
ストーカー事案への対策を強化するため、ストーカー規制法の改正案が閣議決定されました。
改正案の中には、紛失防止タグの悪用を規制対象とする制度や、警察の職権で加害者に警告できる制度などが含まれます。
これまで、GPS機器の悪用行為は、2021年に改正されたストーカー規制法で規制されましたが、「AirTag(エアタグ)」などの紛失防止タグは規制対象外でした。
本記事では、改正されたストーカー規制法の詳細と、紛失防止タグの悪用の手口やその対策方法について解説していきます。
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ストーカー事案への対応を強化するため、政府は11日、ストーカー規制法の改正案を閣議決定した。居場所を特定する「紛失防止タグ」の悪用を規制対象に追加するほか、警察の職権で加害者に警告できる制度の導入が柱で、今国会での成立を目指す。2000年に制定された同法の改正は、今回で4回目となる。
警察庁によると、昨年の紛失防止タグに関わる被害相談は計370件で、前年(196件)の2倍弱に急増した。今年は既にこれを上回る件数の相談が全国の警察に寄せられたという。
引用元:讀賣新聞オンライン|ストーカー対策、「紛失防止タグ」悪用を規制対象に…被害相談急増で規制法改正案を閣議決定(2025年11月11日)

ストーカー規制法を改正する、主な法律案は以下の通りです。
紛失防止タグを「位置特定用識別情報送信装置」と定義し、この装置を所持する相手方の承諾を得ずに位置情報を取得する行為等を規制対象に加える。
被害者が警告を求める旨を申し出ていなくても、警察本部長等が職権で警告することが出来ることとする。
警察本部長等による警告があった場合において、被害者の情報を渡す恐れがある者に、情報を譲渡しないように通知できる。
ストーカー被害が行われている場合、相手方に対する援助に係る努力義務の主体に、雇用する者および就学する学校の長を追加する。

なぜ今まで紛失防止タグは規制の対象になっていなかったのか、その仕組みを解説していきます。
紛失防止タグにはGPSはついていません。
そのため、現行のストーカー規制法では紛失防止タグは規制の対象になっていませんでした。
紛失防止タグはBluetoothを発しており、その電波を近くを通りかかった他人のスマホが拾います。
そのスマホが持っている位置情報を使って、紛失防止タグがどこにあるかを知らせてくれるという仕組みになっています。
一般的な紛失防止タグは、探し出すのに協力できるのは同じ製品の利用者だけですが、AirTagはiPhone、iPad、MacBookなどの利用者のほぼ全員が協力者になります。
紛失防止タグの中でもAirTagがよく使われるのは、こういった利点によるものです。
協力者側には検知したことも知らされないため、匿名性が高いのも特徴になります。
紛失防止タグが仕掛けられやすい物は以下の通りです。
紛失防止タグは非常に小さいため、取り付けられても気づかないのが恐ろしいところです。

目視で見つけるのは難しいこともありますが、紛失防止タグを検知するアプリを活用することで発見する方法があります。
iPhoneの場合は、設定から位置情報サービスをONにしておけば、iPhone側の画面に「AirTagはあなたと一緒に移動しています」と通知されます。
身に覚えがなければ、それは不正に取り付けられたAirTagと言えるでしょう。
Androidの場合は、設定で「不明なトラッキングアラート」を許可すると、不明なトラッカーが検出されたときに通知が来るようになります。

紛失防止タグを無断でつけられたことに気が付いた際には、気が動転してしまうかもしれませんが、一度落ち着いて冷静に対処する必要があります。
本章では、ストーカーに紛失防止タグをつけられたときの対処法について、解説していきます。
自宅や職場で捨ててしまうと、そこがあなたの拠点であることがバレてしまいます。
そのため、紛失防止タグがつけられたことに気づいた時点で自宅や職場から離れ、電池を抜くことをおすすめします。
ストーカーに正確な位置情報をとられないように行動することが大切です。
紛失防止タグを忍ばせられているということは、他の機器も取り付けられている可能性があります。
すでに住所が突き止められている場合は、自宅内や車の中もチェックする必要があるでしょう。
GPSや盗聴器・盗撮カメラがないか、くまなく調べる必要があります。
紛失防止タグを見つけたら、警察に相談しましょう。
電池を抜いた紛失防止タグが証拠になる可能性があります。
ただし、証拠不十分と判断されると警察も動くことができないため、証拠収集のプロである探偵事務所に依頼することも検討してください。

ストーカー規制法が改正されても、紛失防止タグの被害が減るとは限りません。
紛失防止タグの特性上、今後も悪用される可能性はあるでしょう。
そんなとき、探偵であればストーカーへ適切な対処を行うことができます。
また、「最近誰かにつけられている気がする……」といった、心配事を晴らすことも可能です。
ストーカーへの予防策を講じることもでき、ご依頼者の悩みに寄り添います。
当探偵事務所は24時間365日ご相談をお待ちしております。
一人で抱え込まず、ぜひ一度ご相談ください。
※docomo・au・softbankなどの携帯電話アドレスはドメイン指定設定により毎月10件以上の「送信エラー」が起こっているため、 フリーメール(GmailやYahoo!mail)の利用をおすすめします。しばらく経っても返信が来ない方はお電話にてご確認くださいませ。

監修者・執筆者 / 山内
1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。 得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。 監修者・執筆者一覧へ
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