
合鍵の作成を、ネットで注文することができることをご存知でしょうか。
スマートフォンで撮影した鍵の写真で、簡単に合鍵を作ることができるのです。
この利便性を悪用したストーカーの事件が勃発しました。
ストーカーは合鍵を無断で作成し、女性の家に何度も侵入したといいます。
本記事では、簡単に合鍵を作れてしまうシステムと、それをストーカーによって悪用されてしまう現状を解説します。
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職場の同僚女性の鍵をスマートフォンで撮影し、写真をもとに合鍵を作って家に侵入するなどした疑いで男が逮捕されました。
白井孝和容疑者は4月ごろ、店長を勤めていた職場の従業員で、女子大学生の自宅に合鍵を使って侵入し、プリントシール2枚を盗んだ疑いがもたれています。
白井容疑者は女性のかばんの中にあった鍵をスマートフォンで撮影し、鍵についている番号を使ってインターネットで合鍵を作っていました。
白井容疑者は、女性の勤務中を狙い少なくとも13回は侵入していて、「好意を持っていた」などと容疑を認めているということです。
引用元:YAHOO!ニュース|部下の女子大学生の鍵の写真で合鍵作成し家に侵入…プリントシール2枚盗んた疑いで店長の男逮捕「好意持っていた」13回侵入か(2025年07月24日)

実物の鍵がなくても合鍵が容易に作成できます。
ほとんどの鍵(比較的新しいディンプルシリンダー錠も含め)は、メーカー名と鍵番号さえあれば簡単に合鍵を作成することが可能です。
実物の鍵が手元になくても、鍵に刻印された番号とメーカーが分かれば、インターネットを通じて合鍵を注文できます。
また、店舗によっては本人確認が不要なところもあり、これが犯罪に悪用されています。
鍵の複製は本人確認が義務付けられていないため、このような犯行が横行しています。
番号だけでなく、鍵本体の形状や溝の深さといった情報も合鍵作りの大きなヒントになります。
近年では画像解析技術も発達しており、写真から鍵の形状を再現し、本物と同じ機能を持つ鍵が作られてしまう可能性もあるのです。
ロッカーの鍵に至っては、鍵本体や鍵番号がなくても、鍵本体や鍵穴の写真から合鍵が作成できるケースもあります。
現在の法律では、無断で合鍵を作成する行為そのものには規制がなく、違法行為ではありません。
合鍵を作成した人物が法的な責任を問われるのは、その合鍵を使って住居侵入や窃盗などの事件を起こした場合に限られます。
この法的空白が、犯罪に悪用される一因となっています。

合鍵を作って、住居に侵入するストーカーの事件は年々増えています。
日本の住居侵入犯罪における主な手口として、共同住宅(4階建て以上)の場合、第2位は「合鍵」による侵入で、全体の2割(総計1676件中338件)を占めています。
合鍵を作って家に侵入するストーカーの心理とは、一体どういうものか、解説していきます。
このタイプのストーカーは、相手の立場に立って考えることができないため、自分の行為が相手に不快な思いをさせていることを理解しようとしません。
「僕は君の全てを知っているんだ」というような支配欲を満たします。
ただし、自分の愛情が受け入れられないと知ると、逆上してしまうケースもあるため、大変危険です。
「私はあなたの恋人だから、合鍵くらい持っておくのは当然でしょう?」と、自分と相手が恋愛関係にあるという妄想にとりつかれた状態のストーカーです。
そのため、「ストーカー行為をやめろ」と説得することも難しいタイプになります。
次第に妄想が広がり、逆恨みをして、より深刻な問題に発展することもあります。
このタイプは元配偶者や元恋人に多いです。
拒絶されたことを根に持ち、強烈な執念で相手を追い詰めます。
フラれたことを認められず、プライドを傷つけられたと言いがかりをつけて、あなたに制裁を加えようとします。

合鍵の無断作成行為自体は、現状の法律では違法ではありません。
法的な責任を問えるのは、合鍵を使って住居侵入や窃盗などの事件を起こした場合に限られます。
もし合鍵を作られたかもしれないと不安を感じたり、ストーカー被害に遭っている場合は、一人で悩まずに警察や弁護士、または探偵などの専門家に相談することが非常に重要です。
探偵は、合鍵を持つ人物の特定、行動調査、依頼者のセキュリティ強化、集めた証拠に基づいた法的助言などを行うことができます。
被害者側から加害者を諭すことは困難であるため、適切な対処が必要です。
住居侵入犯罪、特に合鍵による侵入は、あたかも家の「設計図」が第三者の手に渡ってしまうようなものです。
一度設計図が流出してしまえば、いくら堅固な家であっても侵入が容易になるため、物理的な防御だけでなく、鍵の情報の厳重な管理が不可欠であると言えます。
※docomo・au・softbankなどの携帯電話アドレスはドメイン指定設定により毎月10件以上の「送信エラー」が起こっているため、 フリーメール(GmailやYahoo!mail)の利用をおすすめします。しばらく経っても返信が来ない方はお電話にてご確認くださいませ。

監修者・執筆者 / 山内
1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。 得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。 監修者・執筆者一覧へ
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