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公開日: 2026/02/16 最終更新日: 2026/02/17
ハッキング調査関連記事 - ハッキング相談サポート
 公開日: 2026/02/16 最終更新日: 2026/02/17

不正アクセスで被害届は可能?探偵依頼の役割

この記事の読了目安時間は約 2 分です。

不正アクセスとは、第三者が他人のIDやパスワードを不正に利用し、情報システムや端末の内部へ侵入する行為を指します。

近年は企業だけでなく、一般の個人が不正アクセスの被害に遭うケースも増えており、「これって被害届は出せるのだろうか」「警察は対応してくれるのか」と不安を感じる方も少なくありません。

実際には、不正アクセスの被害届は提出できる場合もありますが、証拠の有無や被害状況によって、警察の対応が大きく変わるのが現実です。

そのため、被害を感じた段階で何を確認し、どこに相談すべきかを正しく判断することが重要になります。

本記事では、不正アクセスに該当する具体的な行為の整理から、被害届を出す際の注意点、警察が動きにくいケースでの対処方法までを解説します。

また、探偵に依頼することで可能になる調査や証拠収集の役割についても、探偵目線でわかりやすくご説明します。

目次 [ 閉じる ]

不正アクセスに該当する行為とは

不正アクセスは、不正アクセス行為の禁止等に関する法律(不正アクセス禁止法)によって禁止されています。

被害届を出せるかどうかは、どの行為に該当するかによって判断が分かれるため、まずは法律上「不正アクセス」とされる行為を正しく理解することが重要です。

不正アクセスに該当する行為は、主に以下の5つに分類されます。

  • 不正アクセス行為
  • 不正取得行為
  • 不正アクセス行為の助長行為
  • 不正保管行為
  • 不正入力要求行為

それぞれの内容を、被害届との関係も踏まえて解説します。

不正アクセス行為

不正アクセス行為とは、他人のIDやパスワードなどの識別符号を不正に利用して、コンピューターやウェブサービスに侵入する行為を指します。

不正アクセスは、未遂であっても処罰対象となる可能性があります。

なりすまし行為

他人のID・パスワードを使ってログインし、SNSへの投稿やオンラインサービスを利用する行為が該当します。

夫婦や交際相手であっても、無断でログインした場合は不正アクセス行為と判断される可能性があります。

セキュリティの脆弱性を突いた侵入行為

プログラムの不備や未更新のソフトウェアを狙い、内部に侵入する行為です。

侵入後に情報を改ざん・取得した場合、被害届が受理されやすくなります。

これらの行為は、3年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される可能性があります。

不正取得行為

不正取得行為とは、不正アクセスを目的として、他人のIDやパスワードを不正に取得・閲覧・記録する行為です。

実際にログインしていなくても、取得した時点で犯罪に該当する場合があります。

  • 職務上の立場を利用してアカウント情報を確認した
  • 操作中の画面を盗み見て暗記・記録した
  • 個人的興味でIDやパスワードを把握した

不正取得行為は、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科される可能性があります。

不正アクセス行為の助長行為

助長行為とは、正当な理由なく、他人のIDやパスワードを第三者に提供する行為を指します。

相手の目的を知らなかった場合でも、処罰対象となる可能性があります。

この行為も、被害届の対象となるケースがあります。

不正保管行為

不正保管行為とは、不正に取得した他人のアカウント情報を保管する行為です。

  • 書面やデータで保管する
  • USBやスマートフォンに保存する
  • 偶然知った情報を記録する

この段階でも、犯罪として成立する可能性があります。

不正入力要求行為

不正入力要求行為は、いわゆるフィッシング行為を指します。

正規の管理者を装い、IDやパスワードの入力を求める行為は、被害届の対象となりやすい不正行為です。

不正入力要求行為は、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科される可能性があります。

被害届が出しやすい行為・出しにくい行為の違い

不正アクセスに該当する行為であっても、すべてのケースで被害届が受理されるわけではありません。

警察が被害届を受理できるかどうかは、被害の客観性や証拠の有無によって判断されます。

そのため、同じ不正アクセス行為であっても、被害届が出しやすいケースと、出しにくいケースが存在します。

被害届が出しやすい行為の例

次のような行為は、被害の事実を客観的に説明しやすく、被害届が受理されやすい傾向があります。

  • 第三者による不正ログインの記録が残っている
  • アカウント情報の変更や削除など、明確な被害結果が発生している
  • 不正アクセス後に金銭的被害や情報漏えいが確認されている
  • フィッシング詐欺など、不正入力要求行為の証拠が残っている
  • アクセスログや通信履歴など、客観的なデータが存在する

これらのケースでは、被害の発生時期・内容・影響範囲を具体的に説明できるため、警察による被害認定が行われやすくなります。

被害届が出しにくい行為の例

一方で、次のようなケースでは、被害届の提出が難航することがあります。

  • 不正アクセスの痕跡が残っていない、または確認できない
  • 本人の操作ミスや設定変更との区別がつかない
  • 被害が「不安」や「違和感」の段階にとどまっている
  • ログイン情報を共有していた可能性が否定できない
  • 第三者による行為であることを客観的に証明できない

これらの場合、不正アクセスそのものを否定されるわけではありませんが、警察が事実関係を立証することが難しく、被害届の受理に至らないケースがあります。

このように、被害届が出せるかどうかは「不正アクセスかどうか」だけでなく、第三者による行為であることを示す証拠があるかが重要な判断材料になります。

そのため、被害を感じた段階で状況を整理し、証拠を保全したうえで、専門家に相談することが現実的な対応といえるでしょう。

 

被害届を出す前にやってはいけない行動

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不正アクセスの被害に気づいた直後は、不安や焦りから行動してしまいがちです。

しかし、初動の対応を誤ると、被害届の提出が難しくなるケースがあります。

ここでは、被害届を検討している段階で避けるべき行動を整理します。

端末やアカウントを自己判断で初期化してしまう

不安を感じて、スマートフォンやパソコンを初期化したり、アプリを削除したりする方は少なくありません。

しかし、これらの行動は不正アクセスの痕跡やログを消してしまう可能性があり、結果として被害の立証が難しくなります。

被害が疑われる場合は、操作を最小限にとどめ、現状を保存することが重要です。

加害者と思われる相手に直接連絡を取る

「誰がやったのか確かめたい」という思いから、加害者と思われる人物に直接連絡を取ってしまうケースがあります。

しかし、この行動は証拠の隠滅や、さらなる被害を招くおそれがあります。

また、後から警察に相談した際に、「当事者間のトラブル」と判断されてしまう原因になることもあります。

自己流で調査や復旧を進めてしまう

インターネット上の情報を参考にして、自己流で原因究明や対処を行う方もいます。

ただし、操作履歴や通信記録を上書きしてしまうと、第三者による不正行為を証明できなくなる可能性があります。

調査と復旧は目的が異なるため、順序を誤らないことが重要です。

被害内容を曖昧なまま相談・申告する

「何となくおかしい」「気持ち悪い」といった感覚だけで相談をすると、被害の実態が伝わりにくくなります。

被害届を検討する場合は、いつ・どの端末で・何が起きたのかを時系列で整理しておくことが重要です。

この整理が不十分なまま相談すると、被害として認識されにくくなることがあります。

被害届を出すかどうか迷っている段階では、「何をするか」よりも「何をしないか」が重要になることもあります。

証拠を守り、状況を整理したうえで、警察や専門家に相談することで、適切な対応につながりやすくなります。

不正アクセス被害に関して警察が動けない場合の相談先

不正アクセスの被害を訴えても、証拠が不十分な場合や、被害の実態が客観的に確認できない場合、警察がすぐに捜査へ動けないことがあります。

これは被害を軽視しているわけではなく、刑事事件として立件するために必要な要件を満たしていないケースがあるためです。

そのような場合は、今後の目的に応じて適切な相談先を選ぶことが重要になります。

損害賠償請求をしたい場合は弁護士に相談

不正アクセスによる損害について金銭的な補償を求めたい場合は、弁護士への相談が必要になります。

損害賠償請求を行うには、主に加害者(不正ログイン者)の身元の特定と、民事責任の追及という二つのステップが求められます。

警察は刑事責任の追及を行う機関であり、損害賠償といった民事上の補償については介入できないため、弁護士による対応が必要となります。

加害者(不正ログイン者)の身元の特定

加害者の特定に向けて、弁護士に依頼し、弁護士会照会などの法的手続きを検討することがあります。

弁護士会照会は、弁護士が受任した事件について、官公庁や企業などに対し必要な情報の開示を求めることができる制度です。

不正ログインの事案では、プロバイダ責任制限法に基づく発信者情報開示請求が利用できないケースもあるため、状況に応じて別の法的手段が検討されます。

 

民事責任の追及

不正アクセスによって生じた損害について、示談交渉や民事訴訟を通じて賠償を求める場合、弁護士が代理人として対応することが可能です。

損害の立証方法や請求の可否についても、弁護士から具体的なアドバイスを受けることができます。

不正アクセスの証拠収集をしたい場合は探偵に依頼

不正アクセス被害では、まず証拠を整理し、その後に弁護士や警察へ相談するという流れになることが少なくありません。

警察や弁護士に相談する際に共通して必要となるのが、不正アクセスが発生したことを示す証拠です。

証拠がなければ、いずれの機関も具体的な対応を進めることが難しくなります。

証拠収集を目的とする場合は、不正アクセスに精通した探偵事務所への相談が有効な選択肢となります。

探偵は、デジタルフォレンジック調査を通じて、証拠となるデータの解析や保全を行うことが可能です。

証拠の収集と保全

削除されたファイルやアクセス履歴、通信ログなどを可能な限り解析し、警察や弁護士へ提出可能な形で証拠を整理します。

一般的なセキュリティソフトでは把握できない情報が確認できる場合もあります。

 

被害経路と範囲の特定

フォレンジック調査により、不正アクセスがどの経路から行われ、どの範囲に被害が及んだのかを特定できる可能性があります。

被害の全体像を把握することは、今後の対応や再発防止策を検討するうえで重要です。

 

原因究明と再発防止

情報がどこで、どのように漏えいしたのかを分析し、再発を防ぐための対策を検討することも可能です。

不正アクセス発生後は、できるだけ早い段階で証拠を整理することが、その後の対応を左右します。

証拠収集の専門家である探偵に依頼することで、次の対応へスムーズにつなげることができるでしょう。

探偵調査が有効になる具体的なタイミング

不正アクセスの被害に遭った場合、すべてのケースで探偵調査が必要になるわけではありません。

一方で、警察や弁護士だけでは対応が難しい段階において、探偵調査が有効に機能するケースがあります。

ここでは、実務上探偵調査を検討すべき具体的なタイミングを整理します。

不正アクセスの事実は疑われるが、証拠が不足しているとき

アカウントの挙動に違和感がある、設定が変更されているなど、不正アクセスが疑われる状況でも、観的な証拠が不足している場合、警察がすぐに動くことは難しくなります。

この段階では、端末やアカウント内に残るデータを解析・保全する調査が有効となります。

被害届を出したが、受理されなかった・捜査に進まなかったとき

被害届を提出しても、証拠不足や事実関係の不明確さから、捜査に進まないケースは少なくありません。

その場合、後から提出できる追加資料や証拠を整えることで、再度の相談や判断につながる可能性があります。

探偵調査は、こうした警察対応の前段階を補完する役割を果たします。

加害者が身近な人物である可能性が否定できないとき

不正アクセスの加害者が、家族・交際相手・職場関係者など、身近な人物である可能性がある場合、警察への相談に踏み切れない方もいます。

このようなケースでは、第三者の専門家による客観的な調査を行うことで、事実関係を冷静に整理することが可能です。

損害賠償や法的対応を検討しているとき

民事での損害賠償請求や法的対応を検討する場合、被害の立証につながる証拠の整理が重要になります。

探偵による調査結果は、弁護士へ相談する際の資料として活用されることが多く、その後の手続きを円滑に進める材料となります。

被害の全体像を把握し、再発防止を考えたいとき

不正アクセスがどの経路で発生し、どこまで影響が及んでいるのかが不明なままでは、根本的な解決につながりません。

探偵調査では、被害経路や影響範囲を整理し、今後同様の被害を防ぐための判断材料を得ることができます。

探偵調査は「警察の代わり」ではなく、警察や弁護士に相談するための準備段階として有効に機能することがあります。

被害の状況や目的に応じて、調査を検討するタイミングを見極めることが重要です。

 

不正アクセス被害でよくある質問

Q&A

不正アクセス被害は、特別な知識や立場がある人だけに起こるものではありません。

ここでは、実際に多く寄せられる質問をもとに、被害に遭った際の考え方や対応のポイントを整理します。

不正アクセス被害に遭ったら、まず何をすればいい?

不正アクセスの疑いがある場合は、被害の拡大を防ぎつつ、その後の対応に備えることが重要です。

  • アカウントのパスワード変更と二段階認証の設定
  • 端末をネットワークから切り離し、ウイルス感染の有無を確認
  • アクセス履歴や通知メールなどの証拠を保存・記録
  • 利用しているサービス提供会社や金融機関への連絡

これらを行ったうえで、警察の相談窓口や専門家に状況を伝えると、次の対応を判断しやすくなります。

不正アクセスの加害者は特定できる?

ケースによっては、加害者の特定につながる可能性があります。

ただし、発信元が匿名化されている場合や海外サーバーを経由している場合など、警察の捜査だけでは特定が難しいケースも少なくありません。

そのような場合、ジタルフォレンジック調査によって、被害の証拠や経路を整理し、警察や弁護士へ相談するための資料を整えることが有効です。

自分のケースで被害届が出せるか判断できない場合は?

不正アクセスに該当するかどうか、被害届が受理されるかどうかは、被害内容や証拠の状況によって判断が分かれます。

自己判断が難しい場合は、状況を整理したうえで、警察の相談窓口や専門家に相談することで、現実的な対応方針が見えてくることがあります。

不正アクセス被害に遭ったら当探偵事務所にご相談ください

不正アクセスによる被害は、情報漏えいや金銭的損失だけでなく、強い不安や精神的な負担を伴うことがあります。

加害者が誰かわからない状況では、「どこに相談すればいいのか分からない」と感じてしまう方も少なくありません。

当探偵事務所では、不正アクセス被害の状況整理から、証拠の保全・調査まで、段階に応じたサポートを行っています。

無理に調査を進める必要はありません。

まずは現状を整理するだけのご相談でも構いません。

お使いの端末やアカウントに不安を感じた段階で、早めに相談することが、その後の対応をスムーズにすることにつながります。

24時間365日、問い合わせフォーム・メール・電話・LINEにて無料相談を受け付けています。

少しでも違和感や不安を覚えた場合は、お一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。

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    監修者・執筆者 / 山内

    1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。 得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。 監修者・執筆者一覧へ

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