
「あなたがアダルトサイトを見ている瞬間を撮影しました。このスクリーンショットと顔写真をSNSや職場にばらまかれたくなければ、指定の口座に振り込んでください」
ある日突然、こんなメールが届いたらどうしますか?
これは決して映画やドラマの話ではありません。
実際に世界中で被害が増えている「セクストーション(性的脅迫)」と呼ばれるサイバー犯罪の手口です。
東洋経済オンラインの記事でも報じられているように、この攻撃は技術的な高度さよりも、人間の「羞恥心」という心理的な弱点を突いています。
デジタルセキュリティに精通した探偵会社が、この技術を解説します。
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このマルウェアは、被害者が開いているブラウザをチェックし、表示中のページタイトルにアダルトサイト特有の文字列「porn」「sex」、「adult」などのキーワードが含まれているかを確認し、アダルトコンテンツを閲覧していることを検知すると、デスクトップのスクリーンショットとWebカメラの画像を取得します。
これらは後に「セクストーション(性的脅迫)」に悪用されます。
この機能自体は目新しいものではありませんが、ほかのマルウェアであまり確認されるものでもありません。
引用元:東京経済ONLINE|「アダルトサイト閲覧」を狙うサイバー攻撃の新潮流 《Webカメラが脅迫の武器になる?》 個人PCに侵入して所属企業の被害につながることも(2025年11月10日)

攻撃者が狙うのは、被害者の「後ろめたさ」です。
アダルトコンテンツの閲覧は合法的な行為であっても、多くの人にとって「他人には知られたくないプライベート」になります。
この心理を悪用し、攻撃者は職場や取引先への暴露をほのめかしたり、家族への通知を脅したり、SNSでの拡散をちらつかせたりします。
「上司や同僚にこの画像を送りますよ」「配偶者や子どもに知られたくないでしょう?」といった脅し文句は、被害者を心理的に追い詰めます。
こうした脅迫が効果的なのは「恥ずかしくて誰にも相談できない」という心理状態に被害者を追い込むからです。
孤立した被害者は冷静な判断ができなくなり、言われるままに金銭を支払ってしまうのです。
実際、警察や専門家に相談すれば対処できる事案であっても、羞恥心が相談への大きな障壁となります。

通常、企業を標的とするランサムウェア攻撃では、重要なデータを暗号化して数十万円から数億円という高額な身代金を要求します。
しかし、この「セクストーション型」の脅迫は全く異なるアプローチです。
個人を標的にして、わずか数万円程度の少額を要求します。
少額な理由は「支払いやすい金額」だからです。
3万円から10万円程度であれば、「相談して事が大きくなるより、自分で解決してしまおう」と考える人が多くなります。
また、少額であるため警察への相談をためらう被害者も多く、泣き寝入りするケースが後を絶ちません。
加害者側から見れば、1人あたりの被害額は少なくても、大量のターゲットに同時に攻撃を仕掛ければ、多くの利益が得られます。
革新的な技術よりも、人間の感情を突いた攻撃が、この手口の本質なのです。

このような脅迫を可能にするマルウェアは、決して特別な人だけが感染するものではありません。
以下のような経路で、簡単に感染します。
自分は大丈夫だと思っていても、1度のクリックミスで感染してしまう可能性は十分にあります。
すべてのメールやリンクを完璧に見極めることは、実際には困難でしょう。
そのため、確実なのはデジタルセキュリティを実施している会社に相談することです。

脅迫メールが届いてしまった場合、パニックになるのは当然です。
しかし、金銭を支払ってはいけません。
一度払ってしまえば、「支払う人間」として認識され、さらなる要求が続くことがほとんどです。
また、「恥ずかしい」という感情から1人で抱え込み、孤立することこそ、攻撃者の思うツボになります。
落ち着いて、警察のサイバー犯罪相談窓口に連絡しましょう。
同時に、セキュリティ対策を実施している企業に相談することも重要です。
メールやメッセージは削除せず、証拠として保存してください。
すべてのアカウントのパスワードを直ちに変更することで、被害の拡大を防ぎます。

デジタル社会において、プライバシーを守ることはもはや「個人の努力」だけでは不十分な時代になりました。
スマートフォンやパソコンが生活に不可欠なインフラとなった今、デジタルセキュリティもまた、現代を生きる私たちにとって必須のものです。
アダルトサイトを閲覧して「恥ずかしい」という感情が冷静な判断を奪います。
そして誰もがマルウェア感染のリスクに晒されていることを、私たちは認識しなければなりません。
当事務所のセキュリティチームが、常に進化する攻撃手法に対応し、あなたのプライバシーと財産を守ります。
無料相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
相談は24時間365日受け付けています。
※docomo・au・softbankなどの携帯電話アドレスはドメイン指定設定により毎月10件以上の「送信エラー」が起こっているため、 フリーメール(GmailやYahoo!mail)の利用をおすすめします。しばらく経っても返信が来ない方はお電話にてご確認くださいませ。

監修者・執筆者 / 山内
1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。 得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。 監修者・執筆者一覧へ
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