートナー間のモラハラや、親子間のパワハラなど、家庭内の力関係を背景としたハラスメントも多く存在します。

「家族の問題だから」「大ごとにしたくない」と我慢してしまい、孤立したまま被害が深刻化するケースも少なくありません。

ハラスメントは、特定の場所や人に限った問題ではありません。

被害に気づいたときに、どこへ相談し、どう対処するかを知っておくことが重要です。

ハラスメント被害相談時の注意と対処法

「社内だけで解決できる」と決めつけない

ハラスメント被害を相談する際は、「必ず会社が守ってくれる」と前提にして動かないことが大切です。

社内の相談窓口や上司への申告が有効なケースもありますが、状況によっては十分な事実確認が行われないまま処理されることもあります。

特に、当事者間の力関係が強い場合や、周囲が関係者として巻き込まれている場合は、相談した結果、状況が動かない・説明が曖昧になるといった悩みに直面することもあります。

中小規模の組織では、相談窓口が整備されていないこともあり、誰に何を伝えるべきか分からずに抱え込んでしまうケースも見られます。


社内対応だけに頼らない選択肢

状況を整理し、適切な対応につなげるためには、部の窓口や専門家を併用するという考え方も有効です。

第三者の立場が入ることで、相談内容が客観的に整理され、対応方針が明確になりやすくなります。

また、個別の事情に応じて、弁護士や社労士などの専門家に相談し、手続きや対応の見通しを確認することも選択肢になります。


相談前に「記録」を整えておく

相談の場では、感じたことだけでなく、いつ・どこで・誰が・何をしたかを時系列で説明できると、状況が伝わりやすくなります。

そのため、日頃から事実を記録しておくことが重要です。

  • 暴言や脅しの録音、会話メモ(日時・場所・同席者)
  • メール・チャット・LINEなどのやりとり(スクリーンショット含む)
  • 不当な業務指示や評価に関する文書・連絡
  • 体調不良がある場合は受診記録(診断書・通院履歴など)

些細に思える内容でも、積み重なることで状況を裏付ける材料になり得ます。

無理のない範囲で記録を残し、必要に応じて外部窓口へ相談することが、解決への近道になります。

私と同じ悩みを持つ人の話しを聞きたい

ハラスメント解決において証拠が重要とされる理由

ハラスメント被害について相談や申告を行う際、状況を客観的に示す資料や記録が重要な役割を果たします。

被害の感じ方には個人差があるため、第三者が判断する場面では、事実関係を整理した証拠が求められることが多いためです。

たとえば、暴言や威圧的な言動などは、行為者本人に自覚がないケースもあり、口頭での説明だけでは十分に伝わらないことがあります。

その結果、社内相談や外部窓口に申し出ても、状況が曖昧なまま扱われてしまうこともあります。

こうした行き違いを防ぐためには、「いつ・どこで・誰が・どのような行為を行ったか」を示す記録を整理しておくことが有効です。


証拠があることで整理しやすくなる場面

証拠や記録があることで、相談先や関係機関が状況を把握しやすくなり、事実確認や対応方針の検討が進みやすくなる傾向があります。

具体的には、次のような資料が判断材料として用いられることがあります。

  • 会話内容を記したメモ(日時・場所・関係者)
  • メールやチャット、社内連絡ツールのやりとり
  • 業務指示や評価に関する書面・通知
  • 体調不良が生じた場合の通院記録や診断書

これらは単体では判断が難しい場合でも、複数を組み合わせることで状況の全体像が見えやすくなります。


無理のない範囲で準備することが大切

証拠を集める際は、無理をせず、日常の延長で記録できるものから始めることが大切です。

過度に緊張したり、危険を伴う行動を取る必要はありません。

状況によっては、自身での判断が難しい場合もあります。

そのようなときは、公的な相談窓口や専門家に意見を求め、 今後の進め方を整理することも一つの方法です。

ハラスメント被害に悩んだときの相談先のひとつとして

まずは状況を整理することから始めましょう

ハラスメントの問題は、一人で抱え込むほど心身の負担が大きくなりやすいものです。

「どこに相談すればよいのか分からない」「何から始めればいいのか迷っている」という段階で立ち止まってしまう方も少なくありません。

状況を整理し、今後の選択肢を考えるためには、第三者の視点で話を聞いてもらうことが有効な場合もあります。

探偵事務所では、証拠の整理や記録の残し方など、事実関係を客観的にまとめる支援を行っています。

内容によっては、弁護士や公的機関など、他の相談先を検討するための整理材料として役立つこともあります。

当事務所では、匿名・無料でのご相談も受け付けています。

「今すぐ依頼するかどうか決めていない」段階でも問題ありません
ので、気になることがあれば、無理のない形でご相談ください。

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    監修者・執筆者 / 山内

    1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。 得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。 監修者・執筆者一覧へ

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