
近年、盗聴の手口が巧妙化しており、被害が深刻化するケースが増えています。
とくにステルス盗聴と呼ばれる手口は、電波を出すタイミングを制限したり、周波数を複雑化したりするため、発見が非常に難しいです。
一度自宅やオフィスなどに設置されてしまうと、知らないうちに生活が監視されてしまい、プライバシーの侵害が長期化する恐れもあります。
もし少しでも「おかしい」と感じることがあれば、ぜひ最後までお読みいただき、適切な対策にお役立てください。
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ステルス盗聴とは、一言でいうと発見されにくいよう工夫された盗聴行為を指します。
通常の盗聴器は常に電波を発しているため、市販の盗聴器発見器やラジオでも比較的見つけやすいのが特徴です。
しかしステルス盗聴では、電波の出し方や発信方法に細工が加えられており、従来の発見手段では気づきにくい点に大きな違いがあります。
ステルス盗聴は巧妙さを増しており、被害者が気づきにくい状態で私生活を盗み聞きされるリスクが高まっています。

ステルス盗聴器は、一般的な発見器では見つけられにくく作られています。
ここでは代表的な3種類のステルス盗聴器を解説します。
スイッチ連動型盗聴器は、家庭用の電源タップや壁スイッチの内部に盗聴器を仕込み、特定のスイッチを操作したときだけ電波を発信するよう設計されたタイプです。
普段はまったく電波を出さないため、一般的な盗聴器発見器でスキャンしても反応が出ず、すり抜けてしまう点が最大の特徴です。
例えば、電源タップの中に仕込まれたタイプでは、盗聴器と連動しているスイッチをオンにしない限り電波を発することはありません。
ほかのスイッチを押しても電波が出ず、外見からの判断がほぼできないため、発見が極めて難しいです。
また、日常的に使用する生活家電の内部に仕込まれることも多く、住人が違和感を覚えにくい点も悪質なものになります。
常時電波を発しないことで調査を逃れ、必要なときだけ情報を収集するというまさにステルスの名にふさわしい手口といえます。
リモコン式盗聴器は、盗聴犯が手元のリモコン操作によって盗聴器の電源をオン・オフできるタイプです。
盗聴したいタイミングだけ遠隔でスイッチを入れられるため、普段はまったく電波を発信せず、一般的な盗聴器発見器では検知がほぼ不可能になります。
また、このタイプを使用するには電気配線への改造や基板の組み込みなど、専門的な知識が必要です。
市販の簡易盗聴器とは異なり、一般人では扱えないケースも多く、専門調査員の間でも発見できるスキルを持つ担当者は限られるほど高度な手口になります。
リモコン式盗聴器は必要な瞬間だけ活動し、それ以外の時間は完全に沈黙するという高い隠密性を持っています。
スクランブル式盗聴器は、発信する電波の周波数を短時間で何度も切り替える、極めて高度な仕組みを備えた盗聴器です。
一般的な盗聴器が決まった周波数で電波を垂れ流すのに対し、スクランブル式はUHF帯の複数周波数を1秒間に何度も切り替えて発信します。
その結果、受信側はこの複雑な周波数パターンに合わせなければ傍受できず、市販の受信機や簡易的な盗聴器発見器ではまったく追従できません。
調査を行っても、「一定の周波数が発信され続ける」という通常の検出パターンが存在しないため、電波の存在自体に気づけないケースが多いです。
こうした切り替わる周波数を正確に捉えるには、スペクトラムアナライザーと呼ばれる専門機材を使い、電波の動きを可視化する必要があります。
専門的な装置を用いてようやく不規則な電波の異常を確認できるため、個人レベルでの発見は極めて困難です。

ステルス盗聴が厄介なのは、盗聴器そのものが発見されにくく作られている点にあります。
一般的な盗聴器は常時電波を発しているため、発見器で周波数をスキャンすれば比較的見つけやすいのに対し、ステルス盗聴器は電波を出さない時間を意図的に作る点が特徴です。
また、盗聴器が生活家電や電源タップ、壁スイッチなど日常に溶け込む形で仕掛けられることも発見を遅らせる要因です。
見た目では盗聴器かどうか判断がつかず、内部が改造されていても外観からはまず気づくことができません。

ステルス盗聴器は自力での発見が難しいため、正しい手順と適切な対策を知っておくことが重要です。
ここでは、専門業者への依頼からチェック方法まで、効果的な対策を順番に解説します。
ステルス盗聴への最も確実な対策は、プロの盗聴器発見業者や探偵事務所に調査を依頼することです。
ステルス盗聴器の有無を正確に見抜くには、高度な専門知識と機材が不可欠です。
プロの調査員は、スペクトラムアナライザや非線形接合検知機(NLJD)といった専門機器を使用し、リモコン式・スクランブル式などのステルス盗聴器にも対応できます。
これらの機材は電波の動きや電子回路の存在を可視化できるため、通常の発見器では捉えられない不審な機器を特定可能です。
また、発見された盗聴器の撤去はもちろん、今後の侵入防止策や生活環境に合わせた防犯アドバイスまで受けられる点も大きなメリットです。
自力での発見に限界を感じた場合や、強い不安が続く場合は、早めに専門家へ相談することが安心につながります。
専門業者へ依頼する前に、まずは自分でできる範囲の確認を行なうことも大切です。
具体的には、コンセントや電源タップ、延長コードに見慣れない機器が差し込まれていないかを確認します。
ステルス盗聴器は電源タップや生活家電に偽装されることが多く、普段見慣れたものの中に紛れ込む傾向があります。
また、照明スイッチや火災報知器、固定電話機の内部など、外観では気づけない場所に仕掛けられるケースも多いです。
不自然な緩みや、部品のズレなどがないか注意深く見てみましょう。
加えて、ラジオや簡易盗聴器発見器を使って、主要な周波数帯にノイズや不審な反応が出ないかチェックするのも有効です。
ただし、ステルス盗聴器は電波を停止している場合が多いため、反応がなかったから絶対に安心とは言い切れません。
こうしたセルフチェックはあくまで一次確認ですが、異変に早期に気づくための大切なステップです。
自分で簡易的にチェックしたい場合は、大手警備会社などが販売しているDIY向け盗聴発見センサーを活用する方法があります。
価格は数千円〜数万円ほどで、手軽に電波の有無を確認できるため、「まずは自分で調べてみたい」という方に向いているアイテムです。
ただし、これらの簡易センサーは一般的な盗聴器を想定した製品であり、発見できる盗聴器の種類に限りがある点に注意が必要です。
DIYセンサーはあくまで初期チェックとして利用し、違和感が残る場合は、必ず専門業者へ相談し、より精密な調査を依頼することをおすすめします。
ステルス盗聴を防ぐには、盗聴器を仕掛けられない環境をつくることが最も重要です。
盗聴器は基本的に現場へ侵入しなければ設置できないため、日常の防犯意識を高めるだけでも被害を大きく減らせます。
まず、賃貸物件に入居する際は、専門業者の盗聴器探索サービスを利用するのがおすすめです。
以前の入居者や業者が設置した盗聴器が残っているケースもあるため、入居前のチェックは安心材料になります。
また、家の中に勝手に入れる状況をつくらないことも大切です。
業者を装った人物に不用意に鍵を渡さない、立ち会いなしの入室を許さないなど、基本的な警戒心が盗聴被害の防止につながります。
さらに、合鍵の管理徹底や、外出時の施錠・窓のチェックを怠らないなど、第三者が出入りできない環境づくりを意識してください。
盗聴器は物理的に仕掛ける必要があるため、侵入さえ防げば被害の可能性は大幅に下がります。

ステルス盗聴を放置すると、気づかないうちに生活のあらゆる情報が漏れ続け、被害が長期化する恐れがあります。
ここでは、ステルス盗聴を放っておくリスクを解説します。
ステルス盗聴を放置した場合の最も深刻な問題は、プライバシーが継続的に侵害され続けることです。
盗聴器は、家族との会話、仕事の相談、金銭に関わる情報、恋愛や人間関係といった非常に私的な内容まで収集してしまいます。
とくにステルス盗聴器は、必要なタイミングだけ電波を発するため、被害者が気づくまでの期間が長くなりがちです。
その間、日常生活の一部始終が盗聴者へ筒抜けになり、知らないうちに口座番号など深刻な情報流出が続いてしまいます。
プライバシーの侵害だけでなく、クレジットカード情報の悪用など二次被害が拡大する可能性もあります。
ステルス盗聴を放置すると、盗聴者が得た情報をもとに行動をエスカレートさせる危険があります。
最初は単なる興味本位だったとしても、被害者の予定や行動、生活パターンが把握されることで、つきまといや待ち伏せなどのストーカー行為へ発展するケースもあります。
このような行為が悪化すれば、身の安全すら脅かされる事態につながりかねません。
早い段階で異変に気づき、確実な対策を講じることが、自身や家族を守るうえで重要です。
ステルス盗聴を放置した場合、日常会話だけでなく、仕事に関する機密情報や個人の信用に関わる内容までも漏えいする危険があります。
社内の重要な打ち合わせ内容、顧客情報、取引条件、パスワードや金融情報などが盗み取られれば、業務への影響は避けられません。
とくに社会的な立場がある方や機密性の高い業務に従事している方の場合、情報流出はそのまま信用の失墜や取引停止、トラブルの拡大へと直結します。
盗聴者がこれらの情報を悪意を持って利用すれば、企業や個人の評価に深刻なダメージが及ぶ可能性も高いです。
一度失った信用を取り戻すのは容易ではないため、少しでも「おかしい」と感じた段階で早めに対策を講じ、情報漏えいのリスクを最小限に抑えることが重要です。

ステルス盗聴は、電波の制御や巧妙な隠蔽によって、一般の発見器や個人のチェックでは見つけにくいのが現実です。
不安を抱えたまま生活を続けてしまうと、プライバシーの侵害やストーカー行為、機密情報の漏えいといった深刻なトラブルにつながる恐れがあります。
確実に状況を改善したい場合は、盗聴器発見の専門業者や探偵事務所に相談することが最も安全で確実な方法です。
専門家は高度な調査機材と豊富な経験を持っているため、スイッチ連動型・リモコン式・スクランブル式などのステルス盗聴器にも幅広く対応できます。
「なんとなくおかしい」「気になることがある」といった小さな違和感でも、早めに専門家へ相談することで、被害を最小限に抑えることができます。
あなたとご家族の安全を守るためにも、迷ったらまず専門家へ相談することをおすすめします。
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監修者・執筆者 / 山内
1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。 得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。 監修者・執筆者一覧へ
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